朝三暮四的な日々

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海難1890 を見ました

2015-12-05 18:43:38 | 日記


5日から封切りになった日本・トルコ合作映画「海難1890 」を見て来ました。1890年(明治時代)に親善訪日したトルコの軍艦が帰路についてすぐ和歌山県串本沖で台風に遭い遭難事故にあいました。500名以上の乗組員がなくなりましたが、地元の村民が必死に救難活動をして69名が助かりました。

95年の時を経て1985年にイラン・イラク戦争のあおりを受けて現地に滞在していた200名以上の日本人の緊急脱出が必要になりましたが、日本政府は自衛隊も日本航空も派遣することができずに、日本人だけが取り残される状態でした。そのときに救援の飛行機を出してくれたのがトルコ政府でした。95年前の恩義を覚えていて、救いの手を差し伸べてくれたのです。ざっとこんなストーリーでした。

映画を見て感じたのは自国民を救うために救援機を派遣することのできない日本政府のふがいなさにがっかりでした。現在でもこれと似たような事件が起きた時に邦人救出のために日本政府はすぐに救援機を派遣できる法体制を整備できているのか不安になりました。