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こんなバスもあった。
西郷どんの大口の笑顔に思わず笑みが浮かぶが、篤姫がなんで眼鏡をかけてるの?
宮﨑あおいが「篤姫」を演じた時、主人の同級生の方のお一人が私をよく篤姫と呼んでくれた。
主人が亡くなった時我が家に何度もお参りして下さったその方も、翌年に急逝されて時は否応なく過ぎていく。
「西郷どん大河ドラマ館」は鹿児島中央駅からバスで10分ぐらい行った街なかに作られていた。
NHKが作った観光地らしい。
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ドラマ館に入館する時、隆盛の顔に似せて?黒くて太いテープを眉毛に貼られて無料で撮影してくれた。
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西郷家のセット。
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大久保家。
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ドラマ館を出て、次はシティービューで「城山展望台」に行く。
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少し前の回のドラマでは、大久保利通が国内の政治を安定させると主張し、西郷どんは日本人も居る朝鮮に友好関係を結ぶために行きたいという。
意見の食い違いで結局西郷どんは政治から身を引き鹿児島に戻り私学校を立ち上げる。
政府のやり方に不満があった私学校の若い士族たちは、先週の回では、密偵を送り込んだ大久保のやり方に激怒していた。
色々書いている文献に寄ると情報の錯綜や誤解も絡んで、当然西郷どんはストレスなどで体調も不調になり精神的に追い詰められたことや、徐々に首謀者に担ぎ出された感も否めない西南戦争へと向かっていったようだ。
大久保にとって西郷は目の上のたんこぶ的な人物。決起した薩軍を追い込んで行ったようだ。
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私たちは城山展望台に登って目の前の桜島に感激していると、観光ガイドをされている年配の男性が「西郷軍は3、400人に対して、大久保の政府軍は4万人で追い込んで行った」と言っておられた。
西郷どんが追い込まれて身を隠していたと言う城山の洞窟と、終焉の地まで妹とバスで来た道を歩いて下った。
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西郷どんはこの洞窟に5日間居たが死を覚悟して洞窟を出るが、敗退する途中で流れ弾が腰と大腿骨に当たって力尽きる。終焉の地と言われている所で別府晋介の介助で自決したのだそうだ。享年49歳。
150年ほど前に日本の将来を思う人々の思惑の食い違いが、悲劇の戦争を起こし義士たちが散っていったという事実の前に、切ない感情がこみ上げると同時に、歴史の変遷の上に現代が繋がっていることも思った。
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明日の「西郷どん」はこの西南戦争勃発あたりからかもしれない。あと2回で大河ドラマも終わるよう。
旅のエッセイもようやく最終章。最後は島津家のお屋敷「仙巌園」
「今宵はここらで良かろうかい」