千歳山研究所

ふるさとの名山、千歳山に思いをはせる野鳥写真初心者

スピッツさん 「青い車」

2011年11月20日 | スピッツ

「青い車」は1994年7月発売のシングル。B面は「猫になりたい」です。

アルバムは「空の飛び方」で、Album Versionとして収録されています。

 

「殺人」とか「心中」がテーマの歌であるという、穏やかではない解釈がされる曲です。

確かに「死」がテーマになっていることは間違いありません。

以前このブログで「猫になりたい」について書きましたが、

カップリングがこの曲であるということ、つまり、ストーリーはB面からA面に続くことになります。

 

「寂しい夜」が明けて、不幸にして夭折してしまった彼女が棺に横たわる。

心も体も冷えた僕の手で君の首に触れてみるが、それよりも冷たい君の肌に驚き、

思わず手を引いてしまった。

長い長いお経から始まるお弔いも終わった。シャツを着替えて出かけよう。

青い車で海へ行こう。

あの日、君が言いかけた言葉は何だったのかな。

 

もう何も怖くない。

僕は今まで、死んでしまえばすべて消えてしまう、霊魂なんて信じないよって言ってきた。

だけど輪廻転生、君が違う何かに生まれかわると思うことができれば、

いずれまた君とどこかでめぐり会うことができるかもしれない。

その夢をずっと持ち続けて生きていこう。

もう悲しみに打ちひしがれるだけの僕じゃない。

 

生きるということは、僕らを取り囲む自然と一体になること。

君に贈ったこの小さなイヤリング、つける人はもういないけど、なおさら輝いて見える。

 

 

うーん、かなり無理があるこじつけかもしれませんが、

愛する人を失った悲しみから何とか立ち上がろうしている僕を

みずから鼓舞しようとしている歌ではないかと感じました

 

車の色を青にした理由を考えてみました。

青は若さ、未熟、冷静、冷徹、空の色、海の色、血の気が引いた顔色……。

 

君の魂を青い車に乗せて、海へ連れていってあげたのでしょう。

「海へ行こう」は、君に「行こうよ」って呼びかけている言葉かもしれません。

 

 

 

これが私の青い車です。

そんなわけはありません。しかも左ハンドルだし。

おしまい

 



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