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【純潔工房】 実用貞操帯製作
日本国内初の 本格的貞操帯製作及び既製品の修理調整を行う 「純潔工房」 のブログです。相談など、気軽にくださいね。
 



 翌日、また午前中はスポーツクラブへ。

 今日は現地集合なのでおやっ?と思った。
 ジムに出ても小竹原が見当たらないので、勝手にマシンをやってからプールへ出た。
「神山くーん」
 小竹原は既にプールに居た。
 傍には逞(たくま)しいオジサンが立っていた。
「紹介するわ。父よ」
 ぐわぁああ!
 いちばん苦手な攻撃!
「お父さん、神山くんよ」
 冷や汗ダラダラだ。
「えと、あの…… い、いつも小竹原さんにはお世話になってます、神山です、初めまして。ていうか、ずっとここのチケットをタダで使わせていただいて、いつかお礼しなければと母が……」
「はっはっは。初めまして、裄野(ゆきの)の父です。こちらこそ毎日のように娘につきあって頂いてありがとうございます。チケットは気にしないでください。ここは使えば使うほど多めにチケットが貰えるシステムなので、ほとんど毎日使っても平気ですよ」

 街中で出会ったならとても子供がいるようには見えない、カッコイイお父さんだ。
 筋肉モリモリではないが、スマートなスポーツマン派。
 さすが会社の社長はなんでもこなすんだなぁ。

「お言葉に甘えまくってます、すみません」
「いやぁ、裄野がしょっちゅう話題にするんで、どんな方か会ってみたかったんですわ。今日たまたま午前中に時間が取れたので…… ハハハおじゃまパパ」
「ホントにそうよ。 ごめんね、突然」
「あ、い、いや、その、チケットのお礼も言いたかったし……」
「上がったらテラスレストランへ来なさい、ランチおごるよ。あ、神山君はご予定とか無いですか?」
「大丈夫です」
「やったぁ! あたし絶対点心!」
「じゃ、あとで」
「はぁ、失礼します」

 小竹原の親父さんが去ったあとで、小竹原が済まなそうに言った。
「ごめんねぇ、なんかあたしがコソコソやってるの感づいたらしくって、どうしてもって聞かなかったのよぉ」
「あーおどろいた。でも、気さくで面白いお父さんだな」
「まぁ、それはあるかな」
「しかしバレたらまずいよな」
「あたしの持ち物漁ったり、携帯覗いたりとか、そういうえげつない行為とは無縁のヒトだから、実物がバレなきゃ平気だと思うな。単純に、あたしが男の子の話なんてしたこと無かったから興味持ったのと、並行して夜中にごそごそトイレに行ったりすることが多くなったから、悪い男の子に騙されて、何か命令されてたらいけないと思ったんじゃないの? ま、実際その通りんなだけどさ」
「心配程度ならいいけど。 ……夜中にトイレって?」
「えー? 自分でめーれーしたくせにぃ。やったわよ、お浣腸」
「しぇーーーッ!」
「今、一番細いの入れてるよ?」
「ちょ、ちょっとまてーーーッ!!」
 俺はいきなりチソコが大勃起してきて、慌てて水に入った。

「どうしたの?」
 プールサイドに屈む小竹原の股間が、プールに入っている俺のちょうど目の高さになる。
 見馴れた小竹原の水着の股の奥が不自然に盛り上がっている。
 アナル栓の尾栓の部分だ。
「入れっぱなしって妙な気分だよね。でもこの太さは一晩で慣れちゃった」
「大丈夫なの?」
「あたしずっと水泳やってたから生理の時ってタンポン派なのよ、だからこのくらいの太さだと、何か挟まってるなーっていう感じしかしなくて、すぐ慣れた」
「そ、そういうもんなんだ。アソコとお尻とでは違くない?」
「んー、今のところ平気。あたしが特別なのかもね」
「それは言えてる」
「ひっどーい」

 それからしばらく2人で泳いだが、小竹原の泳ぎはなんだかトロッとしていて、いつものキレが無いように感じた。

 プールから上がり、着替えて、今日は髪も乾かして、ラウンジで小竹原と待ち合わせてからテラスレストランへ向かった。
 行ってみると、小竹原の親父さんは随分ビールを飲んでいたようだった。
「おーい、こっちこっち」
「御邪魔します」
「あー、2本も飲んでるー。お母さんに言ってやろ」
「気分いいんだからいーだろ?」
「ホント、ごきげんねぇ」
「いやー、娘のカレシがいいやつでよかった! 安心した!」
「あら、いいの? そんなに簡単に信じて」
「んーー、んなもん、ちょろっと挨拶すりゃすぐわかる。社員1000人抱える会社の社長をナメるなよ~」
「ホントぉ? 神山くん、あたしにエッチなことさせようと企んでるかもよォ?」
「おい!」
「んなことナイナイ。神山君を見ればすぐわかる。パパだってなぁ、若い時はいろんなコとつきあったりしてんだ。だからなぁ、あんまりウルサイこと言いたかないよ。だけどねぇ、神山くん!」
「は、はいっ!」
「ちょっと! お父さん、酔ってるよ! いいかげんにしなよ」
「だーっ、こんなチャンス無きゃ言えないだろ? 神山くん、自分がさんざん遊んでおいて言うのもナンだけどねー」
「はい」
「一人娘の親になっちゃった今としてはねー、一応結婚するまでヴァージンでいて欲しいと思うワケよ。わかる?」
「は、はぁ」
「今の時代、無茶だ稀有だってのもわかってるよ。親のわがまま。でも、だからこそ、逆にそれさえ守れるヤツなら、どんな男にでもくれてやるー!!って。 いらない?」
「ブッ!!」
「おとーさん!! もうやめてよ!」
 親父さんはビールで真っ赤、小竹原は恥ずかしさで真っ赤だ。

「はーーーーーーーっ。スッキリした! ありがとうっ!」
 しゅたっ、と敬礼の真似事をして小竹原の親父さんは席を立った。
「あ、これ。好きなもん食べなさい。サインいらないし、ここの支配人、事情わかってるから。なくすなよ」
 このスポーツクラブの金色のカードをテーブルに置いた。
「さんきゅ、おとうさん」
「あ、ご馳走様です。すみません、なにから何まで」
「あーもう約束破ったらブッ殺ーーす! なーんてね。ハハハ」
「ちょっとやめてよ、そんな大声で」
 小竹原の親父さんは斜めに歩きながら去っていった。

「あーおどろいた。『ブッ殺す』ときたもんだ」
「もう、ほんっと、ごめん」
「ああでもいいチャンスだから、貞操帯について俺が考えてること話しておくな? 要するに小竹原さんの言う『めーれー』の内容。幸い今お客さん少ないし」
「うん、い、いいよ。でも先に何か頼も?」
「うん」
 係の人を呼び、小竹原は中華の点心をいくつか頼み、俺はパスタを頼んだ。

「で?」
「うん、とにかくシンプルにいきたいんだけど、小竹原さんがイイと思わなきゃつまんないだろ?」
「うん、でも好きにめーれーしてよ。そういうのに憧れてたの」
「じゃぁ、ウンコするとこ見せろとか、乳首に洗濯バサミとかは?」
「だっ、だめだよ! 嫌だって言ったじゃない! それに洗濯バサミ? 無理だよ千切れちゃうよ死んじゃうよ」
「ほらみろ」
「あ!! ……ごめん……」
「ああいう掲示板見てるとさ、確かになんでも出来そうに見えるけど、体験談ぽく書き込む人とか、マジにリアルでやってる人とかは、もう何年も経験してる人なんだよ、きっと。だから小竹原さん最初は出来ることからでいいよ。ま、それが最初の『めーれー』ね」
「うー。わかった」
「じゃぁ、順番にいこう。貞操帯が来ても、ちゃんと合うように調整が終わるまでは無理に命令服従しなくていいから」
「うん」
「いよいよ本格的に一日中装着開始したら、小竹原さんはもう一生自分の性器に自分では触れない。いいね?」
「ちょ…… はぁあっ……! だ、だめだよぅ、こんなところでそんな話…… ヘンな気分になっちゃうよぅ……」
「我慢して聞くんだ、小竹原さん」
「もう『ユッキー』でいいよぅ…… それにもっとタメでいいよぅ……」
「あ、うん。で、ゆ、ゆ、ゆっきーには…… あー俺『ゆっきー』ってダメだ。『ゆきの』でいい?」
「好きでいいよぅ」
「んじゃ…… ゆきのにはフェラ専門奴隷になってほしいんだ。あ、奴隷って言い方、嫌?」
「いい、いい、奴隷でいい。やばいよぅ…… ヘンな気分だよぅ……」
「俺のこと、フェラで満足させてくれたら、何回かカウントして、ある回数になったらイカせてあげる」
「どうやってぇ……?」
「クリトリスを俺がいじる」
「い、いいよ! そんな! 自分で出来るから!」
「だめ。させない。ゆきのは、二度と自分でソコに触っちゃダメだ」
「あ、あ、あ、あ、あ…… いやぁ…… オカシクなるゥ……」

「おまたせしました」
「あわわ!」
 いきなり料理が運ばれてきて小竹原は慌てた。

 俺もちょっと気を鎮めて、パスタを口にした。
「これうまいな。オリーブオイルとニンニクだけなのに。……っと、どこまでいったっけ。そうそう、ゆきのはエッチな気分になったら、まず我慢な。それで俺に言って、俺がフェラで満足したら1ポイント。何ポイントか貯まったら、クリニングス1回。俺が満足しなけりゃ当然ポイントは無いし、俺と会えなければその間はずっと我慢だ」
「ひーー!」
「同時にアナル拡張して、俺のが入るようになったらお尻でやらせてくれよ」
「うう…… がんばりマス…… にゃー、大好きな点心が味しなーい」
「ごめん」
「はぁっ…… もうあたしの脳みそ、この水餃子みたいにトロトロぉ……」
 俺だって股間がチュドンと破裂しそうだ。
 小竹原はその水餃子を箸でむちゅると摘まみ、口に入れて、妙な顔でくちゅくちゅと噛んだ。

