ほんとうに物を知っている人は
知った振りをしない。
分からなければ、臆せず質問するものだ。
そうして、知の階段を一歩ずつ登っていく! . . . 本文を読む
僕には
それが世界の祝福そのものの様に
心のなかでコダマする
「ただいま」
そのわれわれを安心させる
優しい、温かい言葉。
僕には
君の「ただいま」が必要なんだ
唯、今を生き抜くために
僕ら分裂した意識を接ぎ直すかの様に
. . . 本文を読む
「暇」とは最大の敵だ。
僕らは、それの前では「死人」のように
生命力を失い、黙り込んでしまうばかりだろう。
僕らは「暇」なんてのを、手に入れたから
「苦悩」するのかも知れない。
噫!「暇」はなんで、僕らに与えられたんだろう?
それだから人は「堕落」するんだ!
「知恵の実」を食べた僕らへの「罰」か?
「苦悩」することのできる「知恵」を、
僕らは手に入れた、とでも言えるのだろうか . . . 本文を読む
ブラウンシュガーを撒き散らしたような
僕の妄想に塗れた茶色い部屋の中で
忘却された日々の鬱屈が
とぐろを巻いて雑然と居座っている
バカみたいな妄想に取り憑かれた
僕の所行は
夕方のくだらない審判によって
裁かれる運命だ
君の瞳に沈んでいく夕陽は
僕らの薄汚い妄想を拭いさっていく様に
不満でいっぱいの僕の日常を
ひたすら真摯に照らし続けているから
僕は間違いの街を駆 . . . 本文を読む