前回投書より1年が経過しました。もう少し早く投書したかってのですが、所要で遅れました。
自作の300Bシングルアンプで電源とアンプ部を分離しています。
今回の目的は、直熱管の音をより生かす目的で制作しました。
特徴は、大コアーの出力トランス採用、トランスドライブ、インプットトランス採用、グリッドチョーク採用による
シッカリした音質を得る目的で制作しました。(メーカーではコスト関係で出来ない物)
トランス等は出来る限り大きなものを採用しましたので、大変な重量になっています。
何年か前まで、普通のアンプで制作していましたが、シャーシの強度と重量の絡みから、大変苦労していました。
この経験から、最近は電源部とアンプ部の分離型ばかり制作しています。
長所は、
スペースの確保が出来る。(改造が簡単)
電源の漏えい磁気による影響を避けられる。
重量が約半分に出来る。
短所は、
製造コストの上昇でしょうか
下の写真は、現在の自作ラックに設置の物です。(上段がアンプ部、中段が電源部)
アンプ部の寸法 幅 約450mm 奥行 約400mm 高さ 約250mm 重量 アンプ部 約30kg。
電源部の寸法 幅 約450mm 奥行 約350mm 高さ 約200mm 重量 アンプ部 約20kg。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2a/cc5522ee00922126ca239e864303b3e8.jpg)
上部よりの、アンプ部と電源部です。(竹の集成材で制作しました)
左側(アンプ部) 出力トランスカバーは集成材で制作、中央はバワー管(300B)のドライブ用トランス、前のトランスは入力トランス、
右前は感度切り替えのスイッチです。
右側(電源部)中央は電源トランスでキャップは集成材で制作、両隣はチョークコイルで左右別々です(クロストークを良くするため)
中央下側は整流管です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/0b/dd8c8ac9487b73c1acf7d72925c52544.jpg)
後ろ側寄りの写真です。
7心キャブタイヤーケーブル2本で、コネクターにより接続(約1.5mの長さ)
R側の電源とL側の電源及びパイロットランプ回路を2回線で分けています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/2a/903c170a6c6139db36b3fae79930b3b0.jpg)
アンプ部の正面からの写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/c6/82fad59ddd48b1740b5ff7ddfeb1f6b5.jpg)
電源部の正面からの写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/79/83495cc8629389269bc873e1a5ccdcec.jpg)
アンプ部の回路図です。 B電圧回路の安定と低インピーダンス目的の為、オイルコンを採用しています。
ドライバー管のグリッドにグリッドチョークを採用しています(ネットオークションで落札した物)
バランス入力も採用しています。
感度調整に、定インピーダンスアッテネーター採用しています。
自己バイアス式でNFBは採用していません。
出力波形を見ながら、プレート抵抗とグリッド抵抗にパラに補正コンデンサーを入れています。
出力インピーダンスは、8Ωと16Ωをリレー切り替えで処理しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/62/1ab43e0392cb4711151c4a98870a0846.jpg)
電源回路です。
電源トランスと整流管は共用にして、電源チョーク以降は左右に1個づつ使用し電解コンデンサーも別々に採用しています。
パワー管のヒーター回路は、スイッチグ回路を採用、1000μの電解コンデンサーを入れています。
直接電源トランスより引き出しより。ノイズレベルが小さいため採用しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/a4/2bb06dccbff33873fa812086cfa89e98.jpg)
アンプ部の中の写真です。
両端と下側に有る銀色の物は、オイルコンデンサーです(5μF 500V)4個
今後の修理や改造の為、部品番号シールを張っています。
アース線は2mmの裸同船を幹線として、各部品のアースポイントとしています。
また、配線の固定部品としても利用しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/65/ecd2017413e333be661e5feb68f74904.jpg)
右側の拡大写真です。(オイルコンの横に有る物は、グリッドチョークです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/da/50e38d052b1fb9001b509897427f0d09.jpg)
左側の拡大写真です。(オイルコンの横に有る物は、グリッドチョークです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b0/940e6bba12c2e80b38efc79e3af14b4f.jpg)
自作の定インピーダンスアッテネーター基盤写真です。
0DB、-6db、-12db、-18db、-24db、5ポイントの切り替えです、リレー回路で組んでいます。
リレーの駆動電源は、ドライバー管のヒーター電源を(6.3V)利用しています。
これは、ボリウムによる音質劣化を防ぐための目的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e7/e0b172f1d24c30d1b0dcb847c9d6814d.jpg)
続く
自作の300Bシングルアンプで電源とアンプ部を分離しています。
今回の目的は、直熱管の音をより生かす目的で制作しました。
特徴は、大コアーの出力トランス採用、トランスドライブ、インプットトランス採用、グリッドチョーク採用による
シッカリした音質を得る目的で制作しました。(メーカーではコスト関係で出来ない物)
トランス等は出来る限り大きなものを採用しましたので、大変な重量になっています。
何年か前まで、普通のアンプで制作していましたが、シャーシの強度と重量の絡みから、大変苦労していました。
