水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

追いつかなくて困ってる

2020年07月25日 19時31分18秒 | 今日、書いた詩
 追いつかねえよ  追いつかねえ  ひぃこら走っていったって  どこまでいっても追いつかねぇ  おっかねえ  おっかねえよ  際限のない欲望のまがまがしさ  その代わり  際限のない知性も宇宙の向こう  茶の間で笑っている風景が  何も変わらず  未来に投影されるように  明日もわからず僕たちは  今日の歌を歌う  今日も歌を歌う  ひとえに       ぶんかぶんか  って ハエが飛 . . . 本文を読む

悲しみエトセトラ

2020年07月25日 19時22分06秒 | 今日、書いた詩
 時代の気分ってやつかな?  まだ書きかけの日記が終わんない  不確かな足跡の向こう  沈まぬ夕日が染まんない  日々 ロックなエモーションが  砕け散っていくから  僕の万年青二才も  過ぎゆかない  終わんないコードは  ポケットにしまって  次の日の朝と  スタートしよう  僕の悲しみは  君の悲しみと  リンクする?  ただそれだけを思っている  ただそれだけを願っている  ア . . . 本文を読む

たとえ選ばれなかったとしても

2020年07月22日 23時08分01秒 | エッセイ
 僕が僕を生きたことを  確かに遺せる未来にしよう  この世に生きる誰もがきっと人類史に貢献している  僕が僕をあがいたことを  覚えているか  あのときは力の入れ方が分からなかった  分からなかったから何も成せなかった  いや 分からないだけではない 何もしなかった  嫌なことから逃げていた  もし今後僕がたとえ何にも選ばれなかったとしても  僕が僕を生きた痕跡だけは残そう そうしよ . . . 本文を読む

あの愛は嘘だったの?

2020年07月22日 23時07分05秒 | エッセイ
 ある時  素直な言葉を否定された  物事を素直に表現することは  そんなに難しいことなの?  お母さん ひとりの思い込み 社会の中で歪んだ感情 それを僕に押し付けて それで楽しいの? 僕は人間に愛されている 愛されてきていまここにいる  誰かが僕の味方でいてくれるために  僕が自分の感情を押し殺すようなら  生きていないほうがマシだ  もし一個人が己が醜い欲望を遂行するだけの機関ならば . . . 本文を読む

余生蛋白尺八訛り彼を世相の凡と云ふ

2020年07月22日 23時06分15秒 | エッセイ
 腕を切り落とさば  難事もことごとく  大成さるという  「アホか?」 天蓋の神様アングリ  口を開けて微笑んで  ところ狭しと並んだ人肉  頬張りて 汝自信家と見做す  そんな自分を  儚んで  三晩三晩(みばんさんばん)  自らを慰めて  それでは詰まらぬと  思い定めて  重い腰をば  ズイッと上げる  世を果敢なんだ凡才の成れの果ては…  ただ腐れ屍と相まみえたり  理解及ばぬ . . . 本文を読む

欲望ダダ漏れマシン

2020年07月22日 23時05分06秒 | エッセイ
 汚い欲望  きれいな愛 「きたないはきれい。きれいはきたない」と言った シェークスピア演劇の登場人物も きっともっと本質を見つめるようにという意味を込めて 言ったのだろう 外面だけの美しさなのか 内面から溢れ出る美しさなのか しかして きれいな欲望 汚い愛だなんて言い方は通用しない もっとも欲望にきれいも汚いもない 愛もきれいな愛などと二重に形容する必要もない もしきれいな欲望  汚い愛 . . . 本文を読む

醜い異心

2020年07月22日 23時00分34秒 | ぽつり一言
 語られ得ない有象無象の  ただ一人であるがゆえに  私は未だ醜い生物であり  甚だ見るに堪えないボンクラである  無明の中に生きるとは  つまりこういうことである  人の間に居ることを忘れ  己が世界に没入し 醜い心を持ち  いつもこそこそ人の不幸を嗤っている  そんな自分を  捨て去る日まで    そんな自分を捨て去ってしまえ  己がプライドなんてくそくらえ . . . 本文を読む