goo blog サービス終了のお知らせ 

BL小説感想日記

主にBL小説の読書感想。基本ネタバレ。
Twitter(chika3270)もよろしく。
ぼちぼち更新。

センチメンタル・セクスアリス/砂原糖子

2014-03-28 20:51:34 | さ行(作家名)
著:砂原糖子   絵:ヤマダサクラコ


モデルの相原春巳には奴隷がいる。
デカくて力持ち、家事もでき、自分の命令をなんでも聞く男。
そんな都合のいい奴隷・真部仙介は理系大学院生。
春巳とは幼馴染みだ。高校卒業の時、仙介に告白され
プロポーズのように申し込まれた同居を始めてから4年。
セックスの真似事はしているが、
ホモじゃないから最後まではしない―そんな春巳に仙介は…。



受けがツンデレ君なんだけど、
性格悪ぃーーーー!

でも、よくよく読んでみると
馬鹿でアホで単純でへそ曲がりな子供ってだけで
性根が腐ってるわけじゃないのね。
物事を深く考えないタイプというか。



んで、ホモじゃないから
最後までしないもんん!


って言ってる割には
惚れてるのは受けのほうで。

攻めの愛は
大きすぎてもはや宇宙規模。
なぜそこまでって話ですよ。



馬鹿な受けと
利口な攻めでバランスとれたバカップル。


でも受けのキャラを
好きになれないと読むのキツイかもねー。

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ

★3

優しくしないで、ただ抱いて。/四ノ宮慶

2014-03-27 07:27:02 | さ行(作家名)
著:四ノ宮慶   絵:兼守美行


恋や幸福なんて幻想だ。疑似恋愛だけ楽しめればいい―
売り専のバイトをしていたマサキは、
死んだ恋人を想い続けている稲葉と出会う。
「セックスは、好きな人と想いが通じ合って
するべき行為だと思うんだ」とマサキに触れもせず、
ただ優しく接する稲葉。昔の恋を幸福そうに語る
稲葉に嫉妬を抱くうち、狂おしい想いが芽生え―。
優しさしか知らない男と、愛のないセックスしか
知らない男がすれ違う、切なく痛い恋。






これねー、
よくある身体を売ってる子と
身体を求めない客の
ピュアストーリーなのかなって
思ってたんだけど


違ったよ!



大筋はそうなんだけど、
恋愛できないマサキの
過去のトラウマが切なかったり
清く美しいはずの稲葉の恋が
実はそうでなはなかったりと

一筋縄ではいかない展開。




稲葉は過去の恋愛を幸せそうに語るんだけど、
トラウマ抱えたマサキにとっては
理解したくないし信じたくない話。


「セックスは欲望を満たすため。
 ウリ専は趣味と実益を兼ねたバイト」

と割り切っていたはずなのに
稲葉のことを考えると
仕事でありえないミスをしてしまい…。



どんどん深みにハマってくマサキが
もう可愛くて仕方ないです。



一方、稲葉は
お人よしすぎて
下手したらキモいキャラかも!?

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★4


恋なんてもんは。/千地イチ

2014-03-26 19:25:41 | さ行(作家名)
著:千地イチ  絵:國沢智


とある理由で警察官の夢を諦め、
小さなモデル事務所でマネージャーを
やっている黒塚六之助は、ある日、
抜群のルックスをした男と出会う。
しかし、その男・青山颯天は、
自分の美貌にまったく気付いておらず、
むしろカッコ悪いと思っているようだった。
懸命にスカウトを試みる六之助だが、
遠慮がちに言われた青山のお願いに衝撃を受ける。
「あなたが俺の彼女になってくれるなら…」。
体育会系の三十路男を彼女にしたい、
無自覚イケメンの恋愛思考は、いったいどうなってる!?



