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紋やのつぶやき パート2

家紋に関して今まで色々とやって来ましたが、今は墓石紋にはまってます

梅鉢紋の永井さ~ん

2012-06-22 21:48:38 | 姓と家紋と集落
当地・美濃地方の「永井」姓では、「梨の切口」「永井家梨割」紋と「一の字に三星」「毛利三星」紋を比較的多く描いてきました。
墓地調査では「三引」紋もあり、この紋は岐阜市の西方にありました。「一の字に三星」「毛利三星」紋は、南方の集落の墓地にみられました。

「永井家梨割」「梨の切口」紋は、未だ分かっていませんが、幕末期加納藩の藩主が永井家であったせいか、岐阜市内に分散しているかもしれません。
「永井家梨割」紋の永井氏は、大名で諸国を転々としていました。

美濃にも永井家があったようで、「高富町史」によれば、斉藤氏の支族として小守護代の地位にあった長井氏の一族で、美濃国の守護土岐氏に随身し、岐阜市の北方、西深瀬に勢力をもっていた。その後関ヶ原の戦後、帰農したが、江戸時代の美濃国奉行・岡田善政の手代にもなっていたという有力者だった。

その永井家が創建し、菩提寺になっている慈明院が、西深瀬にあることを知り、期待をして訪ねてみました。
ところが、慈明院によると、永井家はこの西深瀬の地には本家、分家の2軒しか無いとのこと。(分家の家に行って確認しました)

この永井家の家紋は、「丸に梅鉢」(写真の紋は少し違いますが)
    
全然ノーマークでした(汗)
「長井」姓では1件描いていましたが・・・・・・

高富町史には、永井家は関ヶ原後帰農したと記してあるので、近くに分散したと考えられますが、今のところ「梅鉢紋」の永井さんは見つかりません。

  「永井」

もし、「梅鉢紋をもつ永井さん」がおられましたら、又その集落をご存知でしたら、是非ご連絡いただけたら、と願う次第です。




珍しき紋のお里

2012-06-11 22:35:01 | 姓と家紋と集落
  
左が「見本・雪折れ切竹笹に雀」 右が「見本・中陰雪持ち切竹笹に雀」紋です。
笹と雀は古来関係が深く、よく家紋に見られます。

  <家紋ギャラリー・笹に雀>

この紋はどのような姓に多くあるか、すべては今挙げられませんが、「見本・雪折れ切竹笹に雀」は西村姓で「・雪折れ笹に雀」として若干掲載していました。
又「見本・中陰雪持ち切竹笹に雀」は藤村姓で、これも「・竹笹に雀」として掲載してました。

  <姓と家紋と集落>

これらの墓石紋が、岐阜市から東、関市上白金の金福寺墓地に見られました。もっとも藤村姓の「中陰雪持ち切竹笹に雀」は「藤輪に中陰雪持ち切竹笹に雀」でしたが。
   http://www.geocities.jp/zchitaya/boti/tizu-a01.html

   

今まで<姓と家紋と集落>の中で「姓からの家紋」の掲載で、集落・墓地の裏付けがない紋については少々不安もありましたが、集落の墓石紋が見つかり、ホッとしています。
このような事はよくあり、墓石調査の励みにもなります。


児玉姓の軍配紋ー続き

2012-05-07 17:23:39 | 姓と家紋と集落
先に、児玉姓に軍配紋が多いと書き、未だその集落が判明していませんでした。そこで児玉姓の多い地区を、電話帳で調べ、岐阜市から西方・揖斐川近くの宮田地区に多いことが分かりました。

4月後半に、墓地巡りの順を飛ばしてその宮田地区の墓地を訪れました。(ここら辺りは以前調査していましたが、見落としていました)

「軍配」紋があることを期待して行きましたが、宮田地区の児玉氏は「丸に三星」の紋でした。児玉姓には軍配紋のほかに七星、九曜紋もあると云われていますが、家紋関係の専門書には児玉姓の三星紋は記載されていません。
私の調査では、この近くの美江寺にも若干見られましたので、ここ付近の地区の児玉姓の紋だと思われます。

どういう由来か、今後の課題です。

  
つばめが再び巣作りを始めました。巣作りが下手なのか、よく運んできた土をこぼしています。


  
新緑の金華山

孫が遊びに来ましたので、4日に川へ行ってバーベキューを楽しんでいるときに撮影。
風が少々強かったですが、気持ちのいい日和でした。




ノーマークの家紋

2012-02-13 17:59:14 | 姓と家紋と集落
  
「丸に見本・二本竹」
この紋は、今まで「澤田」姓に特有な紋と思っていましたが、岐阜市の東北東方面の墓地の「栗本」姓で多く見られました。
栗本姓では、岐阜市西部で「見本・五星」が顕著な紋でしたが、この二本竹紋があるとは知りませんでした。
   「栗本」


  
「丸に一つ柊」
岐阜市東部の「田口」姓でありました。
田口姓の代表的紋は「見本・杜若に水」紋ですが、この「一つ柊」紋を持つ田口さんもいたのでした。
  「田口」


  
「丸に梅の花」
櫻井さんが、なぜ<桜>でなくて<梅>なのか?
櫻井姓では、今までの調査で「剣片ばみ」紋が顕著に見られましたが、梅の花紋は墓地で収集したのみでした。

高澤等著「逆引き家紋事典」にも「桜」類の紋は多く見られましたが、「梅」紋はなかった。


  
「丸に三本杉」
篠田姓は姓自体多く、「五三の桐」「蔦」「州浜」など色々な紋が代表紋となっています。
「丸に三盛杉」紋は今まで描いてきましたが、この「三本杉」紋は初めてです。
  「篠田」