ドラマや映画見放題の「プライムビデオ」を利用している方は多いと思う。
ずいぶん前にケイト・ウィンスレットという女優さん主演の「愛を読む人」を観た。
この女優さんは「タイタニック」でレオナルド・ディカプリオと共演した主演女優さん。
内面の深層心理の微妙な感情を表現する役どころが多い、名女優さんだと思う。
映画の紹介文にこう書かれている。
ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を
「めぐりあう時間たち」の監督&脚本家コンビが映画化。
1958年のドイツ、15歳のマイケルは、21歳年上のハンナとベッドを共にし
彼女に頼まれて本を朗読してあげるようになるが、ある日突然
彼女は姿を消す。
時は流れ、戦時中のある罪を問われて投獄されたハンナのために
マイケルは物語を朗読したテープを刑務所に送り続けるが……。
第81回アカデミー賞でケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞。
戦時中、彼女はナチのユダヤ人を収容所送りにする時、看守として働いていた。
その当時の罪を裁く裁判で、看守仲間から彼女に全部の罪を着せられてしまう。
彼女は、無実かどうかの証拠となる「サインした書類の筆跡が自分のものか?」
という問いに「そうだ」と答えて服役することとなる。
彼女は「文盲」だった。「違う」と言えなかったのだ。
答えたとしても筆跡判定でサインをすることもできない。
裁判での大勢の聴衆の中で「そのこと」を知られたくなかったのだ。
この裁判の傍聴席に、法科の大学生となった彼がいた。
この後収監された彼女に面会しようとしたができなくて十数年経ち
ようやく会いに行けたが、意欲もなく変わり果てた姿の彼女を見た彼は
昔読んであげたチェーホフの小説や、ホメロスの「オデュッセイヤ」などを朗読した
録音テープを送り続ける。
彼女は送り主が彼だと知って、それから必死で文字を覚え、拙いけれど
手紙を書き送り続ける。
20年服役して出所できることになるが、、、。
結末はあまりにも切ない物語だった。
妹「あっちゃんもこんな映画見るんや(笑)」
私「観るよ~馬鹿にしないでよ~(笑)」