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1月もあと少し!レポート

1月はお世話になっている多くの方との「ライブ初め」が続いています。「おめでとうございます」は言い続けるのが大変ですが、「今年もよろしくお願いします!」を言える機会がどんどん多くなってとてもうれしいです。日程は前後しますがミニレポートでお送りします。

(その1:1/13サンジャック -TopoKeroChe)

新潟から戻って13日には西荻窪サンジャックでのケーナの山下”TOPO”洋平さんとバイオリンの会田桃子さんとのトリオ。2回目ということで早くもユニット名がつきまして、それぞれのニックネームからとってその名も「とぽけろっちぇ」。

3人のオリジナル曲やレパートリーを持ち寄っていろいろな実験をさせていただけるのが私にとってサンジャックライブの魅力。TOPOさんと桃子さんのオリジナルやっぱりすばらしいです。終わってすぐ「またやりたいですね!」ということで3月8日に3度目も決定しました。ちなみに3人ともB型。TOPOさんは翌日もビオラの田中詩織さん、ギターの助川太郎さんとのトリオ(とぽしおすけ)だったそうなのですが、こちらも3人ともB型。さらに桃子さんや詩織さんとここでいつもご一緒されている伊藤芳輝さんもB型だそうです。

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(その2・1/14楽屋と1/27カーサ・クラシカ - Hikalucas)

おととしからご一緒してるケーナの若き名手、岩川光さんとのライブ。これまで何度も地元の弘前に呼んでいただいてコンサートをしてきましたが、昨年の秋に彼が上京。東京でのライブは初めてご一緒しました。

14日は中目黒の楽屋での対バンライブ、27日には赤坂のカーサ・クラシカでの3ステージライブでした。岩川さんはこれまでボリビア、アルゼンチンと旅をしてきましたが、特にブエノスアイレスの音楽に惹かれ、今回の2つのライブもアルゼンチン音楽をテーマに演奏しました。高い技術を全力投入、音楽に没頭し続ける姿はうらやましいくらいの画になっています。27日のライブの時に見に来てくださったお客さんの女性の方2人から「14日にたまたま見て感動して来ました!」私も言われてみたいです。

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(その3・1/16古河文学館と1/19日暮里サニーホール-Sachiko-Gabriel)

古河の城址にある歴史的な建物の中でのコンサート。アルパの芝崎早智子さん、ガブリエル・ゴンサレスさんとのトリオでした。ステージ横には巨大な蓄音機が。ガブさん「今日は大きいスピーカーもってきました!チエイさんの音こ・こ・か・ら!」とはしゃいでいます。

芝崎さんの生徒さんの紹介で、ある団体の新年会コンサートでもあったのですが、一般の方もOKということで、古河在住で私が小学生のとき担任だった先生も来てくださいました。見ていただくのはおととしの久喜でのレコ発ライブ以来で緊張しつつもとてもうれしかったです。以前にも書きましたが、私が一時不登校になりかけたときに救ってくれた大切な恩師です。20代最後のライブに立ち会っていただいたのもご縁だと思います。

19日は日暮里サニーホールでのコンサート。毎年芝崎さんの発表会をおこなっている場所でもあり、この日は芝崎さんの生徒も有志で参加されました。生徒さんたちも昨年の発表会のときよりずっとリラックスされていてすばらしい演奏でした。何よりも一曲にかける想い、これはむしろ私のほうが学ぶことが多いです。今年の6月の発表会が今から楽しみです。

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(その4・1/18日暮里サニーホール-MAYA

18日はフォルクローレグループMAYAの最新作『ホカヒビト』の発売記念コンサートでした。日暮里サニーホールでの完全生音演奏です。私もコンサートに2007年から呼んでいただいていて、このCDにも参加しています。MAYAの結成20年、10年ぶりのフルアルバム、ライブ盤を合わせても5年ぶり、新曲や再録など含め全14曲、メンバーでもある岡田浩安さんのプロデュース、すべてがこめられた大作です。橋本仁さんの書いたライナーノートに感動しました。

当日は早めに会場入りしてリハーサル、合間にTOYO草薙さんや寺澤むつみさんにオリジナル曲の進行を聞きながら練っていきます。いつも一緒にゲスト出演している渡辺大輔さんの後輩たちがボランティアスタッフとして動いています。

この日はさらにウード奏者の常味裕司さんがゲスト出演。楽屋でさりげなく出す音がすでにものすごいです。それぞれのソロ演奏に聴き入り、全7人での演奏で盛り上がりました。いつもすばらしい時間をありがとうございます。私もMAYAのコンサートではギターの他に打楽器や笛も担当していて、5月10日には錦糸町のすみだトリフォニーホールでコンサートが予定されています。

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(その5・1/2022 下北沢テピート-Nobuyo/Ikeda-Hikalucas

