竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

6月18日 遡上していない!?

2006年06月19日 10時25分20秒 | 渓修行
ひたすらゼンノ川。増水しており水温も高く、条件は絶好。ヒラタも大きいのが採れる(予想通り(^^;)。しかしながらアタリがない。淡々と朱紋峰・凌14尺を振る。
大きく張り出した木の下にちょっとした深みがあり、その手前には大きな岩が邪魔をしている。竿のしなりを生かしてサイドキャスト、頭上の枝と大岩をかわす。なかなか食わないが押さえ込むようにして流すとようやくヒット。掛かり具合いを確かめて引き抜く。18クラス。今日も苦戦必至のようだ。
皮1枚で掛かっている魚と強引なやりとりはできない。したがってハリがガッチリ掛かっているのかどうか、瞬時に判断できるようにならなければならない(変な日本語!)。竹心も最近だんだんハリがアゴのどこに掛かっているかかすかに分かるようになってきた。竿を持つときに掌(タナゴコロ)でギュッと握ってしまっては駄目だ。なるべく指先に力を入れて持つように変えてから、繊細なアタリや道糸の抵抗、魚の感触など微妙な感覚がわかるようになり、魚とのやりとりが一段と楽しくなってきた気がする—。
などと考えながら、増水した瀬を渡る。この先もなんとか遡行できそうだ。ビクが重いので先ほどの18cmにサヨウナラ〜。
感覚と言ってもいわゆる皮膚感覚(=圧力)ではないと思う。竿を上げたり下げたりしたときの抵抗を感じ取っているような気がする。例えば夜中に目が覚めて台所に行き、冷蔵庫の中に手を伸ばしたときに、つかんだドリンクの缶がアルミ缶なのかスチール缶なのか、何となく分かるようなものだ。これはたぶん脳の中で無意識的に、自分が加えた力を「次の瞬間、次の瞬間、…今」というふうに解析して判断していると思う。
だから誰でも訓練すれば、(鈍い人でも)万サや恩田俊雄さんのようになれる…かもしれない—。
さて、今日は何だかアタリ方が変だ。かけ上がりで食ってくるのは同じだが、うんと流れの緩いかけ上がりなのだ。しかもググーと来るが乗らない。どうやらイワナらしい、と気付いたのはだいぶ後になってから。経験的に最初にイワナが来た淵にはヤマメは入っていないことが多いと思う。そう考えるとこの一帯イワナだらけだってこと!?
先週02を切られた淵に来てしまった。いつも通りドリフトしてみるが今日は来ない。やむを得ずガン玉を追加して流すと底波に入り、スパッと目印が入った。がっちり掛かっている感触なのでバットを曲げて強引に浮かせる。丸々としたヤマメだ。
ヤツは必ず来る。もう一方の太い筋に仕掛けを投入、若干沈めて流す。目印がゆっくりになった瞬間、かすかに止まり、合わせたが一瞬遅かった。ガクッという手応えだけが指先に残っていた…残念!!
雨が急に強くなり、濁りも入った。やむを得ず先ほどの19cmをキープ。
最後にルアーでイワナ2尾釣って終了。
さて、釣れたヤマメだが体色がちょっと変!よく見ると尾びれも小さい??どうやら稚魚放流物のよう。おそるおそる塩焼きにしてみたらウマイ!! ウマけりゃいいじゃん!ってことで今日は稚魚放流山女魚に乾杯!

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