姑との別れ

夫と結婚以来26年、私の携帯に初めて姑からの着信履歴があった。

夜遅くに発見したので、気になりながらも起こしてはいけないと翌日の朝電話をした。
でも・・・出ない。
夕べから嫌な予感がしてたのが、やはり的中してしまったか・・・

その後、姑の妹から電話があった。
昨日、姑の告別式が終わったと。
携帯への着信は、妹がしたものだった。

遠方の私へ、負担をかけないようにと　姑の配慮で全て終わってから連絡したらしい。

昭和7年生まれの姑・・・最期は一人で家の中で倒れているのを妹に発見されたが蘇生できず。
穏やかなお顔だったらしい・・・

気難しい舅と若くして結婚、夫は一人っ子だった。
あまりに気難しい舅が嫌になって、他の男性に行こうかと悩んだ時期もあったと、以前話してくれた。
舅に似た夫で私も苦労ばかりだったから気持ちはわかる（笑）

舅を亡くし、一人息子に先に逝かれ、その後の人生はさぞ空しく寂しかっただろうとつくづく思う。

人が自分のためだけに生きるって、限度があると思っている。

誰かの為じゃないと、生きることに疲れて、もういいか・・・と思ってしまうに違いない。

愛する人を亡くし、早く迎えに来て欲しいと願っていた気持ちは悲しいけれど理解できる。

これからは、舅と息子と3人で、幸せだった頃のようにどうぞお幸せに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