20日の夜は下北沢のテピートで八木啓代さんとの今年初ライブ。八木さんとテピートでは移転前(東北沢)からたびたびご一緒しています。お店に入って間もなくたくさんのお客さんが。しかも若い。昨年に八木さんが特別講義をおこなった大学の先生が学生をたくさん連れてきてくださったそうで、八木さんが入る頃にはほぼ満席で「時間を間違えた?」と錯覚するほど。歌でつづる中南米音楽の世界、曲の作者やそのバックグラウンドについてのトークは私もいつも勉強になります。シェフのガブリエルさんの料理も初めていただきお腹もいっぱい。食事が本当においしいです。

22日。急遽ここで新年会が開かれました。ギターの池田宏里さんと岩川光さんとのトリオが弘前、熊谷に続いて下北沢にも登場。池田さんと私は同じ誕生日(17日)でとうとう30歳ですよ。チューチョ・デ・メヒコさんのライブは迫力満点であり歌心に満ちていて今回も大感激。マエストロは御年77歳!この境地に私も47年後に達することができたら、こんなに幸せなことはありません。

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(その6・1/21レコーディングと1/26新年会演奏)

21日の昼にはボーカルの方のレコーディングに呼んでいただきました。初台のスタジオで2曲録音、どちらも美しいバラード曲で、それぞれの作曲者の方からいろいろ意見をいただきながら音をつくっていきます。以前にも別のレコーディングでお世話になっていて、声をかけていただいたことに感謝!完成が楽しみです。

26日には葛飾での団体の新年会での演奏でした。オカリナのホンヤミカコさんの紹介で、今回はチェロの諸岡由美子さんと初めてご一緒しました。ホンヤさんも諸岡さんもご存知の方には説明するまでもなく、多くの公演や各メディアで大活躍されています。あらゆる状況で常にベストの演奏をして、お客さんに喜んでいただく、本当にプロフェッショナルでステージ上でも楽屋でも美しいです。すばらしいミュージシャンとご一緒できて幸せです。

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(その7・1/21吉祥寺MEG-Satomi1/23ノチェーロ-Okada

21日夜、ジャズトロンボーン奏者の志賀聡美さんに誘っていただき、吉祥寺の老舗ジャズスポットでのライブでした。志賀さんとは昨年に2回ドゥオで川崎でご一緒していて、今回はタンゴベーシストの田中伸司さんとのトリオです。

志賀さんの演奏するトロンボーンの音は本当にやわらかいです。楽器の構造からどうしても大きくて勢いのある音を連想しがちですが、金管楽器から発する繊細な音の心地よさをすぐ身近で聴くことができるのは共演者冥利につきるというものです。ジャズギターはまったく経験がないのですが、自分なりのアプローチを志賀さんもお客さんも受け入れてくれて、この音楽の懐の深さに勇気をいただきました。

23日は今年初の六本木ノチェーロ。私が現在最も多く出演しているスペースで学生時代からお世話になっています。岡田浩安さんとのドゥオで3ステージをじっくりと、お互いの音を確認しながら進めていきます。私にとってノチェーロは、音楽の楽しさを存分に味わえる場であると同時に、そのライブを通してその時点での自分のコンディションがよく分かり、占うことのできる貴重な空間でもあります。岡田さんとの共演も今年で5年目になりました。多謝、そして今年もすばらしい機会にたくさんめぐり合えますように!

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(その8・1/2024 ホットハートフェスティバル)

毎年埼玉の久喜で開かれている「ホットハートフェスティバル」に参加しました。障害を持った人たちによる手作りの作品の展示販売とコンサート、初日の20日は「フーマ」として演奏しました。今回はソロステージはなかったのですが代わりに3枠で出演というのが、今の私にとっては重要なことです。現在では年12回できるかどうかの家族での演奏、でも短い時間でちゃんと戻れるんですね。

この日は中学時代の担任の先生もかけつけてくださいました。お会いするのは成人式の日以来10年ぶり。その熱さと鋭い眼力、そして男気あふれるやさしい笑顔はまったく変わっていません。教育現場と音楽現場、どちらも別の意味で本当にきびしい時代だと思うのですが、こうしてお話しできたのも音楽を続けているおかげです。最後は「智詠!人前にでるんだからその体どうにかしろよ!」とうれしいエールをいただきました。

24日は岡田浩安さんとのドゥオ(前日ノチェーロに続き)、そして芝崎さん&ガブさん(16日古河&19日日暮里に続き)との共演でした。それにしても、東京都内に引っ越してからやたら埼玉での演奏機会が増えてしまって、不思議な気分です…。

開放的な空間でのイベント、出演者の方の演奏を楽しみます。いつもPAで活躍されているシンガーソングライターの市川和男さんの歌に聴き入り、今回初めて参加したアコーディオンの大口俊輔さんの演奏にびっくりし、市川さんと大口さんとそれぞれ共演したギタリストの田中庸介さんの多彩な奏法に大いに学びました。ボランティアスタッフの方にはいつもお世話になっています。おつかれさまでした!

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