「馬鹿たれ!」っていうロクの口癖に笑った。
いいところでコレを言うのよね。
ぶふぉってなるww



青山は、つかみどころがなくて
なんかヤバい子なのかなー?
それとも闇のある子なのかなー?
とか思いながら読んだんだけど、
すっごくいい子でした。


重いのはロクのほうで、
警察官の夢を諦めた理由も重けりゃ
育てられ方も可哀想なものがある。


やっとで青山とロクが
自分をさらけ出したときは
ほーーーってスッキリしました。



あとね、
ロクがやたらとモテる。
こいつ天然のたらしだわ。


正式に付き合うことになった2人だけど
青山は苦労するだろうな…w


エピソードは重いけど
ノリは軽いので
楽しく読める一冊です。


ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ

★4

メイク・ラブ/芹戸はるか

2014-03-25 08:30:42 | さ行(作家名)
著:芹沢はるか   絵:円陣蘭丸


崩壊した家庭で孤独をかかえて生きる高校生、千尋…。
恋人の死以来、かたくなに心を閉ざす外科医、諒一…。
一夜限りの相手を求めるための街で出会った二人は、
互いにプライベートを明かさぬ約束で、
4ヶ月間だけの恋人契約を結んだ…。
偽りの関係だとわかっていても、
ぬくもりを知ってしまった千尋は次第に諒一に
のめり込まずにはいられず…。そんなある日、
思いがけない事件が起き、二人の関係は一変する…。




よくある期間限定の恋人契約ものなんだけど、
まずは、攻めが高校生を相手にするリスクについて
なんの描写もないところにアレ?ってなった。
次に、受けの女の子みたいな口調にアレ?ってなった。
なんかNL読んでる気分になってくるというかさ。


最初は、受けが親友に失恋したところから始まるんだけど
自分はゲイなのか親友が好きなだけなのか悩むのね。
その割には会ったばかりの攻めにあっさり抱かれるし。


むむ?


っていう違和感。
抱かれてもいいんだけど、
ああ、自分はやっぱりそうだったんだっていうのが
ちょっとでもあればスッキリしたのに。


あと、外でイチゃこらしすぎ。
医者っていう立場の人間が
高校生相手に外でイチゃイチゃって
あぶねーだろっていう。

受けが甘えんぼうっていう設定はいいんだけど
ほんとに少女マンガみたいで。

BLならではの葛藤が
全然なくておらびっくりでした。

ムリ。おらにはムリ…。

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★1


恋雪/砂原糖子

2014-03-22 23:26:57 | さ行(作家名)
著:砂原糖子   絵:木下けい子

「いつか必ず迎えに来るから、向こうで一緒に暮らそう」
そう言って島から去った幼馴染みの成明を信じ、
東京に来た湊だったが、成明は劇団と仕事で忙しく、
冷たかった。それでも、成明が酔って帰った日に結ばれ、
喜ぶ湊だったが、実は成明には好きな女がいて、
その代わりに抱かれたことを知り、ショックを受ける。
そんなとき、湊に俳優になることを勧めるプロデューサー
柏木が現れて…!?クールで強引な成明と、
素直で従順な湊が、東京で繰り広げる、
切なく擦れ違う恋物語。



あらすじ読むより
10倍面白いと思いました。

島の生活の閉塞感から
抜け出したい成明と
家の事情で島を出られない湊。


4年後、湊がやっと東京に出てこられたのに
その間に成明には好きな女が出来ていて…。


東京でやってけるようになった湊だったけど
今度は成明が家の事情で島へ帰る。


湊には身よりがなく
頼りだった成明も去ったとき、
柏木の存在がすんなり心に馴染んでしまって…。



どうしようもない。
誰のせいでもない。


本人の意思とは関係なく
どうしてもすれ違ってしまう2人が
とても切ないです。

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ

★5

虹色スコール/砂原糖子

2014-03-22 20:25:41 | さ行(作家名)
著:砂原糖子   絵:佐倉ハイジ


高校までべったりだった友人の池上と、
大学に入ってから距離を置くようになっていた律也。
池上の何でも分かったような顔が気に入らない、
全てにおいて律也より勝っているのも、
律也の好きな千鈴が池上に思いを寄せていることも―。
律也の態度に気づいていながら、そばを離れない池上。
そんな池上の心の内を考えようともしない律也。
二人のベクトルがまた交わる日は来るの…?
不器用同士の等身大の恋愛模様。