「で、一番肝心な話」
「ん」
「ゆきのは結婚するまで処女な」
「ん」
「『ん』って、意味わかってる?」
「お父さんも言ってたし、あたしもなんとなくそういうのイヤじゃないから、別にいいよ」

 俺はちょっと驚くと同時に、いくらネットで知識を詰め込んでるとはいえ、やっぱり経験少ない女の子なんだなーということを思い知った。
 そして、俺は小竹原の予備知識が偏ってることを再認識し、そこを充分考慮してやらなければならないと思った。

「わかってないなぁ。俺だって経験多いわけじゃないから詳しく知らないけど、女の子って気持ち良くなると入れて欲しくてたまらなくなるそうだぜ? そうなっても絶対入れないから。そんな気分って経験ないの?」
「えー? ……あ…… ああぁ…… ある。 あるよう! わかっちゃった…… あの気分だ…… まだ渇望とまではいかないけど、あの気分の大波が来て、中が満たされなかったら狂っちゃうかも」

「狂っても、入れないぜ」
「あ! ああああ! はふッ…… 食事できなくなるから、もうやめてぇぇぇ……」
 小竹原は涙目だ。

「大丈夫だ。『めーれー』は以上だから。返事は?」
「はい…… わかりました……」
 俺は残ったパスタをくるくる巻いて一気に口に入れた。
 小竹原じゃないが、もう味なんてわからなかった。

「あたし、雰囲気に浮かれていた部分が多かったけど、スゴイことしようとしてるんだね。ねえ、復唱していい?」
「うん」

「あたし、貞操帯嵌められちゃうと、結婚するまで処女のままなんだ。入れて欲しくても入れてもらえないんだ」
「うん」

「代わりにお尻の穴を4cmまで拡張されちゃって、神山くんにおか…… 犯される……んだ…… お尻の穴を…… はふゥ…… 犯される…… 拡張されて…… お尻の穴を…… はアッ…… お、犯される…… んん……」
「続けてよ」

「そッ…… そして、普段はフェッ! フェラ? ど、奴隷……」
 小竹原は急に真顔になってブルッと身を震わせた。
「大丈夫?」
「ひぅッ…… フェ……あああああ!! 普段は神山くんのフェラ奴隷として……過ごし…… 神山くんが何回か満足したら…… ご褒美に…… イカッ!」
小竹原は涙を溜めて俺を見る。
「お願い…… トイレに行かせて……」
「だめだよ。家まで我慢するんだ。その辛さがゆきのの日常になるんだから」
「きいいいツ! あああふ!! ゥ……」

 小竹原は、指か何かであと少し刺激すれば、きっとイクことができるのだろう。
 この超寸止め生殺し、気持ちはわかるが、今から訓練しないとな。

「もう帰ろうよ。家でしなよ。貞操帯が来るまでは、ゆきののオマソコはまだゆきの自身のものだから。でも貞操帯が来たら俺のものだから」

「……うん……」

 俺は今までの一生で、こんな淫らな粘りを含んだ『うん』という返事を聞いたことがない。
 朦朧としてる小竹原の代わりに、俺が支払い手続きをして、家の途中まで送って行った。

 夜になって、小竹原から携帯に掛って来た。
『もしもし神山くん?』
「どうした、平気か?」
『あ、うん、平気。明日なんだけどさ、クラブのあと午後いっぱいつきあってよ』
「いいけど」
『そんだけ。じゃぁね』
 電話はあっさりと切れた。

 翌日、いつも通り公園で待ち合わせしてスポーツクラブで汗を流し、プールで泳いだ。
 ラウンジでイオン飲料を飲んでいると、小竹原も上がってきた。

「へへへへ、神山くん、これなーんだ」
「俺のことも雅氏(ただし)でいいよ」
「んじゃ、ただしクンこれなーんだ」
 一枚のカードを見せる。
「カードキー?」
「そう、このマンションの」
「へー」
「ここのクラブに入会する時に、マンションの購入も押し付けられたんだって。破格だけど。だからワンルーム1戸だけ会社名義で購入してたんだってさ。それでお父さんがね、好きに使っていいって」


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 俺はビクッとして手に汗を握った。
 親父さんに試されてる……
 半分はもちろん信用してくれてるのだろうが、半分はチェックするつもりのはず。

「でね?でね? お願いがあるの」
「何?」
 小竹原はこそばゆいくらい俺の耳に口を近づけて言った。
「アナルプラグ入れるの手伝って」
 ごぶあァーーーーーーー!!と頭に血が昇った。

「あ? そ? アナッ! あう……」
「ば、ばか、そんなに反応しないでよ、恥ずかしいじゃない」
「い、いきなりなんで? 平気って言ってたじゃん」
「そっ、それがそのぅ…… 2.5cmなんてぢごくの太さだよ? あたし一人じゃ無理だよう。だからちょっと見て欲しくて」
「あ、うん、わかった」
「ここで15分待って、それから降りて来て。1715室だから」
「わかった」

 俺は待つ間何かできないかを必死で考えた。
 親父さんのチェックをかわす方法。
 もちろん、その部屋で小竹原を抱く気は無い。
 しかしアナルプラグの様子を見ろという。
 うーん……

 お。

 俺はひらめいて、受付へ行った。

「すみません、濡れたものを分けて入れたいので、大きなビニール袋ありませんか?」
「あいにく大きな物は…… ポリバケツ用の物ならございますが、大きすぎますよね」
「あ、それそれ、それがいいです」
 2枚もらった。

 15分待てと言われたので、17分くらい待ってからエレベーターで17階へ降りて1715室へ向かった。

 ―― ピンポーン ――

 インターホンがONになる。
『はーい』
「来たぜ」
『うー』
 インターホンが切れた。
 何が『うー』なんだ?

 扉の向うでドアチェーンを外す音がして、扉が開いた。
 俺はギョッとした。
 出迎えた小竹原がピンクのビキニを着ていたからだった。

「早く入ってぇー」
 茫然とする俺を小竹原が促した。
「あ、ごめん」
 普通の室内でビキニだけを着けた小竹原はいつにも増して激しくエロかった。

「何てカッコしてんだよ」
「うー、これでも考えたんだよぅ。下着はいやだし、でも出すトコ出さないとチェックしてもらえないし」
「わかったわかった、努力は認めるよ。じゃ早速見せて」
「ひーーーー!」
「いまさら……」
「ばかぁ! 心の準備がいるんだよぅ…… ……んーんーんー! ヤーーーッ!! 気合い入ったアァ!! さぁ、お願い! きれいにしてあるから」

 俺の方がビビリまくりだよ、勘弁してくれよ。
 この小竹原のナゾな性格は未だに掴めない。

 小竹原はビキニの下だけ脱いで、ベッドカバーのついたままのベッドに上がろうとする。
「ちょーっと待ったぁ!」
「ひーん! せっかくソノ気になってるのにぃ!」
「バカ、ベッド使っちゃダメだ。親父さんに何かしてるってバレちまう」
「あ! ああ! そうか! ただしクンよく気付いたね」
「俺、90Lのビニール袋もらって来たから、これを切り開いてシートにしようぜ。幸い床は絨毯敷きだから、膝も痛くないだろ?」
「うん」

 早速ビニール袋を裂いてシートにして敷いた。
 ゆきのがビキニの下を脱いだ姿のまま、持参したアナルプラグ3本とローションをその上に置き、ミシミシとビニールを踏んで上に乗る。
 本人にとってはまさに『俎板の上の鯉』の心境だろう。

「四つん這いになって」
「うー」
 悲痛な顔でおずおずと四つん這いになって、尻をこちらに向ける。

 い、いいのかこんな光景見ちまっても。
 丸見えなんてもんじゃない。
 丸見えの上にさらにどアップだ。
 ただでさえモデルばりの肢体なのに、無毛でスッキリ美しく、色素沈着のほとんど無いオマソコとケツアナは、濡れそぼって淡いピンク色に光り輝いていた。

「きーーっ! じっくり見るの無しぃー! ひどいよー」
「美しさに見とれた」
「臆面もなくはずかしいセリフゆうなー!」
「いやマジで。 えっと、ごめん、ちょっと待ってて」
 俺は急いで洗面所で手を洗った。
 爪も大丈夫だ。
 いざとなればエチケットで持ち歩いている非常用のコンドームもあるから、それを指に被せればいい。

「お待たせ。まずこの細いやつからな」
「うん、それは簡単に入るんだよぅ」
 俺は指にローションを取り、それを最大径1.5cmのアナルプラグに塗りつけた。
 その指をそのままゆきのの尻穴に押し当てた。
「きゃふっ! 触ってるの?ただしクン! マジーぃ? イイイイ! あたしお男の子にお尻の穴触られちゃってるゥ! あひい!」

 目の前でゆきのの閉じたオマソコから、どろりと粘液の一塊が押し出されてきて、ゆっくりと床に垂れた。

 すげぇ!

