著:砂原糖子 絵:広乃香子
梢野真頼は東京の片隅でシェフを務めている。
店に足繁く通う田倉訓とはいわゆる幼なじみだが、
昔の関係は封印し冷淡に振舞っていた。
しかし、田倉は屈託なく接してきて―。
同じ頃、九州の田舎町。小学六年生の治は、
自宅の蔵で古い手紙の束を見つける。
差出人「マヨリ」の真っ直ぐな恋心は、
やがて同級生・双葉への治の想いと重なっていき…。
阿蘇の田舎町で
恋心を温めていた真頼と訓。
けれど周囲にバレて
家族を傷つたことをきっかけに
真頼は一人上京した。
のちに上京してきた訓は
店に通ってくるけれど
真頼は自分の気持ちを隠しとおす。
一方、阿蘇の田舎町では
真頼の訓への想いを綴った
手紙風の手記を甥の治が見つける。
同級生の双葉への想いが
真頼の手紙と重なって抑えられなくなる。
双葉とキスしたところを
同級生に見つかり、からかわれ、
治と双葉は、東京で訓と幸せに
暮らしているであろう真頼の元を
訪ねることに…。
大人のカップルと小学生のカップルが
変にシンクロしてなんともいえない
雰囲気を作り出します。
子供の恋なんて一時的なもの。
自分たちの恋も一時的なもの。
そう片付けたい真頼だけど
自分が過去に書いた手紙を読み返して
どれだけ本気だったか
いまもどれだけ訓が好きかを思い知らされる。
田舎の問題は
何一つ解決しないんだけど、
気持ちが通じ合ってるのが
痛いほど伝わってきて
とっても幸せな気持ちになりました。
久しぶりに
しっとりした話を読んだなあ。
砂原さんの
バカみたいなコミカルな話も好きだけど
こういうテクニックを駆使した話もやっぱり好きだー!
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★5
梢野真頼は東京の片隅でシェフを務めている。
店に足繁く通う田倉訓とはいわゆる幼なじみだが、
昔の関係は封印し冷淡に振舞っていた。
しかし、田倉は屈託なく接してきて―。
同じ頃、九州の田舎町。小学六年生の治は、
自宅の蔵で古い手紙の束を見つける。
差出人「マヨリ」の真っ直ぐな恋心は、
やがて同級生・双葉への治の想いと重なっていき…。
阿蘇の田舎町で
恋心を温めていた真頼と訓。
けれど周囲にバレて
家族を傷つたことをきっかけに
真頼は一人上京した。
のちに上京してきた訓は
店に通ってくるけれど
真頼は自分の気持ちを隠しとおす。
一方、阿蘇の田舎町では
真頼の訓への想いを綴った
手紙風の手記を甥の治が見つける。
同級生の双葉への想いが
真頼の手紙と重なって抑えられなくなる。
双葉とキスしたところを
同級生に見つかり、からかわれ、
治と双葉は、東京で訓と幸せに
暮らしているであろう真頼の元を
訪ねることに…。
大人のカップルと小学生のカップルが
変にシンクロしてなんともいえない
雰囲気を作り出します。
子供の恋なんて一時的なもの。
自分たちの恋も一時的なもの。
そう片付けたい真頼だけど
自分が過去に書いた手紙を読み返して
どれだけ本気だったか
いまもどれだけ訓が好きかを思い知らされる。
田舎の問題は
何一つ解決しないんだけど、
気持ちが通じ合ってるのが
痛いほど伝わってきて
とっても幸せな気持ちになりました。
久しぶりに
しっとりした話を読んだなあ。
砂原さんの
バカみたいなコミカルな話も好きだけど
こういうテクニックを駆使した話もやっぱり好きだー!
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