青を飲み干し
宇宙の空き箱に
身をひそめ
ゆうらんひこうを
楽しめば
とめどなき
降雨に
身を濡らし
何気なく
睡眠の湖のうちを
彷徨っては
やおら目を見開いて
訪れる歓喜の渦に
目がくらむ
機を逸しては
ならぬイチゴの
滴る果汁に
徐ろに舌を伸ばし
揺れる不安に
手を合わせ
閉じる闇を
薙ぎ払う
. . . 本文を読む
揺ら揺ら揺れる、あの日の木陰、
何食うわけでなく、離散する理想。
ところによりて、嘆く意想の届く先を知る。
計算を徹底して夜にはめ込む、君のムゲンの思考方式に、
カタルシスの到来を待ち呆ける、僕のムゲンの期待意識に、
穂花に嘘が萌えるのが、分かる。
頼りない妄想の残り香が、僕らの未来を塗り潰そうとも、
何度も蘇るタマシイが、その歯車を再度噛み合わせる。
. . . 本文を読む