千歳山研究所

ふるさとの名山、千歳山に思いをはせる野鳥写真初心者

PLAYBOY(日本版・第2号)1975年8月号

2022年08月15日 | PLAYBOY日本版

 PLAYBOY(日本版・第2号)1975年8月号です。値段は前号と変わらず360円。

 

■ 表紙

創刊号の黒地と対照的に白地で金色のバニー、キスマーク付き。

 

■ 目次

 

■ 資生堂 ブラバス

オーデコロン 1,200円。

現在も絶賛発売中で、サイトには「さわやかな男の柑橘系の香りのオーデコロン スッキリとしたシトラス(柑橘系)と

青っぽいグリーンノートの香りが、さわやかできりっとしまった清潔感を与えます。」という紹介文が。

現行品のデザインも、見たところほとんど変わっていないように見えます。

今の価格は1,518円(税込み)。税抜きだと1,380円。47年間で180円だけの価格上昇。う~ん、評価に困る。

 

■ Technics レコードプレーヤー

カートリッジ別売で90,000円。高グレード。

ここのところアナログオーディオが見直され、ターンテーブルも復活してきたという記事を目にしたことがあります。

Technicsブランドは今も健在で、サイトには高額な機材が並んでいました。

私の家にも、こんな高級品ではありませんでしたがTechnicsのステレオセットがありました。

 

■ Canon EF

ボディ標準価格72,500円。FD50ミリ F1.4付 103,00円。

もちろんフィルムカメラですが、今でもオークションサイトなどで盛んに取引されているようです。

 

■ ホワイトホース

ホワイトホースは19世紀から続くスコッチウイスキーのブランドです。

この広告には値段が書いていないので、調べてみました。

1978年ではありますが3,200円。昔はとにかく輸入洋酒は高かったという記憶があります。

為替もあったのでしょうが、今のホワイトホースはほぼ半額程度。

私はウイスキーはほとんど飲みませんが、輸入品に限らず、国産品も安くなっているようです。

 

■ ブリヂストン スチールラジアル

写っているのはRD-203 175 SR14 とのこと。

ブリヂストンのサイトによれば

「日本のモータリゼーションは1965年頃から本格化し、ラジアルタイヤが急速に普及していきました。当社は早くからラジアルタイヤの開発に力を注いでいたため、他社に先駆けて量産量販体制を整えることができました。ラジアルタイヤは当初、マニア向け商品としてのイメージが強かったのですが、やがて一般ドライバーにも急速に普及。当社のラジアルタイヤ生産量は、発売当初の1967年に7万5千本であったのが、10年後の1977年には440万本に達し、乗用車用タイヤとトラック・バス用タイヤ合計でのラジアル化率は50%近くに達しました。」

とのことです。車の性能が向上し、高速道路も拡大を続け、ちょうどラジアルタイヤが普及していった時期のようです。

 

■ レナウン Simple Life

ピーター・フォンダの自筆で Simple life is my way とあります。

ピーター・フォンダは2019年に亡くなられています。ご迷惑をお祈りいたします。

レナウンは2020年に倒産。

これも時の移ろいか。

 

■ マンシングウェア Grand Slam

ペンギンがシンボルマークの、デサントのゴルフウェアブランド。

現在もブランドは継続しています。すばらしい。

モデルのガイバーガーさんは1937年生まれ、84歳でご存命です。

 

■ ビクター M-5

前月号で紹介済みです。

4電源方式とあります。単一電池6本とAC電源は分かるのですが、あとは別売の専用充電式電池(2,300円)、

こちらも別売のプラグを使えばカーバッテリーでも使用可能ということのようです。

47,800円はかなり高いように思いますが、果たしてどれくらい売れたのでしょうか。

 

■ カネボウ化粧品 EROICA

資生堂ブラバスに続いての男性化粧品。

EROICAのブランドは、まだありました。商品のラインアップは3種類だけになっていましたが。

左側のオードトアレは高級紳士用化粧品シリーズということで2,500円。

右側も同じオードトアレですが「高級」がつかないので1,200円。

 

■ 日産 チェリー F-Ⅱ

「クミコ、君をのせるのだから。」のクミコは秋吉久美子さん。1954年生まれで当時21歳。少しだけお世話になった記憶があります。

1970年にデビューしたチェリーが1974年にフルモデルチェンジ、2代目ゆえのF-Ⅱのサブネーム。

1,200ccと1,400ccがありますが、価格は調べ切れませんでした。

この広告は、車の写真は右上に小さく載っているだけで、秋吉久美子さんがむしろ中心。

二十歳を過ぎたとは思えないような童顔で、とてもかわいらしい。

 

