黄泉の国へ

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詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-04-18 13:53:00 | 日記
 女性は、ボストンバッグひとつで父のとこにやってきて

同棲が始まった。


それまで何処にいたのかというと

仕事近くのアパートで、一緒に働く人達と共同生活をしていた


とか

本当だったのかは、わからないけど。


同棲するからと、家の中の整理を少し手伝った日から、


少しして

父に呼ばれた。


女性に会わせたいのか?
心の準備がワタシにはまだなかったけど


実家へ出向いた。


また一人で
庭の池の側で、作業をしている父がいた。



前置きなしで、
ワタシを見るや否や


「それが、〇〇ちゃん(ワタシの呼び名)ー」



から始まる話に、言葉を失なう。






一緒に暮らし始めて、直ぐ仕事も辞めたその女性は、父と結婚したいと言うんだとか。

父はといえば、嬉しくないわけぢゃなさそうだけど



結婚って、まだ付き合いだしたばかりなのに


え?ほんま?


でも


肝心な
女性がこの場にいないし



何か違和感を感じてしまうワタシは



で、今どこ?
何でいないんだろ?
お買い物?


頭に疑問が沸いて仕方ない




問う前に、父がポツリポツリ


「彼女は四国に少し荷物を取りに一旦帰ったんよ
少しなら、送ってもらえばって、言うたんぢゃが」


作業の手を止めずまま
話を続けた。


「ワシと結婚したいからいうて、離婚してくるんぢゃって」



ええええええーーー?
なんてーーー?



「結婚してたんーーー?」




「ワシも知らんかったんよー」



.............。



「なら、もう戻らんと思うよ、良かったぢゃん、わかって」




「ワシも、そうぢゃと思うよ」



それなら、それでいいのだ

くらい



大して動じない、ワタシの知るカッコいい父がいて



なんか、ほっとしたから




中途半端になっていた作業を手伝った。



もっと頻繁に実家に帰ろう


そう思うワタシを




つづく
































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