 ゆっくりと指を押し込むと、入り口は難なく通過したが、すぐ奥に抵抗があった。
「あうう~~」
「力抜いて」
「ひいっ! 無理い~」
 それでも無理に押すと、ツルッと通ってしまった。
 そのまま指をズブーーッと押し込む。
「あきゃーーあ!」
 俺は指を抜いた。
「きゃふぅ!」
 俺は今度は手に持っていた一番細いプラグを突っ込んだ。
「あひいい!」
 いちいちキャアキャアうるさいが、この声が耳に心地よいのも事実だ。

 一度ローションが行き渡っているせいなのか、慣れているせいなのか、細いプラグは難なくつるんとゆきののケツに収まった。
「ふーー。 すでに死にそう……」
「ばか、本番はこれからだろ?」
「あうー」

 さて、問題になっている2番目に太いプラグを取り上げる。

 今入っている一番細いプラグは、最大径と最小径の差などほとんどなく、俺の指とほとんど同じだ。
 しかし2番目に太いプラグは、尾栓寄りの最大の膨らみと、それに続くくびれがはっきりとわかる。

 2番目のプラグにもローションをたっぷり塗り、最初の細いプラグをゆっくり引き抜く。
「はぁぁ~~っ……!」
 喉の奥から絞り出す、気持ち良さげな嘆息。

 ほぐれたままの穴に、すかさず2番目のプラグを押し込む。
「ウ。」
 声を無視してぐぐっと押し込むと、突然グンと押し戻される。
「もう少し力抜けよ」
「むぅりぃぃ~~ ただしクンもやってみたらわかるよぅー」

 俺はネットで読んだコツを思い出した。
「そうだ、ウンコ出すみたいに力いれるといいそうだぞ」
「そ、そんなん、もっとムリぃ~~」
「いいから力入れろよ」
「うんち出ちゃうよぉー」
「だって、全部出して俺を待ってたんだろ?」
「そうだけど」
「だったらカラのはずだろ?」
「そうだけどさ……」
「ほら、ウーンって」
「わかったよぉ…… ウーン…… ひゃっ?」

 ―― ズルン! ――

 俺は焦った。
 ゆきのがいきんだ瞬間に、まるで生き物が吸い付くように、2番目に太いアナルプラグが根元まで呑まれたからだ。

「アーーーーーーーーーッ!!」

 直後にゆきのは絶叫し、ゆきののマソコはどぷっと蜜を吐いた。
「はアッ! すごいこれ! すごい! お尻オカシクなるゥ! 拡がってるゥ!」
 ヌレヌレのオマソコと異物を呑み込んだケツを、艶しくゆらゆらと揺らすもんだから、俺はもう全部捨てて犯したくなった。
「ぬ、抜くぞ」
「はうぅん……」
 ところが、引いてもがっちり咥えていて抜けない。
「出してみろよ。今度は簡単だろ、ほんとにウンコするみたにいきめば……」
「ああん、ただしクンひどいよ。人の見てる前でその筋肉に力を入れることが、どんだけ惨めで恥ずかしいか……」
「なら、早く慣れることだな」
 我ながら結構サドい言い回しだと思ったら、ゆきのは目の前でまたどぶりと蜜を吐いた。

「はい……」

 震える声で従順に返事をすると、四つん這いの両腕の間に頭を隠すようにして、ウーンといきんだ。
 プチュッと湿っぽい音がして、プラグがゴトリと床に落ちた。
「ああン……」
「すげぇ……」
「こんなのウンチ見せてるのと一緒だよゥ…… 死んじゃうよぅ……」
「また入れるぞ。何度もやって早く慣れないとな」
「ひいいいっ! ……うぐ…… ……はい……」
 自分を押し殺して従順に従おうとするゆきのの態度に、俺はゾクゾク感じてしまった。

 新品のビニールの上だから大丈夫だと思うが、アナルプラグを一応洗ってから再度ローションを塗る。
 物欲しげに小口を開けているゆきののアヌスに、再び2番目の太さのアナルプラグを差し込む。
 最大径部分まであっさり呑み込むが、入り口から2cmほど奥の部分を最大径が通らない。

「痛いー」
「さっきみたいにいきんでみろよ」
「うー。 ……はい……」
 ゆきのが力を入れると、一瞬プラグが押し戻されたあと、ちゅぷっと呑み込まれた。

「アーーーーーーーーッ!!」

 俺はその期を逃さず、すかさず尾栓部を掴み、強引に引き抜く。

「キャアアアアアアア!!」

 悲痛な絶叫。
 無視して再び入れる。

「わーーーーーーーッ! もう意識飛びそうッ!!」

 ちょうど最大径がいちばんきつい所を通過する辺りで、何度も何度も抜き差しする。

「ギイイイイイイ!!ギイイイイイイ、ギイイイイイイ!!」

 四つん這いのままドボドボに蜜を溢れさせ、潰れた悲鳴を喉から絞り出して、ゆきのはビニールシートの上にドタリと倒れた。

「ハァッ…… ハァッ…… お願い…… イカせて……」
 横倒しのまま苦しそうに哀願する。

「まだだよ。俺を満足させてからだ」
「…… うん…… なんでもします…… フェラすんだっけ…… させて……」
「待ってろ」
 俺はさすがに最初なので下を脱いでチソコ洗ってやった。

 俺がビニールシートに乗るとすぐにゆきのが起き上がり、膝をついて自分の姿勢を調節した。
「ひゃ! わー、こうなってんだ…… この棒の部分をしゃぶればいいのね?」
「うん」

 しんじられない。
 ついこの前までまぶしくて近寄れなかった超美人クラスメートが、俺に『イカせて』と哀願し、俺のチソコしゃぶるなんて。

 ゆきのはおずおずと口を開け、俺の亀頭を口に含んだ。

 超絶の至福に先っぽが包まれた直後、理不尽な激痛が俺を襲った。
「ギャーーーッ! あ!だ!だ!」
 カリ直下のくびれの粘膜に人間の歯が当たると、こんなにも痛いものなのか。

「ちょっと! ただしクン大丈夫?」
 一瞬真顔になってゆきのが心配する。
「歯がちょっとでも当たると死ぬう」
「ごっ、ごめん! 気をつけるよ」

 はむっ、とわざとらしい音を立てて、唇に力を入れて俺のチソコを咥え直す。
 今度は唇だけでムチュムチュと短い前後運動をする。
 しかしこれでは環状に刺激が移動するだけで、ちっとも気持ち良くない。

「ごめん、それぜんぜん効果無いし」
「んおーー!」
「くわえたまま『ウソー』言うな」
「ぷあっ。ひーん、そんなぁ、難しすぎるよぅ」
「じゃぁ、ゆきののイイコトも無しだ」
「いやああぁ! うー、やるよぅ」
 ゆきのは少しふてた顔で、再び俺のを口に含んだ。

「あろは、ころ、さひっほらへらえるろっれらえ?」
「だから咥えたままゆうな」
「ぷあっ。あのさ、この先っぽだけ舐めるのってダメ?」
「じゃぁ、最初はそれでいいよ」
「んー、これなら楽かも。 ねぇ、これっておっきなクリトリスなんだよね?」
「そっ、そうとも言うらしいな。発生学的には」
「んふーー! それなら少し扱いかたわかるよ?」
 ゆきのは嬉しそうな顔をして、俺のチソコをマイクを持つように握ると、亀頭部分を絞り出した。

「う!」

 先だけ強調されるのってなんか気持ち良くなっちまう。
 その先っぽをアイス舐めるようにペロペロと舐める。
「う…… う…… うッ!!」
 同一方向へ繰り返し舐め上げられると、快感が蓄積してビクッと閾値(いきち)を超える。
 オナニーの基本だ。
 他人にしてやる時は単調な作業に思えてすぐ方向を変えてしまいがちだが、なるべく同一方向にした方が気持ち良くなるものだ。

 ゆきのはそれを知ってか知らずか、同じ方向に執拗に舐め上げる。
 チソコがビリビリするほどイイ感じになってきた時、今度は舌で包むようにネットリと口に含んだ。

 上の前歯を唇でカバーして俺のチソコの先を口に含み、下の前歯は舌を上に乗せることでカバーして、その下でカリの下面をザリザリと舐め擦る。

「うおおおお!」
 やばい、もう出そうだ。

 ―― ザリザリ ――
 ―― ザリザリ ――
 ―― ザリザリ ――

 これがまた単調にこのザリザリを繰り返すもんだから、俺はアッサリと限界を超えてしまった。
 チソコの付け根が痛熱くなるほどの、かつてない超快感の射精を、ゆきのの口の中に発射した。

「ンンーーーー?!! きゃ、うぶっ!」
 一発では終わらず、びゅくっ、びゅくっと何度にも分けて大量の白濁液を超美人同級生の口の中へ注ぐ。

「ンッ! ンッ! ンーーーーー ……」
 俺のチソコごと精液を口に含んだまま、しばし固まるゆきの。
 10秒程しかめ面をして考えてから、何を思ったかそのまま俺のチソコを吸った。

「チューーゥ。んんんん……」
「わあああああああああ!!」
 尿道内に残った精液のドロリとした塊が、自分の意思に関係なく吸い出され、その瞬間に予期しない射精の快感が発生してチソコもげるかと思うほど気持ち良かった。

 ゆきのは更にしかめ面のまま俺の精液をゴクリと飲んだ。
「べー、しょっぱい」
「うわ、いきなり飲むって! だ、大丈夫?」
「え? 飲むもんじゃないの?」
 ゆきのの口が精液臭い。