■ ニッカ BLACK-50

前月号でも紹介済み。

1975年の男性の喫煙率は76%と、信じられないくらい高かったのです。今は非喫煙率が7割以上と逆転しています。

 

■ 明治製菓 明治ソーダ

前月号はレモン、今号は梅酒入りです。

外国人女性のモデルは一緒です。撮影場所も水着も同じですが、微妙にポーズは違ってます。

値段は書いてありませんが、コカ・コーラ、バヤリースは70~80円ぐらいだったようです。

 

■ ミノルタ ライツミノルタCL

「ライツミノルタCLは、西独の精密光学メーカーとして有名 なライツ社とミノルタカメラの技術提携によって誕生し た高性能35ミリコンパクトカメラです。」

ボディ 71,000円、Mロッコール40mm F2 30,000円、90mm F4  41,700円。

中古品というかビンテージというか、状態のよいものは80,000円前後の値がつくものがあるようです。

 

■ ピエールカルダン ウォッチ

腕時計の広告ですが、おっぱいを自分の手でもみしだいているという、刺激的な写真。

今は、こういったポーズを雑誌に載せるのは難しいかも。

値段ははっきり書いていませんが、先ほどのチソット・セブンと同じくらいと思われます。

 

■ 日産 スカイライン

4代目スカイライン C110、いわゆるケンメリのオリジナルTシャツのプレゼントキャンペーン。

モデルは、ケンが前田俊彦さん、メリーがテリー・ミラーさん。

車そのものではなく、関連グッズで攻めてくる日産。

当時も誰かに言われたのでしょうか、「やっちゃえ、NISSAN」

 

■ 白鶴酒造 クールハクツル

数少ない日本酒の広告。

夏向けの冷やして飲む酒が、昔からあったんですね。

 

■ BURLEY ヘアーリキッド

今号で3つ目の男性化粧品。ヘアーリキッド 1,000円。

今もメーカーというかブランドはあります。アメリカの会社のようです。

 

■ Sansui DERTONE 3

メーカー推奨のシステムステレオをDERTONE(デルトーネ)というブランドで展開。

アンプ 39,800円、チューナ 29,800円、レコードプレーヤー 38,000円、スピーカー 29,800円×2、合計167,200円。

今のこの時代で考えると、この類いのでっかい音響機器がメインで売れていたというのは

夢のようなお話に思えます。

 

■ 近畿日本ツーリスト ホリディツアー

前号ではJALPAKが掲載され、今号は近畿日本ツーリスト。

西海岸フリータイム8日間で238,000円なり。

今でも30万円で十分に楽しめそうですから、当時はやはり高かったというべきなのでしょうか。

 

■ アイワ Syncrate 30

アイワといえば、オーディオメーカーのセカンドラインというか、

当時の家電ではシャープのような位置づけだったと記憶。

一流メーカーよりも二、三割安いけれども品質は遜色ない、みたいな。

調べてみたら、1969年から経営不振によってソニーの子会社となっていたようです。

以後、紆余曲折あり、一度は潰えましたが、

現在、新たにブランドを取得した会社によってアイワが復活しています。

 

■ BIG-JOHN ジーンズ

先号のボブソンに続いて、国産ジーンズメーカーの登場。

1965年にジーンズの製造を開始した岡山県の老舗ブランドです。

私もこの当時、日常的に愛用していた記憶があります。

細身のカラージーンズが好きで、高校生の頃はウエストは73センチだったと思います。

今では考えられないサイズで、大学に入ってすぐにウエストのボタンが閉まらなくなりました。

 

■ ダイハツ シャルマン

裏表紙はダイハツ シャルマン。

前号では小川知子がメインで登場している「小粋な、あいつ」というキャッチフレーズでしたが、

今回は「Oui,c'est Charmant.」にかわり、小川知子さんも写ってはいますがとても小さい。

この「ウィ・セ・シャルマ」という言葉は、テレビコマーシャルでかなり流れたのでしょう、

私の耳にいまだにこびりついています。

 

 

では、次の第3号をお楽しみに。



最新の画像もっと見る