電通の過労死事件で取りざたされているけれど、働き方って大事ですよね。それは個人としても会社としてもです。僕も割と不規則な働き方をしているので、そう思います。夕食をとるのが午後11時になる時もあるし、だいたい毎日のように長時間労働になっているから。
糸井重里さんがこの件で、「食べる、眠る、お風呂に入る」ことの大切さを述べていました。「この3つができている人には勝てないのだ」というようなことも。無理して頑張っても、結局は自分をすり減らしてしまって、短期的に終わってしまうようです。
一人暮らしで自分を追い詰めてしまった僕には、とてもよく分かる言葉です。なにしろ不規則な中で、その3つを達成するのはとても困難でした。
会社としても、過労死を招く働き方を強制、あるいはそれを当たり前と思うようでは、長続きしないような気がします。少し考えれば分かることなのに、いかんせん会社は生態系だから、自然の力が働くこともあって難しい。結局はトップの考え方と覚悟次第なのでしょう。
ワークライフバランスと言われて久しいけれど、つまりは糸井さんの言うように、「食べる、眠る、お風呂に入る」がしっかり実現できると良いですよね。自分をいじめて何かを得られるのか、それは自分を大切にしないことではないのか、自分を大切にしない人には他人も大切にできないのではないか。
例えば人に優しくあるためにも、食べる、眠る、お風呂に入るっていうのは、大切なことなんだと、僕は思います。