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聴刻堂日乗

「八月の御所グラウンド」(万城目学)

「八月の御所グラウンド」という
本を読んだ。万城目学の小説だ。

二編の小説が収録されている。
「十二月の都大路上下ル」と
「八月の御所グラウンド」。

二つの物語に関連性は無い。
共通点は、京都、スポーツ、青春、
ちょっと幽霊っぽい話。

二つとも面白かった。好き・嫌い
で言えば、「十二月の・・・」の方
が好きかもしれない。

「八月の・・・」は第170回直木賞
受賞作品。それはそれで納得。
作品のスケールも完成度も上だ。

それにしても「八月の・・・」。
伝え方が巧みだ。

戦争を知らない僕らが、戦争につ
いて思うことを表現するとしたら、
まさしくこういう物語になるんだ
ろうなぁ。

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