この経験から、最近は電源部とアンプ部の分離型ばかり制作しています。
長所は、
スペースの確保が出来る。(改造が簡単)
電源の漏えい磁気による影響を避けられる。
重量が約半分に出来る。
短所は、
製造コストの上昇でしょうか
下の写真は、現在の自作ラックに設置の物です。(上段がアンプ部、中段が電源部)
アンプ部の寸法 幅 約450mm 奥行 約400mm 高さ 約250mm 重量 アンプ部 約30kg。
電源部の寸法 幅 約450mm 奥行 約350mm 高さ 約200mm 重量 アンプ部 約20kg。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2a/cc5522ee00922126ca239e864303b3e8.jpg)
上部よりの、アンプ部と電源部です。(竹の集成材で制作しました)
左側(アンプ部) 出力トランスカバーは集成材で制作、中央はバワー管(300B)のドライブ用トランス、前のトランスは入力トランス、
右前は感度切り替えのスイッチです。
右側(電源部)中央は電源トランスでキャップは集成材で制作、両隣はチョークコイルで左右別々です(クロストークを良くするため)
中央下側は整流管です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/0b/dd8c8ac9487b73c1acf7d72925c52544.jpg)
後ろ側寄りの写真です。
7心キャブタイヤーケーブル2本で、コネクターにより接続(約1.5mの長さ)
R側の電源とL側の電源及びパイロットランプ回路を2回線で分けています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/2a/903c170a6c6139db36b3fae79930b3b0.jpg)
アンプ部の正面からの写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/c6/82fad59ddd48b1740b5ff7ddfeb1f6b5.jpg)
電源部の正面からの写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/79/83495cc8629389269bc873e1a5ccdcec.jpg)
アンプ部の回路図です。 B電圧回路の安定と低インピーダンス目的の為、オイルコンを採用しています。
ドライバー管のグリッドにグリッドチョークを採用しています(ネットオークションで落札した物)
バランス入力も採用しています。
感度調整に、定インピーダンスアッテネーター採用しています。
自己バイアス式でNFBは採用していません。
出力波形を見ながら、プレート抵抗とグリッド抵抗にパラに補正コンデンサーを入れています。
出力インピーダンスは、8Ωと16Ωをリレー切り替えで処理しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/62/1ab43e0392cb4711151c4a98870a0846.jpg)
電源回路です。
電源トランスと整流管は共用にして、電源チョーク以降は左右に1個づつ使用し電解コンデンサーも別々に採用しています。
パワー管のヒーター回路は、スイッチグ回路を採用、1000μの電解コンデンサーを入れています。
直接電源トランスより引き出しより。ノイズレベルが小さいため採用しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/a4/2bb06dccbff33873fa812086cfa89e98.jpg)
アンプ部の中の写真です。
両端と下側に有る銀色の物は、オイルコンデンサーです(5μF 500V)4個
今後の修理や改造の為、部品番号シールを張っています。
アース線は2mmの裸同船を幹線として、各部品のアースポイントとしています。
また、配線の固定部品としても利用しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/65/ecd2017413e333be661e5feb68f74904.jpg)
右側の拡大写真です。(オイルコンの横に有る物は、グリッドチョークです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/da/50e38d052b1fb9001b509897427f0d09.jpg)
左側の拡大写真です。(オイルコンの横に有る物は、グリッドチョークです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b0/940e6bba12c2e80b38efc79e3af14b4f.jpg)
自作の定インピーダンスアッテネーター基盤写真です。
0DB、-6db、-12db、-18db、-24db、5ポイントの切り替えです、リレー回路で組んでいます。
リレーの駆動電源は、ドライバー管のヒーター電源を(6.3V)利用しています。
これは、ボリウムによる音質劣化を防ぐための目的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e7/e0b172f1d24c30d1b0dcb847c9d6814d.jpg)
続く
当方 岡山市在住です。
宜しければ、連絡ください。
メール k-kageyama@able.ocn.ne.jp
今までに何回かアンプ作り、反省点や音質向上に努力している所ですが、きりが無い様です。
かげちゃ様のレベルに遭うか心配ですが、視聴大歓迎です。
福井県在住です。少々遠いですが、何時でもお待ちしています。
メールに返信しました。
刺激を受け私もウッドホーンを作り始めました。(上記リンクのブログに載せてあります。)
今は300Bのアンプを作りたいと思い勉強しております。お手すきのときで結構ですので、何卒アドバイス頂ければ幸甚です。
アンプのデザインは惚れ惚れする程格好いいですね。
いい音がこちらまで聴こえてくるようです。
bellca@earthlink.net
あくまでも、アマチェアですから、期待に添うよう回答は出来ませんが、今までの経験からお答えします。
自作出来る物は自作をモットーに、楽しんでいます。
どうせ作るのなら、デザインも含めて自作をです。
コストについては、安くならないですが、自分の気に入ったデザイン、回路等が出来る事が魅力でしょうか。
ますね。
1)入力トランスとドライブト
ランスの効果とは
2)シングルで出力不足は無い
のか
3)試聴具合はどうか
はいかがなんでしょうか?
