釣りと環境破壊

6/24(日)の読売新聞くらし面に「釣り具もエコで」と題した記事が掲載されている。　釣りで使うオモリからの鉛の溶け出しや、切れて放置されたルアーや釣り糸による生物への被害を示した上で、鉛を含まないオモリ、生分解性のプラスチックを使ったルアーや釣り糸が商品化されていることを紹介している。

こういった動きがあることは非常に良いことだと思うが、記事中で紹介されている日本釣用品工業会事務局長のコメントがいけていない。　「釣りも環境を考えて楽しむ時代。」と言ったらしいが、自然の生物を相手にする趣味、その趣味に依存しているメーカー団体にしては、環境に対してどこか他人事で受け身な印象を受けてしまう。
自然の生態系が壊されてしまうと釣りなんかできなくなるのだから、もっと積極的に環境に関与する意識が必要だろう。
「環境を考えられない人が、釣りを楽しむ資格はない。」ぐらいのことは言って欲しかった。