（緑化）薄型・軽量の屋上緑化「R-パレットシステム」、木本類も利用可能

建築資材や緑化資材を手がける東邦レオは10月5日、屋上緑化システム「R-パレットシステム」を発表した。「薄型・軽量なため、一般ビルや商業施設、マンションなど、新築・既存を問わず本格的な屋上緑化が導入できる」（同社）。1平方メートル当たりの材工共価格は1万6500円～。3年後に3万平方メートルの販売を目指す。




R-パレットシステムは、パレット底部の凹凸形状を特徴とする。さまざまな地被植物が育つ土壌の厚みを確保する一方で、土の重さによる加重負担を削減した。パレット同士の連結により、土壌の“連続性”も確保できるという。



また、底面貯水機能と自動灌水システムを備えているため、保水力の強い屋上緑化専用土壌と併用すれば、メンテナンスの省力化も図れる。



建築基準法施工令では1平方メートル当り60kgの荷重制限があるため、利用できる植物は軽量な芝生など特定の種類に限られていた。R-パレットシステムでは、酸化炭素固定能力に優れる木本類を含め、多様な地被植物を導入することが可能。



「屋上緑化を義務づける条例が東京都や兵庫県で施行されるなど、屋上緑化のニーズが急速に高まっている。今後も景観面・環境面に配慮した、低コストで省メンテナンスの緑化システムの提供に努める」（同社）



■問い合わせ先
・東邦レオ 営業窓口　電話：03-5907-5500



■関連情報
・東邦レオのWebサイト http://www.toho-leo.co.jp/

日経