「口、濯いで来いよ」
「そんなことよりぃ~~ はやくぅ~~ ごほうびぃ~~!!」
「わかったわかった。どうすればいい?」
 ゆきのは真っ赤になった。

「自分で言うの恥ずかしいン……」

 俺はピンときた。
「さっきのアナルプラグだな? あれ、気に入ったんだね」
「ひーー! ゆーな!」
「はいはい、また四つん這いね」
「ああう」

 ゆきのは恥ずかしさのあまり顔を手で覆った。

 ゆきののオマソコからは拍動に合わせるような勢いで、どぷっ、どぷっと蜜が吐き出されていた。

「はやく、四つん這い」
「うー、あー、はい……」

 顔から手を離して床に突く。
 ゆきののケツにはまだアナルプラグが刺さったままだ。

 さっきのローションはもう乾きはじめていると思うので、新たなローションを指に取り、プラグの尾栓周りから馴染ませる。
 尾栓を掴んで回転させると、プラグ本体は充分に潤滑されていることが確認できた。

 尾栓を掴んで引く。
「はァアーーーーッ!! 内臓出ちゃうゥ!」
「ほら、いきんで!」
「うー、あー、ウーーーーッ!」
 とたんに内部から押し戻す感じがして、アナルプラグがヌルッと緩んだ。
 勝手に押し出されるのを阻止し、尾栓を掴み直して、括約筋を最大径が超える辺りの前後でゆっくりと動かす。

 ゆきのの括約筋の激しい緊張と弛緩のリズムが指先にビンビン感じ取れる。
 俺の指先にゆきのの心が触れる。

 さっきの単調フェラのお返しとばかりに、括約筋のみを強制的に擦る単調な責めに集中する。
「アアッ! アアッ! アアッ! お尻熱くなるッ! 熱くて! ユルんじゃうッ! 緩むッ! 勝手に漏れちゃう!」
 きっと『一番恥ずかしい括約筋』が制御できなくなって頭がパニックになっているのだろう。

「うー、ハぁッ! うーー、ハぁッ! おねがい! おねがいします! クリいじってぇ!」

 四つん這いで無防備に晒け出したゆきののオマソコの、一番下のピンクの合わせ目から、蜜を浴びて光り輝く真っ赤な突起が覗いている。
 とめどなく溢れる愛液を指に絡め、その突起にそっと触れる。

「きゃうッ!」

 ただ触れただけで、全身がビクーーンと硬直する。
 それを無視してアナルプラグを激しく出し入れし、突起を指でコリコリと擦り上げる。

「キャアアアアアアアア!! 狂うッ!狂うッ!いやああああ! イッちゃう! 抜けちゃう! 抜けちゃう! イ!!!!! イ!!!!!! イクッ!!!」

 なんで『抜けちゃう』というのかわからなかったが、恐らくゆきのは括約筋を脱力して擦るという、刺激を楽しむコツを掴んでしまったのではないか。
 全身を襲う性的快感の緊張と、それに反して脱力し、異物を肛門で受け入れる甘美な従属の快感。
 その瞬間の肛門から魂が抜け落ちるような気分を『抜けちゃう』と言っているのかも。

 ググーーーンと突っ張ったゆきのの体がピクピクと引きつると同時に、僅かに溜まりはじめていたゆきののオシッコがじょろじょろと漏れた。

「ハァッ…… ハァッ…… ハァッ……」

 肩で息をしながら、ゆきのは崩れるようにビニールの上に突っ伏した。
 お尻にはアナルプラグが刺さったままだ。
 お腹の下に自分の愛液溜まりとさっき出たオシッコを巻き込んでしまったが、とてもそんなこと気にする余裕も無いようであった。

「おーい、大丈夫かー?」
「うにゅぅ…… ふみゅぅ…… ああん…… 気持ち良かったぁ…… ありがとうただしクン」
「プラグも入るようになったみたいだし、良かったな」
「うん……」

 ゆきのはそれからまだ10分ほど動かなかったが、やっとむっくりと起きあがった。
「うあー、おしっこまみれ。ごめん、あたしのバッグからタオル取って」
「ん」
 ゆきのに渡すと、それで腹を拭いた。
 ビキニのブラも、汗とおしっこで湿っていた。

 お尻にプラグを入れたまま、よろよろと立ち上がる。
「うあ、フラッとする~ おっとっと……」
 ザシッとビニールの端で踏みとどまって足の裏をタオルで拭き、それからビニールを畳んで持ち、バスルームへ入った。


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 ザーザーと激しい水音がする。

「これさー、捨てていいんでしょー?」
 半分開いたバスルームの扉の奥から声が響いてくる。
「いいよ。 あのさ、俺もシャワー使っていい?」
「ごっめーん、あたしばっか。すぐ出るねー」
 バッサバッサとビニールの水を切る音がした後、タオルを巻いてゆきのが出てきた。

「この部屋、タオルとか必要だよね」
「ああ、そうだな」

 自分の荷物からタオルを出して、入れ替りにバスルームに入ると、ゆきのが使っているせっけんの香りが充満していた。
 他人が入った直後の風呂の湿気って嫌なもんだが、ゆきのの後だとなんだかゆきのに包まれているような気分で、そこらの水滴すらゆきののエッセンスのような気がした。

 俺はチソコ周りだけ簡単に洗うと、タオルで拭いてバスルームを出た。
 部屋ではもうゆきのが着替え終わって椅子に座っていた。
 俺も服を着た。

「……まだ入れてんのか?」
 ぷぅーっと真っ赤になって、コクリと頷いた。
「今日はもういじめんのナシぃー」
「はいはい」
 再度後始末を確認してから部屋を出た。

 マンションを出ると、ゆきのがゆっくり歩く。
「大丈夫か?」
「ウッ…… ン……。 へ……、へいき…… にゃー やっぱ太いね。でっ、でも、貞操帯来たらあたしが強制的に装着させられちゃうのって、もっと太いんでしょ?」
「ああ、しかも今入れてるのはくびれてるからな。それはくびれの太さで言うと1.5cmくらいしか無いから。本番ではくびれ無しで4cmだから」
「ああうぅ…… 気が遠くなりそう……」

「あのズルンと入る瞬間の拡張感とか背徳感とか、アナルをブッ壊す感覚の、あともどりできない不可逆感とかが病みつきになるらしいぜ」
「いやぁぁぁ…… そのまま封印されたら狂っちゃうゥ……」
「そうだな、狂うかもな」
「いじわるゥ」

 家の近くまで送って行って別れた。

 翌日もまたエクササイズ&プール。
 ところがゆきのの様子がおかしい。
 もうまるで動作がドロッとしてて、元気が無い。
 元気が無い割に顔が火照ってツヤッとしている。

「どうした? 様子がヘンだぞ」
「はふっ…… あたし、しゅぎょうがたんらい……」
「修業って、まさか……」
「フゥ…… へへっ、でも自力で抜き差し出来るようになったんだよ? 褒めて」
「すごいすごい。 けど…… あんまり無理すんなよ?」
「うん…… 大丈夫…… でね、今日はいよいよ一番太いのに挑戦!」
「おいおい、早すぎねえか?」
「だって、お尻を『くぱっ』って開くコツがわかったら、2.5cmなんてもうユルいよ?」
「シェーーーッ!! ゆきの凄すぎ。 だけど、俺がチェックして無理そうだったら、やんないからな」
「わかった」
 プールを早々に引き上げて、例の部屋へ行った。

 ゆきのは大きな紙袋を抱えている。
「なんだその荷物」
「ん? タオルだよ。帰りにシャワー使うかもしれないからって、ちゃんとお父さんには言ってあるから、部屋にタオルが増えても怪しまれないよ」
「それならいいか」
「あそこの部屋は全自動の洗濯乾燥機があるから、プールで使ったタオルとかも一緒に洗えばお父さんも怪しまないでしょ。洗濯物を持ち帰るのが面倒いのかなって思うと思う。それにあたしの下着を混ぜて洗っちゃえば、絶対お父さんいじらないから」
「あの部屋で俺の存在を匂わせなきゃいいんだな」
「少しくらい平気っしょ? むしろ何かないと怪しいよ。ガムの包み紙がゴミ箱に捨ててあるとか」
「そだな」

 今日は家からビニールシートを持ってきた。
 こんなもんも100均とかで買えるから便利だ。

 さっそくゆきのは服を脱いだ。
 昨日と同じビキニを着ているが、今日は蛍光オレンジだ。
「おまえ、同じデザインの水着の色違いって好きな」
「えへへへー、でも好きなカットのデザインの物って、後から同型の買おうとしても手に入らないんだよ? だから気に入ったらまとめて買っちゃうの。ネットだと安いしね」
「たしかにゆきのに合ってるよ。エロさも丸出しだし、そのビキニ。俺、一度でいいからそういうエロビキニ買うヤツ本人から理由を聞いてみたかったんだ。恥ずかしくねぇの?」
「エロビキニゆーな! えー? 理由? 買う時はやっぱり自分の中の露出癖っぽい部分が刺激されてるのかな? でも絶対普通に着てやるゥって思うから、カットにこだわるんだと思う。 これはヒワイ、これはセーフって。だからエロいとは思ってないよ。『過激カッコイイ』と思ってるかな。とっておきって感じ。友達とプール行くのには絶対着ない。やっぱカレシとかとなら、ね?」
「一応『カレシ』がここに居るんですけど」
「だから着てるじゃん。ばっかでーェ」
「あ、ああ……! そうだった」
 俺は不意を突かれ、心臓の萌え神経をドクンと刺激され、激しく狼狽した。
 からかうつもりが思い切り自爆だった。

「ああもう、いいから早く四つん這いになりなよ」
「はーい」
 ゆきのはスルリとビキニの下を脱ぎ、シートの上に四つん這いになった。
 尻にはプラグの尾栓が見えている。

