風のたより #71 千葉甫 2019-08-19 13:59:52 | 短歌 ゆっくりと記憶の底から浮いてきて象(かたち)を成してゆくもの見守る 影を見て思い途切れて眼をやった窓の外行く揚羽の光る カーテンを透して見える陽のあたる道行く人の馴染みの歩幅