くろねこさんの話によれば

くろねこが思ったこと、考えたことを記すだけの日記なのだと思う。たぶん。

生きている時間が

2016年10月29日 02時52分25秒 | 短文集
生きている時間は、死んでいる時間よりも圧倒的に短くて、とても、不思議。
人間が言葉によって歴史を持った時間も、宇宙の営みに比べたらちっぽけだ。

死んでいた僕たちは生きて、また死んでいく。

膨大な死に挟まれた一瞬の生。

本当は死こそが当たり前で、生きることこそが特殊なのだ。

そう思うとね、生きている人に、会っている時間は、本当に本当に貴重だ。有難いことだ。奇跡みたいなことなのだ。

夢を小さく

2016年10月20日 23時46分35秒 | 短文集
大きな夢を捨てて、小さな夢を見続けていきたい。足元をしっかりと固めることが大事なのだろうと思ったのです。日々の営みを大切にしたい。

ところで、何でもそうだけれど、「やりすぎ」には利と毒があるのですね。それを意識しているだけで、だいぶ違うような気がしています。

私と読書

2016年10月16日 23時53分52秒 | 比較的短文ではない文章
妙な方法だけれど、僕は二冊の本を同時並行で読み進めています。一冊は小説、一冊は新書というように。時間配分は均等で、それだけに飽きるということがない。

特に大学時代からそうなのだけれど、本を読むと心が落ち着きます。電車に乗っている時のように、バスに乗っている時のように、目的地に向かって真っ直ぐに進むこと…読み進めるという、その一つのことにコミットするのは、とても好きです。辛い時に何度も助けられました。

最近は読書の「時間」をノートに書き記しています。いわゆる読書ノートだけれど、読了を記すのではない。感想を書くのでもない。あくまで、ある本を読んだ時間だけを書いていきます。日々に楔を打つようで、なんだか楽しい。

結局のところ、救いなのです。読書は僕にとって。静かに、穏やかに、意識を別の世界に潜り込ませること。それが何よりの救いになっている。うまくは言えないけれど、そういうまとまった時間が、自分の中の何かを溶かしてくれています。