「当然、中はきれいだからね」
「わかってるって。プラグ抜くぞ」
「あ、はいはい。 ウーーーン……」
「お、おい! ちょっと!」
 ゆきのは俺がプラグに手をかける前に勝手にいきみはじめた。
 すると、みるみるプラグが抜けてきて、ビニールシートの上にゴトリと落ちた。
「ああン」

「ちょ! 『ああン』じゃないぞー! あー驚いた!」
 そう言っている俺の目の前で、ぽっかり開いたゆきのの淡いピンクの肛門がスルスルと閉じた。

「んふぅ~…… 一晩の練習の割には効果出てるっしょ?」
「ちょwwwww! おまwwwwwwwwww!」
 俺は目の前で生き物のようにぐぴゅぅと蠢いたゆきのの肛門が信じられず、しばらく残像を追いかけるように茫然としていた。

「はやくぅ…… ごめん、プラグはあたしのバッグの中だった」
「お、おう……」
 気を取り直して、買った中で一番太いプラグとローションの小瓶をゆきののバッグから取り出した。

 自分の手を洗うついでに、ゆきのに今まで入っていたプラグとこれから入れるプラグを洗った。
 今までゆきのの中に入っていたプラグは、ゆきのの体温が移っていて、驚くほど熱かった。


 手の中で最大径2.5cmのプラグと最大径3.5cmのプラグを比べると、太さの差はたった1cmなのに大きさが圧倒的に違い、プラグそのものの重さも全然違う。

 太さが3.5cmあると、ふつうネットで見かけるような、くねるタイプのバイブやらディルドーとほとんど変わらなく見える。
 つまりはそれが入るなら俺のモノも充分入るってことだ。

 また、よくネットで見るように、人間の便はチソコと同じ太さくらいあるので、脱力した括約筋なら3.5cmのものは裂傷などを生じずに受け入れられる太さだということだ。

 それを超えるとたちまち個人差が影響してきて、4cmでも問題無く入る人もいれば、訓練しないと裂ける人もいる。

 訓練すればゲンコツ2個だって入るそうだが、俺たちにとって拡張は手段であって目的ではないので、そこまで拡げる必要は無い。
 あくまでもゆきののアナル感覚を開発し、アナルプラグ付き貞操帯で、いっぱいいっぱいの状態のまま性器を封印するということを実現させたいのだ。

 俺は最大径3.5cmくびれ部で2.5cmのアナルプラグを、その重さを再確認するようにグッと握り締めてバスルームを出た。

「遅いぃ~~」
「ごめんごめん。さっきやってた筋肉を緩めるのって、もう自由自在にできるのか?」
「うー、一応……」
「ちょっと緩めてみ?」
「ええ?  ……うー。 こ、こう?」
 ゆきのの肛門がぷわっと膨らみ、小さく口を開けた。

「す、すげぇな。 そのままにしてろよ、ローション入れるから」
「へぇえええ?! そのままなんて無理ぃ! これ気合要るのよォ! やるなら早くゥ!」
「よし」
 俺は手早くローションを指に取り、その指をゆきのの肛門に突っ込んだ。

「ふぇえええええ!!」

 情け無いフニャ語の叫び声を上げ、俺の指をキューーッとゆきのの肛門が締める。
「ちょっと! おい! いてててて」
「ぎゃー! ごめぇえん! いやだ! あたし締めてる!? えい! 緩め! えい! ひーーん! キタッ!!」
 焦ると反射的に締めてしまうのだろう。
 やっとコツを思い出して肛門を緩めた。

「あーびっくりした」
「言わないでぇ」
「それだけ自由自在なら一番太いのも楽勝だろうな」
「ひー、早くやってよぅ」
「はいはい」
 俺は手に持ったアナルプラグにローションをたっぷり塗ると、ゆきのの尻にゆっくりと押し込んだ。

「ひ! あ~~~~!」

 最初はどうしても緊張するらしく、やはり手応えが硬い。
 肛門周囲ごとプラグ先端に巻き込まれて、広い範囲が陥没してゆく感じだ。
 反動もものすごい。

 無視して押し込むと、ゆきのはやっとコツを思い出したらしく、プラグが一瞬強く押し返されたかと思うと、突然、陥没した肛門周囲がパアアと拡がり、プラグの周囲をパクリと包み込む。

 すると今までの不自然な抵抗感が消え、プラグの最大径部分までを一気に呑み込んだ。

「アアーーーッ!!」

 すでに肛門内側の超敏感な粘膜を擦る快感が発生しているらしく、最大径を超える前なのにゆきのは上体をのけ反らせて快感に打ち震える。


 もう少しなので更に押し込む。
 ところが、微妙に通らない。

「ヒイッ! ヒイッ! そこッ! そこがアッ!! 通らな……無理ィィ!だってばァアアアァツッ!!」

 プラグの周囲に、なんと肛門のふちの淡いピンクの部分が、それこそ大根に嵌められた輪ゴムのように、薄く伸び切った状態でまとわりついているのが見えるようになった。

 すげえ!
 肛門を最大限拡げて呑み込もうとしてるんだ!

 薄く拡がった淡いピンクの輪ゴムがピクピクと波打つ。

 こ、肛門が…… 異物を呑み込もうと藻掻いてるっ!

 美しいゆきのの肛門と、その肛門がたった今置かれている凄惨な状況、そしてローションと愛液にまみれた人間の恥部が発する目をえぐるほどの強烈なエロ光景に、俺はまた理性が吹き飛びそうだった。

「押してぇッ!! 今ッ! 今押してぇぇッッ!!」

 ゆきのの命令に近い悲痛な哀願の叫びに、俺は半ば思考停止したまま力任せにプラグを押し込んだ。


 伸び切って光り輝くピンクの肉の環が、コンマ数mmの限界を乗り越えたとたん、無数の美しい輝く皺を帯びてしゅるしゅると縮まり、プラグを奥に呑み込んでゆく。

 その間わずか1秒ほど。
 すぐに美しい肛門は幅広い尾栓部分に隠れて見えなくなった。

「ハ!アヒィイイイイィーーーーーーーーッッ!!!」

 喉を高速の呼気が渦を巻きながら抜けてゆくような、かすれた悲鳴を上げ、快感に全身を痙攣させる。

「ウッ! ウッ! ウッ! ウッ!」

 焦点の合わない目でのたうちまわるゆきの。
 長いこと出なかった便秘のウンコが、尻も裂けよと飛び出す瞬間の、あの肛門の限界を垣間見るパニック感に、ゆきのの脳は完全に支配され、しかもその刺激が排泄とは逆向きに体内へ入る方向に与えられたためにパニックが加速され、さらに肛門がくびれを咥え込んでしまったために排泄して楽になれないということが、パニックの狂乱にトドメを刺している。

「ウッ…… ウッ…… ウグッ…… ウ……」

 オマソコから糸を引いて垂れる愛液を、振り回すように体をくねらせ、係留された快感の内圧に耐えかねるように腰を振るゆきの。

「アオッ…… ンッ…… ンッ…… ンッ……」

 肛門が張り詰めて、にっちもさっちもいかない様子がビンビン伝わってくる。

「すぐに出すんだ」
 俺はパニックになっているゆきのに敢えて厳しい命令を出す。
「ひいいっ! やっと入ったのに! そんなの無理ぃ!」

「がんばって出すんだ」
「はいいぃ…… きいいいいっ! ぎいいいいいい! うーーーーアッ!」
 ゆきのは半べそかきながらプラグを排泄しようとする。
 数回いきんだところでぷわっと尾栓が押し出されてきた。
 俺はすぐに尾栓を手で掴んだ。

 プラグは横から見ると矢じりのようなシルエットだから、挿入時は最大径までなだらかな斜面、抜く時はくびれ部分からいきなり最大径なのだ。
 挿入より排泄の方が容易とはいえ、この構造はキツい。
 だからこそ『栓』として機能するわけだが。

「そのまま思い切り出せ」
「ウーーーン…… キイイイイ!! 引っ掛かってるよぅ! 出ない! 出ない! キイイイイイイ!!」
 りきみが効を奏して、プッと一瞬で筋肉の環を超え、粘液をほとばしらせながらプラグが飛び出て来た。
 それを掴んだまま押し戻す。

「無茶ッ! 無茶ッ! 無茶よぅ! 入んないィィ! 裂けちゃう壊れちゃう死んぢゃうぅッッ!!」
 それでもけなげに肛門を緩めるゆきの。
 俺は大きく伸びた淡いピンクのリングを直視しながら、そこを最大径が通るように何度も何度も抜き差しする。

「うわーーッ! うわーーッ! キィィアアアアァァアアアアア!!」
 あれだけキツかったプラグの最大径部分が、ギチギチとぎこちないながらも、肛門を自由に出入りする。

 わかってる。
 それがまるで眼球を直接指で何度も擦るような行為だってことを。
 あるいは剥き出しのチソコを歯ブラシで何度も擦るような行為だってことを。

「いやああああああ! それ嫌あああああ! やめつ! らめっ! とぶッ! おちるッ! こころがッ! 堕ちッ! ふああああああ!
 ゆるしてええええ~~~いくいくいくいくいく アーーーッ!! イグゥウウゥゥーーーーーー!!!」

 普段のゆきのからは想像もできない濁った悲鳴を絞り出して、クリトリスをいじりもしないのに果てた。
 ビニールシートにベッタリと突っ伏し、染み出すようにオシッコを漏らしていた。