池上は高校時代に
律也から声をかけられた瞬間に
恋に落ちてた。

いつも2人でいるのが当たり前で
大学も住むところも一緒だったのに
律也のほうはやがて
池上にコンプレックスを感じて
距離を置いてしまう。



けど、
卒業後や将来のことを
池上が律也になんの相談もなしに
決めていたことにショックを覚えて…。



かなーり地味な作品。
ドラマチックに盛り上がったりしないし
好きになるのにこれといった決めてもない。



波長が合うとか
居心地がいいとか
それがずっと続けばいいのにとか
そういう気持ちを小説にすると
こうなるのかあといった印象。



結局、律也は
池上に惚れてるというより
絆されたって感じだけど


キスしたい
触れ合いたい
傍にいたい


って思うってことは
やはり恋なんでしょうね。


焦れったくて甘ずっぱくて
読んでて恥ずかしくなるような
ピュアな作品でもありました。


ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ

★3

玩具の恋/四ノ宮慶

2014-03-21 15:21:50 | さ行(作家名)
著:四ノ宮慶   絵:奈良千春


「お前は俺の玩具だ。俺が飽きたらお終いだ」
恋をしたことのない初な高校生のケイゴは、
初めて行ったゲイバーで泥酔した客に強姦されそうになり、
店の常連客で、冷酷な眼鏡の男・草加に間一髪で助けられる。
一目で彼に惹かれてしまうケイゴだが、草加には悪い噂があり、
しかも子供は相手にしないのだと知ってしまう。
それでもあきらめきれないケイゴは、彼に相手にしてもらう為に、
髪型を変え、年齢を偽って迫り、ついに一夜限りを条件に
ベッドを共にすることに成功するが―。
ケイゴの初めての恋の行方は。




相手にしてもらえないからって
あの手この手で駄々をこねる
主人公が読んでてどうかと思うけど
設定が高校生なのでそんなもんかな?とか。


とにかく体当たりすぎて
恥ずかしくなったっす(笑)。



一目ぼれが大丈夫で
一途で盲目な突進型のキャラが
大丈夫な人にはオイシイ作品だと思う。


途中から
2人の関係が微妙に変わってきて
両想いになるかも?ムリかも?
っていう距離が面白かったかな。


ただ、主人公が
なぜそこまで相手に惚れるのか謎ではある。
好みだから?たまに優しいから?



後半に攻め視点に変わるんだけど、
それを読むと
攻めがなんで性格ねじが待ってんのか、
なんで主人公に惚れたのかがよく分かる。



奈良先生のイラストが素敵だし
片思いの切なさも詰まってるし
ハマる人はハマるんでないかな。

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ

★2

静かにことばは揺れている/崎谷はるひ

2014-03-08 07:17:26 | さ行(作家名)
著:崎谷はるひ   絵:志水ゆき


綾川は音叉セラピスト・白瀬から突然キスされる。
ゲイではないと伝えてから、友情関係となるが
次第と綾川は白瀬に惹かれていき…!?



「心臓がふかく爆ぜている」のスピンオフです。


子供のために女装していた過去があり、
名物社長として有名な綾川。
亡くした嫁以外、好きなヤツなんて
できないと思っていたのに、
白瀬のことが気になって気になって仕方ない。


白瀬も白瀬で
綾川のことが好きだったが、
彼には人には言えない重い闇があって…。



「心臓が~」のほうは
弘のマイナス思考がちょっとウザかったけど、
今回は男前の綾川社長が主人公なので
とにかくカッコいいです。
彼にまかせとけば何でも上手くいくんじゃないかと
思わせてくれる。


白瀬も白瀬で
闇を抱えてるわりには大人だしいいキャラです。
何よりイラストが良かった。
イメージにぴったり。


CDだとこの白瀬が
たっつんなんですよねー。
これがまた合う!


あ、綾川の子供も可愛いです。

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★3


心臓がふかく爆ぜている/崎谷はるひ

2014-03-07 22:10:29 | さ行(作家名)
著:崎谷はるひ   絵:志水ゆき


リラクゼーションサロンなどを経営する
会社の開発部員・齋藤弘は、地味でおとなしく、
ふられてばかりのゲイ。大手企業から
転職してきたイケメンで有能な降矢信仁を
苦手に思う齋藤だったが、仕事で落ち込む降矢に
アドバイスをしたことから親しくなる。
降矢に惹かれていく齋藤は酔った勢いで
思わずゲイと告白。そのうえ降矢からつきあおうと言われ…。



