くろねこさんの話によれば

くろねこが思ったこと、考えたことを記すだけの日記なのだと思う。たぶん。

雪の降る街を

2016年11月24日 20時51分54秒 | 比較的短文ではない文章
11月に都心で初雪が観測されたのは、実に54年ぶりとのことで、今日のニュース番組はここぞとばかりその様子を中継していましたね。新宿、八王子、それから埼玉県なんかの映像が届けられました。

くろねこが住むのは東北でも有数の雪国なので、別に降雪自体に驚きはないけれど(だって、こちらでは1メートル以上積もるんですよ!)、半世紀ぶりというのは驚きです。というか、こちらもまだ積もっていないのに。

ところで、54年ぶりと分かるのはもちろん、人間が観測してきたからですよね。有史という言い方があるけれど、我々が人類の過去について知るには、何かしらの記録が必要なわけです。そしてその記録は、2000年くらいしか遡れない。地球は50億年の歴史があるのにね。

そういう時間の流れを考えると、例えば僕は、世界の短距離界をリードしてきたウサイン・ボルトを思うのです。08年の北京五輪で叩き出した100メートルの世界記録9秒58(確かそうですよね)。これは少なくとも100年以上は塗り替えられることがないでしょう。突出しすぎですよね。

そうすると、例えばはるか遠い未来で「ついに陸上短距離100メートルの世界記録が塗り替えられました。実に224年ぶりの快挙です」なんてアナウンスがされるかもしれない。すごいですよね、224年ぶり。今から考えるとちょっと突飛な数字だけど、人間の歴史が続いていくなら、あながちない事ではないと思いませんか?

転じて現在、11月に都心で54年ぶりに雪が降り、騒ぎ立てるメディア。僕はテレビでその映像を眺めながら、抜群のタイミング、嗅覚だったと自分を褒める。それは、まだ自動車のタイヤをスタッドレスに替えていないこと。なぜなら明日、新しい車に乗り換えるから。飼い猫のクロのように、白黒のツートーンカラー。ことしの目標の一つが達成されるわけです。

さて、年末ですね。僕たちはどれだけのことができたのだろう?