 俺は最後のストロークでアナルプラグをゆきのの肛門にぷちゅりと押し込むと、そっと尾栓から手を離した。

 ゆきのはしばらくグッタリして動かなかったが、やがて軽いいびきが聞こえてきた。
 かぜを引くといけないので、俺はゆきのを起こした。

「おい……、おい……、ゆきの、ゆきのってば」
「んーーあ…… キャッ! あぁ……」
「寝たら風邪ひくぞ」
「ん……」
 ゆきのはのっそり起き上がった。
「ほら、タオル」
「ああ、ありがと」
 快感で疲弊し切った様子でタオルを受け取り、体を拭いてからビニールシートを持ってバスルームへ入った。

 シャワーを終えると、拭き上げたビニールシートを畳んで自分のバッグに入れた。
「あ、それ俺が持って帰るから、いいぜ」
「あたしの荷物に入れておけば、お父さん絶対見ないから。この荷物ここに置いておくの」
「そうか、なら頼む」
 ゆきのが服を着たあと、俺達は部屋を始末してマンションを出た。

「あ、そうだ! ただしクン何もしなかったね! あたしだけ満足しちゃって……ごめん」
「いや、いいって。今日はなんか、目に焼きついた光景だけでお腹いっぱいってカンジで」
「やああぁ……! 思い出すの禁止ィ」
「で、どうなんだ? 昨日より平気っぽいけど」
「うう…… 新たな発見が……」
「何だよ」
「ユルい栓の方はお尻が気になって不快ぃ…… でも太い栓は別な充満感があって不快キモチイ」
「なんだ『不快キモチイ』って」
「うんちしたい時の焦りがきもちいい感じ。細いものは抜けそうな焦りがあって、それは本当に不快なだけ。そういう責め方もあるのかもしれないけど」
「なるほどな」

「あうー、ダメだぁー、さっきの嵌まって取れない感じを思い出しちゃうー。エッチな気分になっちゃうよぅ」
「歩きながらはマズいだろ」
「うん…… でも何度も聞くけど、貞操帯が来たら、あたしずっとこの気分のまま、自分ではイジれないんでしょ?」
「そうだよ」
「はふぅ……! そのまま泳がされたりするの……?」
「それもいいよな」
「ハアアアアア……! やばっ……垂れてきちゃった」
「おまえなぁ……」
「だってえ、ずっとなりたかった存在なんだもん。貞操帯嵌められるのって。で、でもこんなに煽られると思ってなかったぁ!
 もう、ただしクンに相談したの失敗ぃ」
「ハハハ、そうかもな。でも俺だって、彼女ができたらイロイロやり放題だと思ってたのに、まだ口だけだし」
「あうぅー、申し訳ねぇ」
「アハハ、いいって。俺も今の状況の方が断然面白いからな」

 挿入時の強烈な反応に比べて、昨日よりも事後の安定感が妙にいいことに俺は戸惑った。
 ゆきのの話から想像すると、太いプラグの方が尻の中で落ち着いてイイということのようだ。
 しかし発生する刺激は当然太い方が強いわけで、それが腸内でウソコの代りにウソコしたい信号を同時に発生させていて、なんだかそれも本人にはイイらしい。

 また家の近くまで送って別れた。

 家に戻るなりお袋が呼ぶ。
「雅氏(ただし)、『ぜーり』とか『ぜーれ』とかいうところから電話があったわよ。また掛けるって」
 俺はブッと吹いた。
 別にお袋はアニメなんて見ないから、偶然アニメに出てくる言葉に似ているだけで、何かの聞き間違いか、俺の友達の誰かのいたずらかだろう。
 しかしわざわざ訳のわからない電話をしてくる理由のある友達なんていないけどな。

 プール道具の片付けを終えて部屋でボーッとしてたら電話がかかってきた。
「さっきの方よー」
 居間の電話に出る。
「もしもし?」
『あ、こちら成田の税関ですがー。 お荷物はー、あーこれはー、何ですかね?』

 ゆきのじゃないけど俺は『ひいいいいっ!』と叫びそうになった。
 全身汗びっしょりだ。

「あ……、ど……、え、えーと、どんな形してます?」
『んー、なんかこうー、大きな丸いカバンの留め金ーのようですなー。ベルトかなぁ?』
「あ、そ、それ、そうです。ドドドドイツ製のカバンの、オオオオオプションをネットで注文しました」
『はぁ、あーわかりましたー、あー、そうするっとですね、エー、関税がかかりますので』
「あ、ど、は、払いに行きますっ!」
『アハハ、いやいや、えー、見たところ商品の代金や送料はお支払い済みのようですがー、関税が着払いとなりますー』
「はぁ……」
『通常の着払い便のようにー、ですなー、お受け取りのときにぃ、関税分をー宅配業者にー、お支払い下さい』
「はぁ」
『すぐ発送しますのでぇー、えー、明日午前中にはぁー、届きますのでぇー、ご在宅ですか?』
「ご、ご在宅ですご在宅です」
『おいそがしーところ失礼しましたぁ』
「あ、ご、ご苦労さまです」
 受話器を置いた。
 ぶふー、緊張で死ぬ。

 キ!


 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

 ついに来たぞ!
 貞操帯が!

 たまたまオーダーが空いてたのかもしれないが、「至急仕上げ」オプション支払って、その予定よりさらに早い。

 俺は興奮を抑えつつゆきのの携帯に電話した。
「もしもし?」
『やほー』
「きたぜ」
『何が?』
「貞・操・帯!」
『……』
「……どうした?」
『……はふッ……はふッ…… 明日、スポーツクラブ休むゥ』
「それがいいかもな。例の部屋で待ち合わせでいいか?」
『いつ届くの?』
「明日の午前中だって」
『なら、あたしあそこで朝から勉強やってる』
「わかった。着いたら持ってすぐそっちへ向かうよ」
『うん……』

 いよいよ、一人の女の子の人生が確実に変わる瞬間が訪れるのだ。

 その夜、俺は興奮してなかなか寝つけなかった。

 翌日。
 朝から興奮と焦燥が渦巻く脳を抑え、英単語なんかを勉強したりしていた。

 ゆきのの姿を想像し、ゆきのの姿に貞操帯を重ねる。

 俺は支配欲を満たし、ゆきのは被虐願望を達成する。

 今になって急に心配になってきた。
 サイズが合わなかったらどうしょう。
 だがゆきのの言葉を思いだす。
 『合わなかったらもう1つ作るよ』
 ゆきのはそこまで真剣なんだ。

 俺も精密に計測した。
 ゆきの自身も再計測して確認した。
 ネット上の詳しい人の話も良く読んだ。
 絶対大丈夫だ。

 ――ピポピポーン――

 税額分の金はすでにキッチリ用意して封筒に入れてある。
 その封筒を掴んで玄関に出る。
「こんにちはーっ。お届けものでーすっ。えーと、着払い分がありまーすっ」
 金を渡し、ハンコを押す。
「ありがとーございましたーっ」


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 受け取った荷物は、思ったより小ぶりだった。
 ベタベタと巻かれた透明の梱包テープ、一度開封して再度閉じた跡がある。
 箱の注意書きシールは全部ドイツ語。
 ビニール袋がベッタリと貼り付けてあり、そこに送り状と通関の書類が入っていた。

 すぐに開封したいはやる心を抑え、部屋に戻って道具を準備する。
 ベルトをフィッティングするための道具に、俺は100均で売っていた麺棒を選んだ。
 あとは除菌アルコールスプレー、ワセリン、アロエ軟膏など。
 タオルやティッシュはあの部屋に充分ある。

 ゆきのに電話する。
「きたぞー、そっちいくぞー」
『……ァッ……』

「もしもし?」
『……ァァッ……』

「おい、ゆきの、大丈夫か?」
『うみゅー。ごめんね、あたし勝手に……オナニーしてんの……』

「おな…… って、おまえ!」
『あああん! ……ッはァッ! おま…… んこに…… お別れ…… してんの……』

 『オマソコにお別れ』というゆきのの言葉を聞いて、俺はもうチソコがズボンを破りそうだった。

「わ、わかった。すぐ行くから」
『早く来て…… はふッ……』
「おう」
 携帯を切ってマンションへ急ぐ。


 ―― ピンポーン ――

 ドアチャイムを鳴らすと、しばらくしてからドアチェーンの外れる音がして、ゆきのがドアを開けた。
 ゆきのはピンクのビキニの水着を着て、上気した顔に潤んだ瞳を載せていた。
 ビキニの股間は慌てて戻したことを物語るように左右非対称にずれ、ピンクの生地にポツポツと暗赤色のシミがいくつもついていた。
 そしてソコの一番中心には更に暗い色のシミが拡がり、この位置から見ただけでも夥(おびただ)しい量の愛液が染みていることがわかる。

 部屋に入ると甘酸っぱい香り。
 ゆきのの…… 雌蜜の…… 香り。
 緩いオナニーをずいぶん長い時間何度も繰り返したらしく、ワンルームマンションの部屋全体どころか玄関まで淫らな香りが充満していた。

「たっ、ただしクン…… あたし、壊れそおぉ……」
「ずっとオナってたのか」
「ウン……」

「いよいよ望みがかなう日だ。好きにすればいいさ。一発でフィッティングできるといいな」
「ウン……」

「気は…… 済んだか?」
「ウン……」

「オマソコにお別れできたか?」
「はふッ……! ……ウン……」

「よし、それなら早速嵌めようぜ」
「ハアアアアアアア!!!」


 俺は早速部屋の中央にビニールシートを敷いて、傍らに貞操帯の箱をドンと置いた。


「あけるぞ」
「うん……」
 ゆきのは俺に寄り添いながら、水着の上から股間をくちゅくちゅと指でいじっている。
 女の子って、本当にエッチな気分になるとここまであけすけなものなのか。

