紋やのつぶやき パート2

家紋に関して今まで色々とやって来ましたが、今は墓石紋にはまってます

いろいろな「増山雁金」紋

2020-02-14 17:49:36 | 紋帖と家紋

泡坂妻夫氏の作品の中に「増山雁金」という小説がある。

その中に<増山雁金>紋についての上絵師の話。

「お宅で入れてもらった増山雁金は、上の雁金が口を開け、下の雁の方は口を閉じているでしょう」

「それを阿吽と言うんです。浅草の仁王さんでも、神田明神の狛犬でも皆同じでしょう。二体がセットになっているものは、一体が口を開き、一方は口を結んでいるのが昔からの仕来りです」と。

又上絵師は「紋帳と寸分違わぬ紋を着物に描くのが仕事」

この小説を読んだ時はなるほど!と感心していましたが、どうも泡坂氏は紋帳として「紋典」のみ使用していたようだ。

同じ「紋典」のなかに「二つ雁金」紋があるが、両方とも口を閉じている。

 

    

 平安紋監      紋典      江戸紋帳     標準紋帖   紋のしをり

                                 紋づくし

紋帳によって本当に紋の形に違いがあり、紋屋として困るところです。

京都の紋屋さんはどの紋帳のどの紋かを確認して、紋入れしている。やはり伝統がありますね~

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イベント 「名古屋黒紋付染ー家紋の刷込み体験」

2019-11-04 15:30:08 | 

       

今日岐阜市のハウジングギャラリーで「名古屋黒紋付染」のイベントがあり行ってきました。

スクリーン版を使っての家紋の刷込み体験でした。

        

このイベントを実行されてるのは、名古屋の「山勝染工」さんでした。うちも少々ですが取引のあるところです。

       

この社長さんによると、現在ご自分の「家紋」を知っている人は少なく、すこしでも家紋に興味を持ってもらいたい、という事から始められた由。

道具・材料もご自分持ち。本来の黒紋付の染屋さんの仕事とは関係ないところでの出費。

仕事の枠から少し外れても、グローバルに展開されていることに頭が下がります。

本来なら紋屋がやるべきところですが、零細の店ではその余力もありません。

山勝染工さんの心意気に感謝して帰ってきました。

 

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梶の葉の紋

2019-11-02 14:19:33 | 紋帖と家紋

現在「統一紋帖」は「梶の葉」がやっと終わり、「唐花」に入ったところです。

「梶の葉」紋は紋帖によって、同名でも形の変わる紋が他の紋と比べ非常に多いです。

「梶の葉」紋は紋帖によって「立梶の葉」ともいいます。

                           

梶の葉ー平安紋監  梶の葉ー江戸紋帳  立梶の葉ー紋典   立梶の葉ー標準紋帳  立梶の葉ー紋づくし 立梶の葉ー紋のしをり

                         

鬼梶の葉ー平安   鬼梶の葉ー紋典   鬼梶の葉ー江戸紋帳  鬼梶の葉ー標準   鬼梶の葉ーづくし   鬼梶の葉ーしをり

 

おたくの「梶の葉」「鬼梶の葉」はどれに当たるでしょうか。

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寂しい限り・・・・・・・・・

2018-04-20 20:13:32 | 

                   

これは紋の上絵に使う5寸の竹製の定規です。

上絵筆とガラス棒を持って、ガラス棒を中央のくぼみを滑らせ、平行な線を描きます。微妙な曲線も描けます。

又色物・祝着などの着物の紋の位置を付けるときのも使います。削ってあるのはその目印です。

この慣れ親しんだ定規(親父が使っていて、もう30年近く使っていました)も亀裂が出来、新たに購入しようとしました。

京都の材料屋に注文したところ、この手の定規は、作る職人がいなく、生産中止、物が入らなくなった、との事。

近来、プリント紋が主流で、手描きの上絵師が少なくなり、需要も激減して採算が取れなく、作る職人がいなくなったようです。少なからずショックを受けました。

今でこそブームになっていますが、以前、和紙を梳く道具?を作る職人が、やはり需要の減少でいなくなった、という事を聞いた事があります。

需要が無ければ廃れる、これは世の習い。

今、伝統的のもので、廃れて行った物は何があったかな、と考えても何も浮かばない(笑ー年かな)

少なくとも、「紋付」の着物は確実に激減しています。廃業した人(というより後継者が出来ない)も多いです。

寂しい限りですが、まだこの生業を続けて行くには、プラスティックの溝付き定規を使わざるを得ません。

しかし、まだ私が生きている間はこの竹定規を使って行きます。

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海老紋

2018-01-17 13:01:35 | 紋帖と家紋

海老紋は未だ描いた事はありません。今まで使っていた紋型を調べても無いので、先代も描いた事はなかったと思います。

海老は、海老フライ、正月飾りなど身近に感じる生き物です。

どのような家が「海老」紋を使用してるのでしょうか。

高澤等氏の「家紋の事典」では、美作国江見庄発祥の「江見氏」が使用し、その一族に海老氏、恵美氏、恵比氏がいる。

また海老名氏、大橋氏など苗字に「海老」などを使用する氏によくみられるとの事。

岡山県、兵庫県、青森県などに多い。

この地方では「江尾」姓がありますが、「鷹の羽」紋が多かった。

海老紋も紋帖によって形が少しづつ変ります。

   

「平安紋鑑」海老の丸1  「平安紋鑑」海老の丸2  「紋典」海老の丸    「標準」「紋づくし」海老の丸

 

「紋のしをり」海老の丸   「江戸紋帖」一つ海老の丸

海老紋はこちら → http://park17.wakwak.com/~chitaya/touitumontyou/u/u19-61.html

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