※ インターネットラジオ、らじる★らじるのFM放送を聞きながら書いてます。 (^^)
今まで、ブログに発表以外にも何台かアンプ等も作っています。(当然普通のアンプです)
自分の経験では、オーディオにおける音の良さとスペックは一致しない。これが、私の基本認識となっています
1)入力トランスとドライブトランスの効果とは
当然トランスの性能はどれを見ても、スペック的には、半導体のトランス無しから見れば見劣りします。 ただし、音は平べったい音から、一音一音が浮かびあがる音に感じます。
今使っているパワーアンプは、どれも入力、インステージ、出力、トランスを入れています。 コストは当然アップしますが、コストアップ以上の価値を見出しています。 SNの向上と一音一音浮かび上がる感じの音でしょうかね。
2)シングルで出力不足は無いのか
300bのシングルアンプは8w程度ですが、インステージ(ドライブ)を入れている為、ピークになっても腰折れの無い音です。
要するに、ディーゼルエンジンみたいに粘りのある音ですから、ダイナミックレンジが広がる様です。 これがへらべったい音から1音1音浮かび上がる音に感じるのかも。
普通の85db程度の有るスピーカーであれば音量不足は感じられないと思います。(15畳の部屋で聞いています)
3)試聴具合はどうか
直熱管のトランスドライブの音質は、綺麗で一音一音箸で摘まめるような音質です。 あくまでも大音量で聴くのではなく、生きた音を長く聞いていても聴き疲れしない音質です。
この様なアンプは、採算性を重視すメーカーではコストの上昇により出来ないと感じています。
私が評論家で有りませんの、言葉での表現が出来ません。 もし試聴希望で有ればいつでも対応します。
>自分の経験では、オーディオにおける音の良さとスペックは一致しない。これが、私の基本認識となっています
ええ、これはよく納得です。
最新のTRアンプのスペックはどれも
完璧ですね。
>SNの向上と一音一音浮かび上がる感じの音でしょうかね。
成るほど・・
>300bのシングルアンプは8w程度ですが、インステージ(ドライブ)を入れている為、ピークになっても腰折れの無い音です。
これも真空管の強み何だろうな。
急な崩れは小さいという感じでしょう。
>もし試聴希望で有ればいつでも対応します。
埼玉県在住です。
いろんな事情で、もし50ccバイク
旅行がてらにでも試聴できればとは思
ってます。 その節はよろしく。
で、入力トランスとかを使用した
アンプの回路図はどうしてGETT
したんでしょうか?
北陸の福井です。福井市から車で20分程度の位置です。
こちらは、今日ぐらいから天候が安定してきました、曇りでしょうか。
自営業ですから、いつでも連絡くだされば対応できると思います。
連絡先は、下記です。
chikama.dm@arion.ocn.ne.jp
アンプの回路は、柳沢氏発表のアンプを参考にして改造(変更)しています。
ある程度判ると、自分でも設計は出来ますが、面倒なのと基礎実験が必要なので、基本的な所は程度参考にして、自分の納得いくように改造しています。
また、入力トランスれ件は、独自です。
発信器、オシロ、ミリバル、テスターが有れば、大抵其れなりの物が出来ます。
今は、励磁スピーカーに凝っています。
また、励磁スピーカーユニットまで自作です。 結構いい音がしています。(今のメーカー製よりも良い音だと自負しています)
今後、このブログで発表で予定を考えています。
昨日NHKのTVで、この頃レコードが再評価される傾向になってきた、と放映されました。
空想癖でガラード401にレコードを乗せてアームが静かにトレースする光景が浮かんできました。台には厚さ20cm位の大理石で安定感を保持する。
・・・
そこに↓の曲のレコードを回す。
https://www.youtube.com/watch?v=EN9YJQQHQPQ&spfreload=10
ではまた。
ブロクの更新をしたいと思ってはいるのですが、中々進みません。
レコード音は良いですね。 特にシングル管球の音は似合います。
ガラードは好さそうですね。 私にとっては高根の花です。
今は、スピーカーも励磁式で聴いています。音の立ち上がり音離れ抜群です。
今度、ブログに出す予定をしていますので、ご意見をお待ちしています。