 ビリビリと梱包テープを剥がし箱を開けると、緩衝材に包まれた貞操帯が入っていた。
 掴んで取り出すと……重い!!
 まさに金属の塊だ。

 ビニール袋に鍵が2種類、それぞれ小さなリングに3個ずつ通ったものが貼り付けてあった。
 ビニール袋を開封して手に取る。

「それが…… あたしの鍵なんだ…… あたしの性器を管理するための……」
「そうだな。これが無いと、もうゆきのはセックスすることも、イクこともできなくなるんだ」
「はふっ……」
 軽く吐いたゆきのの甘い溜息なのが、俺の脳髄の中心を痺れさせる。

 ベルト部分と自慰防止板部分にはもう南京錠が取り付けてあった。
 どっちがどっちの鍵かわからなかったので、それぞれ試してガシャッと解錠した。

 Web上の写真で見た通り、南京錠のツルの部分がステンレス削り出しの堅牢な保護カバーで覆われている。
 削り出しの金属の塊の持つ無慈悲な冷たさが、嵌められてしまうと本当に逃げられない真剣さを醸し出す。

 このカバーの内側にピンの通る穴があり、それが貞操帯のベルトに出ているピンを噛み込んでロックする構造だ。
 機構がシンプルなだけに、それを構成する部品がここまで堅牢だと、どんな機械を使えば壊せるのか想像もつかない。
 もちろん、レスキュー隊が使うような凄まじいカッターを使えばベルトは切れるだろうが、肌に密着したベルトを肌に傷をつけずに切るなんて不可能だ。

 外した南京錠にはそれぞれ鍵を差したままシートの上に置き、本体を一度開いてみる。
 自慰防止板はブラブラするので抜き取ってしまい、それもシートの上に置く。
 この貞操帯は腰に巻くベルトと、オマソコを覆う「シールド」と呼ばれる板と、その上からさらにオマソコのビラビラを覆う「自慰防止板」と呼ばれる板で構成されている。
 シールドの尻側はビニールコーティングされた太いワイヤーで腰ベルトの背中側と接続されていて、接続部は溶接されているので外せない。
 ベルトを装着するために着け外しする部分は正面の南京錠だけで、ここが外れない限り脱ぐことはできない。
 その部分は、腰ベルトの一端に太いピンが溶接されていて、そこへ腰ベルトの反対側の端に明いた穴を通し、さらにその上からシールドの端に明いた穴を通して、まとめて南京錠で留める構造だ。

 まずシールドを外す。
 次にベルトの合わせ目を外そうとすると、ベルトが硬くて外せない。
 良く合わせ目を見てから、擦り合わせに気を付けてスライドさせると外れた。

 ぐあ、それにしてもこれだけ厚いステンレス板のベルトって、こんなに硬いんだ。
 ギギギと開いてみると、それだけでもう歪みそうだった。

 開いたベルトと自慰防止板を持ってバスルームで洗った。
 買ったばかりの新品にいきなり水を掛けるのは気が引けたが、バイキンよりも工作機械などの汚れがついているかもしれないと思い、きれいに洗った。
 一度全体にアルコールスプレーを掛け、再び水で流してから拭き上げた。

 うやうやしく抱えて部屋に戻る。

 ゆきのはビニールシートの上に突っ立ったまま物凄く妙な顔をしていた。
 困ったような、笑ったような、歪んだ顔。

「そうだ、今尻にアレは入っているのか?」
「うん……」
「サイズのこととかあるから、一応抜いてこいよ」
「うん……」
 ゆきのはそのままトイレへ入った。

 ゆきのはプラグを抜き、風呂場で尻とプラグを洗ってから、下半身裸のまま戻って来た。

 顔は涙で濡れていた。

「いやなの?」
「あふっ…… ちがうのぉ…… もう、わけわかんないのぉ……」
 俺はそう聞いた瞬間、すごく大事なことを放置したままだったことに気付いた。

 ゆきのは気持ちが宙に浮いていて、空中でバラバラになりそうなんだ。
 自分が好きで始めたこととはいえ、一番大事なよりどころのようなものがポッカリ抜けているんだ。
 それは本来俺が構築しなければいけない絆なのに、状況に流されてうっかり放置しっぱなしにしてしまった。

 俺は服のまま、ゆきのをガシッと抱きしめた。
 この、華奢なわりに付くところにしっかり肉のついた美しい体が、心ごと俺のものなんだ。
 この体を、俺が管理し、セックスすること以外はほぼ自由にしていい。
 しかしそんな理屈上の支配よりも、ただ素直にいとおしいと思う気持ちがここにある。

 腕の力を緩め、ゆきのの顔を見て、そっと唇を重ねた。
 お互いぎこちなかったが、少し舌を絡めあったりして、互いの粘膜の体温を探りあった。

 それから、ゆきのはしばらく無言だった。
 俺が腰にベルトを回し、サイズを合わせている間、例の手を頭の後ろで組むポーズをして、されるままになっている。
 しかし、ゆきののオマソコは、あとからあとからトロリトロリと蜜を吐き、ずっと感じまくっていることを饒舌に語っていた。

 ベルトを外した状態で一度閉じ、ベルトの構成する楕円の形を覚える。
 ゆきのの腰周りをじっと見つめて、そこから彼女の腰の横断面を想像する。
 そしてまたフィッティング。
 ベルトの楕円と腰周りの楕円を比較し、肉が強く圧迫されている部分を記憶する。
 一度外して、麺棒にタオルを巻いたものを使って、この硬い硬いステンレスのベルトを丁寧に曲げる。

 再度フィッティングすると、ほぼ合うが、指を間に入れて全周の圧力をチェックすると、まだ精密に合っているとはいえない。
 また外してベルトの形を微調整して、またゆきのに装着する。
 この間、シールドは後ろからケーブルで繋がったまま尻の方へブラブラ垂れている。

 さらに微調整。
 またまた微調整。
 そしてやっと全周の皮膚への圧力が均等になるように調整できた。

 次にシールドの調整だ。
 ケーブルを尻の割れ目に食い込ませ、シールドに明いた幅1cmほどの細長い縦のスリットをゆきのの閉じたマソコに被せる。
「ひうっ!」
 ここで初めてゆきのは声を出した。
「大丈夫か?」
「冷たくて驚いただけ…… へいき……」

 しかし、シールドはまるで平らっぽくて、ゆきののオマソコのカーブにあわず、正面のロックに嵌合穴を重ねることもでしきない。
 腰のベルトはそのままに、シールドを麺棒を使って丸みをつける。

 再びオマソコをシールドで覆う。
 かなりいいが、まだカーブが合っていない。
 再度微調整。
 もうちょっとかな?
 再度微調整してみると、スリットの間からゆきののビラビラがむちゅっと搾り出され、垂れていた愛液も染み出て来た。
「あふっ……!」
 密着する感じがたまらないのか、ゆきのは艶かしい溜息を漏らす。
 そのまま少し引っ張るようにして、シールド上端の穴をベルト中央の嵌合部に重ねる。
 パチッと乾いた音がして、3つの部品がきれいに重なった。
「はァッ……!」
 ゆきのの興奮がさらに増す。
 3つの平たい板の重なりに浮きが無いことを確認し、俺は震える指で保護カバーのついた南京錠をつまみ、ロックピンの位置を合わせて嵌めた。
 まだ鍵は掛かっていない。

「ゆきの…… 鍵、掛けるぞ……」
「……うん…… はァッ……!」

 ゆきのの反応を見ながら、俺は指先で南京錠を保護カバーごと縦に押し潰した。

 ―― カチッ ――

 乾いた短い音を立て、ゆきのはまずセックスする権利を失った。

「はぁああああああ!! イキそう…… でもイケない……」
「大丈夫だ。まだイクことはできるんだ。この鍵は貞操帯からの離脱禁止とセックス禁止の鍵。ゆきのはもうずっと処女だ。お前や他人の意思に全く関係なく、物理的にセックスという行為に鍵を掛けられたんだ」
「ひいいいいい!!! あああああああ!!」
「さぁ、自慰防止板を合わせるぞ。これが本当の快感剥奪の鍵だからな。
「きいいいいいい!!」

 送られて来た時点で自慰防止板は合っていて、そこからシールドを調整してしまったので、自慰防止板はもう合わないはず。
 案の定、下の金具を合わせてみると、カーブがまるで合っていない。

 シールドと同様麺棒でカーブを調整し、シールドに重ねてみる。
 シールドより僅かに浮くように設計されたそれは、カーブが合わないとゆきののビラビラを傷つけてしまう。
 何度も慎重に合わせ、側面から見て均等に1mmほど浮くように調整できた。

「あ~あ~あ~う~」

 ゆきのは調整の様子を見ながら、興奮をどこへ持って行ったらいいかわからないようだった。
 自慰防止板がシールドに明いた取り付け穴に合うことを確認してから、シールドの裏から留めピンを通す。
 ここへ自慰防止板を重ね、その上から中央のロック部と同じ保護カバーのついた南京錠で留めるのだ。

 そこまで準備してから一度自慰防止板を外す。

「とうとう本当に快感を剥奪される時が来たぞ」
「はアアアアアアア!!! いやあああ!」
「嫌なのか?」
「ちが、ウウ…… アアアア…… 絶叫して暴れたいのぉおお!!」
「フフフ、もういっぱいいっぱいなんだね、ゆきのは。最高にかわいいぜ。俺にとって憧れだったクラスの超美人同級生が、とうとう性の快感をすべて奪われるんだ。うれしいかい?」
「ハッ……! ハッ……! はふッ!! う、嬉しい……」
「じゃ、最後の儀式だ。俺をフェラでイカせてくれ。そして俺はゆきのを指や舌でイカせてやる。そして…… 封印だ」
「はふうッッ!! はい……」

