この試合で優勝できなかったら・・・わかってたけど・・・
できることなら 優勝したかった。。。
予選の箱の中に ちょっとした有名人が ぶち込まれていた。
でも、ひょっとしたら 勝てるかも知れない・・・
そんな 気持ちもあった。
過信はいけない！ 余計なプレッシャーを生むから・・・。
それも わかってる。
冷静に 落ち着いて 自分のプレーができますように・・・。
「これがラストゲームだからね！」
その言葉に動揺が心の中を支配しようとしていた・・・。
わかってるよ！ そんなこと！！
何も 予選の前からそんなこと言わなくっても・・・。
かじかんだ手 寒さに震えて固まる体、 体育館は冷蔵庫のようだった。
いつもなら サーブが入らなくなるプレシャー。。。
プレッシャーに押しつぶされないようにひきつった笑顔でなんとか自分を奮い立たせる。
初戦が勝負だった。
１ゲーム目 ７本で取る
２ゲーム目 逆転され １０－１２ で落とす
３・４ゲーム 相手は落ち着いたミスのないラリーと女性の的確なフォアドライブでこちらは力及ばず
どう考えても このペアが他の試合を落とすとは思えず １位抜けの希望はなさそう・・・。
２試合目は ３－０で取ったが、
２位抜けの望みも ３試合目の熟練夫婦ペアに拒まれ まさかまさかの３位トーナメントへ
１・２位トーナメントと ３位の温度差はかなりあって・・・
それでも 準決勝は知り合いペアと対戦することになり
練習では いつも 勝っているので 負けることはできない！
３－２ ラストは ９本 ギリギリの勝ちだった。
パートナーさんの 的確な指示がなければ きっと ずるずると負けていたかも知れない。
作戦は やっぱり 必要なんだ・・・。
何も考えず ただひたすら 思いつき無心でやってきた私は きっとこれから 伸びていかない。
そんなに 昔のように 反応だけで動いたり 対応できなくなっているのだから・・・。
こんなパートナーでは 申し訳ない・・・。
結果は ３位トーナメントの優勝
予選 初戦の相手は １位トーナメントの優勝だった。
自分としては・・・
レシーブが思い切り払えなかったりするほどのプレッシャーの強い試合の中
サーブイップスが出なかったことが 唯一の収穫だった。
この収穫の喜びよりも 失ってしまったものの方が大きくて 今はどうにも・・・。
解散・・・？
「ただ 元に戻るだけじゃん・・・ そう思えばいいじゃん！！」
ありがとう・・・
この言葉 うれしかったよ！
ふふ・・・ なんとか生きてるよ♪
もうちょいで 練習も復活するから待っててね！
そうだ・・・
元々 長年の間 固定は諦めていたんだから 一緒にたくさん試合ができたことを 感謝しよう！
そして やっぱり 自分の気持ちを 大切に・・・
気持ちが 上へ 上へ 向かうように・・・
今 自分ができることを 後悔しないように しっかりやろう！
それが たとえ 思わぬ結果となったとしても
それは 誰のせいでもなく 自分のせいでもなく 自然の流れなのだと
何かを得るための ひとつの過程なのだと いつかきっと思える日が来るから。。