
兄に連絡をすると

女性の言った通りだった
兄は
家を残してしまえば
いつまでも女性は
執拗にお金を無心くるだろう
女性と縁を切るためにも
家を売却してしまった方がいい
それが兄の意見だった
ワタシのスマホを持つ手が震え
胸がぎゅっと詰まり
「それでもお兄ちゃん、家には大切な思い出がいっぱいあるのに.....」
兄の返事は
「実家はもう、あのひと(女性)に汚されたけえ、住む気もないし.....」
兄とワタシが実家への思いが違うのは
仕方ない
実家で生まれて育ち
地元に残ったワタシと違い
兄は増築した今の実家で
小6、中学高校と7年間過ごした後
東京の大学に行って就職した
下の兄も同じく
大学からは県外へ出て就職した
実家では
父と母
そしてワタシ
長い間3人で暮らしたのだ
だから兄と気持ちが違うのは
当然だ
それに
兄の気持ちもわかりたい
ただ
ワタシに反対する権利はない
でも、父と母が天国で聞いていたら
どう思うだろうか
そう思った途端
スマホを持ってうつむくワタシの両目から
大粒の涙がポタポタ流れ落ちた
鼻をすするのを堪えて
「なら....しょうがない....しょうがないね....しょうがない.....あきらめるしかないね....わかった」
泣いているのを悟られないように
それしか言えなかった
後のメールで
手続きが既に進んでいることを知った

このA不動産は
地元でも認知度の高いところだ
気丈だと思っていたワタシは
ついに
情けないかな
腎盂腎炎になり
倒れてしまい
心穏やかに
健やかな身体を取り戻すために
これ以降は
女性からの電話にも
一切出ないと決めた
ひっきりなしにかかってくる時に
1度だけ元夫に出てもらい
病気だから電話には出られないと
断ってもらった
女性は相当心配しているようだと
元夫から聞いても
心配なのは
お金なのだから
相手にしないことにした
そして女性も母国へ帰り
父の1周忌にも現れなかった
A不動産との
約束の半年も過ぎ
そちらからの連絡もなかった
(2025年2月に理由を知れることになる
そちらも先で記事にします)
2020年
年を明け
弁護士にいきさつを話し
ワタシ達兄妹と女性が
関わり合わなくなれるようにするために
家庭裁判所へ女性が出頭して
解決をする方向でと
15万円の着手金を兄が支払い
成功報酬として残りの15万円を
後で支払うことになった
そして
また弁護士からも
全く連絡が来なかった
つづく
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