![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/b3/6b5f1c4d66b73f1e531c20dac353ca09.jpg)
これまで、これほどショパンの作品ばかりの、色々なピアニストの方の演奏を
聴き比べるなどと言うことはなかったので
日頃気になっているピアノの音色(ねいろ)について考えさせられ
大いに耳の鍛錬をさせて頂きました。
コンクールの審査基準が色々取り沙汰されていたりしますし
また沢山の最高級のピアニストさんたちの演奏では
結局、審査員の好みということにもなるのかと思います。
さて、6位のJJ.JUN LI BUIさんから
優勝されたBRUCE (XIASOLYU)LIU さんたちWinnersの方々の
全員がFAZIOLIのピアノでという演奏です。
これまでにも書きましたが、このピアノはイタリア製で
非常に明るい音色で開放的な空間が広がります。
スタインウェイとは違い、表現が適切ではないかも知れませんが
私には開けっぴろげな感じがします。好みは色々かと思いますが
このピアノでご自分の良さを表現できるかは
とても難しいだろうと思いました。
審査員の先生がた。
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受賞者の方々。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/45/6e1e04f5033e983740cd2837a763f3ed.jpg)
小林愛美さん。
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反田恭平さん。
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反田恭平さんは、予選での挑戦では、ダイナミックな箇所も細心の注意をしながら
スタインウェイのピアノで、きめ細やかで自由な歌いまわしの
ショパンの音楽の世界に引き込む演奏をされました。
また、小林愛美さんは、3次の時のプレリュードで聴いた
静寂とパワフルな世界を作り上げられていましたが
Winnersの演奏では、お二人の音が時々、少し爆発的な音に聞こえたのは
このピアノの音質だからでしょうか。
やはりスタインウェイはマルチで、個人的にはこちらの方が
私の好みだなぁと再確認しました。
しかし、優勝者だけ最後、ピアノ協奏曲第1番の演奏で
BRUCE (XIASOLYU)LIU(ブルース・リウ)さんの音を聴いて
この方が優勝されたことに納得出来た気がします。
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同じピアノなので、ピアニストさんの音色の違いが如実にわかります。
ブルースさんは、FAZIOLIのピアノに精通しているからでしょうか
バランス良く硬軟を使い分け、しかも最初から私がこの方に感じた
キラキラとした宝石のような音色の響きでホールの空間を包み込み
他のピアニストの方の、少し豪快で開放的な音とは違う
24歳という若さもありながら、音量(音質)の加減が絶妙のダイナミックさもあり
早くから経歴を摘まれているキャリアも感じました。
この方はカナダ生まれで
リチャード・レイモンドとダン・タイ・ソン(ベトナム出身・1980年の優勝者)に
師事しています。
以上私の独断と偏見で恐縮ですが、Winnersの演奏での感想です。
少しずつ秋めいて、清澄な空気になってきたこの時期に
貴重で素敵な音楽空間を共有させて頂いて
まだもう少し
私もピアノを弾き続けていたいなと思った至福の時間でした。
さて、また今、2005年に観て涙腺崩壊だった韓国ドラマ「復活」を
プライムビデオで観ています。
あの当時も、最低でも5回以上は繰り返し観ましたが
今回やっぱり「乙女」な私は、オム・テウンとハン・ジミンの
血の繋がっていない兄妹の、サスペンスラブロマンスドラマに涙しています。
また私のドラマ鑑賞の日常に戻りました。
スタインウェイ & サンズの営業の方は顔真っ青になったことでしょう。スタインウェイ & サンズから見れば、"FAZIOLIの逆襲" と捉えているかもしれませんね。(スターウォーズ風)
今回のFAZIOLIのピアノの音を聴いて、私は
やっぱりスタインウェイの方が好みだなぁと思いました。
いろんな音楽のジャンルに合うピアノだと思います。
ピアノのメーカーは、ピアニストさんそれぞれの好みですが
FAZIOLIのデビューでファンが増えるかもしれませんね(^。^)