CDを先に聴いちゃったから
新鮮味はないけど一応読みました。



地味でおとなしいっていうのはいいんだけど、
根暗、マイナス思考すぎて
若干ついていけない場面もありやした。


でも、それを
降矢が変えていこう
どうにかしてあげようって
一生懸命になるのが良かった。


けど、その降矢も降矢で
かなりのうっかり屋さんで
地雷をばんばん踏みまくる。
けど、



「喧嘩しても簡単に別れるような
 浅い付き合いはしない」


という降矢の男前発言のおかげで
弘もどうにか落ち着いてくれる。

特別面白いってわけじゃないけど
安定したクオリティです。


ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★3

誘眠ドロップ/崎谷はるひ

2014-02-23 15:22:46 | さ行(作家名)
著:崎谷はるひ  絵:山田シロ



平凡な高校生・梶尾空滋の幼馴染み兼同居人は、
人気アイドルの藤代光樹。
“クールでミステリアスな美少年”と有名な光樹だが、
その実態は生活能力皆無で、空滋がいないと
寝食もままならない超あまったれ。
危なげな光樹のため、空滋は恋心をひた隠し、
世話を続けている。空滋のそばでしか
安眠できない光樹とベッドを共にしながら
情欲をこらえることにも慣れた。
可愛い幼馴染みをずっと守っていく覚悟だったが、
ある日、光樹に思いがけないスキャンダルが―。



美樹が空慈にべたべたでねー。
それをあやすように可愛がる空慈も
頼りがいあるっていうかなんていうか。


異常な関係だと自覚しながらも
その関係を壊す気がない空慈は
美樹のためだけに生きると密かに決めてて



読んでたら
こんなにメタメタに愛されてーよって
美樹が羨ましくなりやす。

スキャンダルが二人の関係を変えるっていう
アイドル×一般人の王道パターンだけど
スキャンダル後の美樹が可愛いのでよしとする。


目新しさはないけど
安定した面白さ。


昔の作品に加筆訂正した作品らしいです。


ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★3


好きになりなさい/椎崎夕

2014-02-10 02:28:32 | さ行(作家名)
著:椎崎夕  絵:葛西リカコ



母親の庇護者であった宮原が亡くなった十七歳の夏、
宮原の秘書だった有木に、史哉はある取り引きを申し出た。
母さんにはなにもしないでほしい、
代わりに、自分を好きにしていいから、と。
病いがちな母親を守るため、必死に考えた結果だった。
有木と知り合ってからの時間は長いものの、
史哉は彼がなにを考えているのかまったくわからなかった。
そんな史哉に、有木は取り引きの意味を確認し、その証としてキスをする。
そこから先は二十歳になってからだと告げて。
有木がなにを考えているのかわからず苛立ちを抱えたまま、
史哉は二十歳の夏を迎えるのだが!?



母親の身代わりになれるほど
美人の史哉はいろんな男に付け狙われる。


けど、本人は疎くて
男同士の情事について何も知らないほど。



あー、こういう
鈍いくせに強気な美人受けって
そそるわー。


有木は自分の母親のことが
好きんだって思い込んでんだけど
もちろんそんなことあなくて。


なかなか最後までしないくせに
寸止めの濡れ場の描写が
やけに生々しくてたまりません。


あ~、面白かった!


しかしホント
葛西リカコ先生の描く
美人さんはツボります。

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★4

恋じゃないみたい/砂原糖子

2014-02-09 22:36:25 | さ行(作家名)
著:砂原糖子  絵:小鳩めばる


放課後の図書室で画集を眺める、
たおやかで儚げな容姿の上級生・雪野に
一目惚れした抱井(かかい)。
告白するつもりなどなかったのに、
友人が悪戯で出したラブレターに
雪野がなんとOKの返事をくれる。
そして迎えた初デート、
恥ずかしがりで奥手なはずの雪野は思いのほか積極的。
違和感を覚えつつも誘われるまま雪野の
自宅についていったところ、
いきなり「セックスしよ?」と乗っかられ!?



先輩のギャップに萌えでした。
でもビッチ受けがダメな人には
向かないかもです。


セックス大好きで
お付き合いの手順をすっ飛ばして
乗っかってくる先輩に
抱井くんはどん引いてしまう。


キスはデート10回してから、
セックスはまだ先!


と口走ると、大人しく従う先輩が可愛い。
デートが終わるたびに
手書きのマス目を塗りつぶして
キスまであと何回とか言っちゃう天然ぶり。

そんな先輩が
だんだん可愛く見えるんだけど、



セックスしたいだけなら
俺じゃなくても良くね?


って根本的なところで
躓いちゃう抱井くん。


しかもたまたま
先輩には好きな人がいると聞いちゃったもんだから
嫉妬に狂ってみっともないことしちゃうのさー。


あー、もう!


ラブコメって楽しいな。
砂原先生って
こういうすっとぼけた話を
もっとじゃんじゃん書いた方がいいと思う。


面白かったー。

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★5

近すぎて、遠い/椎崎夕

2014-02-09 16:49:43 | さ行(作家名)
著:椎崎夕  絵:,花小蒔朔衣


自動車事故で両親を亡くした浅川和。
同じ事故で自らも右脚に後遺症を抱え、
退院後は姉夫婦の住まいに身を寄せていた。
ある「事件」をきっかけに居場所を失くし
途方に暮れる和に、幼い頃から慕う又従兄弟・理史が
同居を申し出てくれる。一緒に暮らし始めて以来、
過保護なまでに和を気遣い甘やかす理史。
次第に理史への思いを募らせていく和は…?



ある事件っていうのは
予想通りでした。


が、そのために
和には理史のとこ以外
行くところがなくて、
だから想いを伝えることができない。


自分の想いは
自分を追い詰めるだけってのが
なかなかに切なかった。



理史とは理史で
なんだろうなあ。


脇キャラの八嶋くんの指摘通り
ヘタレ攻めなんすわ。


いい歳こいてるのにヘタレで
理史にばかり負担が行く。


甘やかすくせに
肝心のとこが無理解で
和を追い詰めるし
やれやれでした。



でも初恋ものは
甘酸っぱくて好きです。

ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★4

好きにならなくてもいい/椎崎夕

2014-02-09 16:34:07 | さ行(作家名)
著:椎崎夕  絵:葛西リカコ

叔父のギャラリーで働く乾大和の前に、
ある日、田宮と名乗る男が現れた。
対人関係が苦手で、感情が顔に出ない大和は、
これまで誰かに恋をしたことがなかった。
そんな大和に、田宮はある提案をする。
実験のつもりで恋愛してみないか、と。
怖くなるほど甘やかしながら、
時折意地悪く焦らしてはまた優しくする。
そんな田宮に溺れていく大和だったが、
あるきっかけで田宮の秘密を知り…!?




お互い恋愛感情を持てない人種なら
割り切って付き合うのにちょうどいい。


ということで
付き合い始めた二人だけど、
大和の場合は恋愛感情を抱くほど
人と触れ合ったことがなかっただけの話で、
だから初めて深く付き合って
ぐずぐずに甘やかされたら
田宮に惚れてしまうのは必然でした。



一方、田宮のほうは、
頑なな態度を取る大和が
少しずつ素直になっていくのが嬉しくて
だんだん育ててる気になって
執着していくって感じかね。
それでも理由づけが甘い気がしますが。



ちなみに田宮の秘密ってのは
たいしたことないんだけど
人として信じられるかどうかは
また別問題で、だからこじれるんですわー。



私が大和の立場だったら
そう簡単に信じねえなあと思ったり。


でもその不信感を
愛撫でごまかされてしまうのも
悪くないかなーとか(妄想激しい)


田宮はスマートで
紳士的でエチが上手くてえらいイイ男。


大和は美人設定だし
お似合いなCP。



葛西リカコ先生の絵が
超絶あってます。
この絵師様大好きです。


ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ

★4

トリプルルーム/秀香穂里

2014-02-07 19:08:27 | さ行(作家名)
著:秀香穂里  絵:兼守美行


役者の芽が出ず、脚本家として駆け出しの向井。
妻に見限られバツイチになったばかりで
寂しい生活が始まるかと思いきや、
人気ナンバーワン俳優で長年の親友・宮乃と、
注目株の若手俳優・伊織から迫られることに…。
親友の仮面を脱ぎ捨て、狂気じみた愛情をぶつけてくる宮乃、
そして出会って間もないにもかかわらず強い執着をみせる伊織。
平凡な向井の生活は男たちの愛欲に搦め捕られていき―。




超良かった…。


どエロです。



なんでここまで
向井がモテるんだ?って思うけど
まあそこは置いといて。



宮乃は気持ちを長年あたためすぎたせいで
向井に狂ってて、それはそれは
卑怯な手を使って乱暴に抱くんですよ。


一方、伊織は
最初こそ小悪魔的なんだけど、
抱くときはふんわり優しく
嫌なことは絶対にしないの。



だけど、
宮乃と伊織が一緒になって向井と向き合うと
なぜか二人ともサディスティック。
ちょっとした道具もつかいます。


最後は「どっちか選べ!」
と迫られて…!?



とにかく
好みどストライクでした。


ポチっとお願いします↓
腐女子日記 ブログランキングへ


★3