 ゆきのはシールドのスリットからビラビラを出したまま、シートに跪いた。
 俺はズボンを脱ぎ、はちきれそうなチソコを取り出した。
「ああ……」
 俺のチソコを嬉しそうに眺め、口の位置を少し高く上げてから、はむっと先端を口に入れた。
「うっ……」
 ゆきのは歯が当らないよう注意しながら、両手を添えて先っぽを一心不乱に舐める。
 舌を回して絡めるという得意技を続けて使い、先端の鈴口から舌を差し入れた。
「オウッ……!」
 一瞬ビクリとして俺は腰を引いてしまった。
 さらに先をくるくると舐めまわしたあと、一定方向へ舐めはじめた。

 ズリズリ、ズリズリと何度も何度も舐める。
 ちょっと口に含んだりしながら、一定の刺激を忘れない。
 俺は内股がピクピクを痙攣してきた。
 これをゆきのはチェックしているらしく、更に強く速く舐め上げる。
「ウッ!!」
 腰の奥がカーーッと熱くなり、たまらずにドビュッと出した。

 それをゆきのがチューッと吸う。
 すさまじい快感の追加!
「あう!」
 ちうちうぺろぺろと完全に吸われ、やがてゆきのの口が離れると俺はドッと緊張から開放された。

 俺の精液をゴクリと飲み下したあと、ゆきのはゆっくり立ち上がった。
 今度は俺が跪いてゆきののオマソコを見る。
 スリットの間から搾りだされたビラビラは、狭いスリットに押され半ば強制的に閉じられていて、間からトロトロに愛液が溢れていた。
 その一番上には真っ赤な真珠がぷつっと飛び出していた。
 その真珠にそっと舌を這わせる。
「ひゃうッ!!」
 舐め上げた瞬間にガクンと腰を引き、電気に撃たれたようにビクビクを痙攣するゆきの。
 続けて同じ様に舐め上げると、最初ほどではないが痙攣を繰り返しながら体がカチンカチンに硬くなってゆく。

 ビラビラを舌先で左右に分けるようにして愛液ごと舐め上げ、そしてクリトリスまで舐める範囲を拡大する。
 どんどん痙攣が強くなる。
 俺もゆきののビラビラ全体を口に含むように唇を押し付け、少し吸いながらチロチロと舐めた。

「たっ……だだしク…… 顔ひいて…… いやっ!イヤッ! いやああああああ!!!!」

 急に思いつめた口調になり、ぐぐーーーっと引き付けたかと思うとガクン!ガクン!と腰を暴れさせた。
「ああああああいいいいいいいいイクイクイク~~!! ンンンンン!!!」
 突然、口中がしょっぱくなった。
「やあああああ!」
 ゆきのがおしっこ漏らしたのだ。
 そのままゴクゴクと飲んでしまった。
 薄い塩水を飲んでる感じだった。
 最後にちゅっと吸い取って、俺は口を離した。

「ハァッ…… ハァッ…… 気持ちよかったよぉ…… でもバカバカバカ~~~! 飲むなよぉ!」
「平気だよ。お前こそ俺の精液飲んだじゃないか」
「平気だよぉそんなの…… じゃ、キスしてよ。舐め取るから」
「ん…… 俺も舐め取るな」
 二人で唇を重ね、お互いの口の中を舐めあった。
 実際にはゆきのの唾液で流されていて自分の精液の味なんてしなかったが、もう何でも共有する気持ちに舌も心も蕩けそうだった。

 ぷぁっと口を離し、お互いを見つめ合う。
「じゃ、封印だ」
「うん……」
 俺は自慰防止板を取り上げ、股下にある浅いピンに溝を通し、上のピンに重ねる。
 ところが、これだと閉じたビラビラが内部で畳まれて、ゆきのがおしっこすると大変なことになりそうだ。

 ネットで見たように、ビラビラをちゃんと左右に拡げて分けて、オマソコの奥が細長く覗けるような状態にして自慰防止板を重ねた。
「はっ…… はふうっ……!! あああ、封印されちゃう!」
「そうだ、封印するんだ」
「とうとう…… とうとう…… あああああああ!!」
 俺は自慰防止板のロックピンに保護カバー付き南京錠を重ねた。
 ピンの位置を合わせ、指に力を入れる。

「いいか?」
「あああん…… ……うん……」

 ―― カチリ ――

 とうとうゆきのは、快感も檻の中へ閉じ込められてしまった。

「ふああぁあああぁぁああぁああ!!!!」

 イッた時のような震えが全身を駆け抜けているらしく、ゆきのは俺にガシッとしがみついたままガクガクブルブルと震えている。

「ハッ……! ハッ……! ハッ……! ああああううううう……! 抱いて……! 強く……!」

 俺が無言で強く抱きしめると、俺の腕の中でガクガク震えながら、ゆきのは次第に脱力していった。

 ほぼ全ての体重を俺に預けたゆきのは、やがてずり落ちるようにシートの上に座り込んだ。


「大丈夫か?」
「……うん…… しばらく…… こうしてていい……?」
「いいよ。俺、片付けるな」
「うん……」

 股を閉じて両足を外へ出した、潰れた正座のような格好でペタンと座ったまま、呆然とするゆきの。
 ゆきのをそのままに、俺はゆきの周囲のビニールシートを拭いたり、プラグを洗って片付けたり、貞操帯の箱を始末したりした。

 貞操帯の箱に同梱されていた説明書や納品書を取り出し、残った緩衝材を引っ張り出すと、大きな塊がゴトリと落ちた。
 貞操帯に興奮してすっかり忘れていた。
 特注した専用のアナルディルドーだ。
 直径4cm、長さが12cmほどある。
 尾部はくびれておらず、かといって平らに張り出してもいない。
 まるで日曜大工で取り付けるネジ式のフックのように、基底部から丸い輪が突き出ている。
 この輪は2mmほどの太さの金属の環で、2本のネジを外すと前後2つに分かれるように出来ていて、そこへ尻を通る太いケーブルを挟むようになっている。

 直径4cmで波打つ表面以外くびれもない、プラグ(栓)というよりまさにディルドー(張り型)なソレは、今までの拡張プラグなんか比べ物にならないほどズッシリと重く、巨大だった。
 これがゆきののあの輝くピンクの尻穴に刺さり、肛門を薄い輪ゴムのように拡げ、直腸の空間をプラスチックという異物でゴッテリ満たすのかと思うと興奮で気が遠くなりそうだ。

 貞操帯に慣れた後に続く楽しみを想像しつつ、そのディルドーを他のプラグと一緒に仕舞った。

「ハァ…… ハァ……」
 ビニールシートの上にへたりこんだゆきのは、やっと呼吸が整ってきたようだった。

「こういう時って、女の方が強いんだからぁ」
 独り言のようにボソリと呟いて、シートの上に立ち上がった。
「あうっ」
 ちょっとよろける。
「大丈夫か?」
「へ、へいき。 ……シャワー浴びてくる」
「ああ」

 ガサガサペタペタと歩いて、そのまま浴室へ入った。
 興奮の一度醒めたあとに見る、ゆきのの下半身にがっちり食い込む貞操帯は、本当に彼女の体を造り替えてしまったように見えて超エロかった。

 浴室内でゴトゴト音がする。
「うひー」
 中から妙な声が聞こえてきた。
「はーーあーー あーー あーー ふぅ~~~~~~~……」
「何してんだよ」
 扉の陰から話かける。
「バカ、来ちゃダメ! おしっこしてんの!」
「お前、ヒトに飲ませといてまだ出んの?」
「あ!やあぁああ! こんどソレゆったらコロすぅー!! しょうがないじゃない、なんかまた溜まったのォ!」
「はいはい」

 水洗トイレのザーッと流れる音がして、次にシャワーの水音が響き始めた。
「ひょほほほほほーーーい」
 また妙な声がする。
「何者? お前」
 扉の陰からまた声をかけてしまった。
「まだそこに立ってんのォ? えっち」
 俺は心配でたまらない自分の心を見透かされた気がして、急に気恥ずかしくなり居間に戻った。

 タオルをまとめたりバッグを整理したりしているうち、ゆきのが貞操帯一丁の姿のまま、髪をタオルで拭きながら戻って来た。
「ふぅー。やっと落ち着いた~」
 ゆきのは自然な動作で自分のバッグから下着袋を取り出し、まずブラを着け、チロッと股間を覗き込んでから、タオルでパンパンと股間を叩き、
それからショーツを穿いた。
「へへへへ、すっごいヘンなカンジ。水着の上から下着を着てるみたい」
 あとはまったく日常的な動作でTシャツを着て、デニム地のミニを穿いた。

「そうしてみるとまったく普通で、まさか貞操帯着けてるなんてわからないな」
「そう見える? なら良かった~ だけど当事者にとっては違和感バリバリだよ?」
「そうだろうな」
「いや、でも、 ……でも…… なんかイイよ。すごい安心感があるよ。これは嵌めた人にしかわかんないだろうね」
「そういうもんかな」

「今日はもうおひらきでいいっしょ?」
「ああ、そうだな」
「なんか昼寝したいし、まず自分でいろいろ慣れてみて、それからただしクンに相談したい」
「うん」
 俺たちは部屋を完全に片付け、またゆきのの家の近くまで行って別れた。
 俺は手の中に握り締めた鍵の重みをヒシヒシと感じた。

 …………
  ネットで現代の貞操帯の存在を知ってしまった俺は、クラスで一番の美少女、
  小竹原 裄野(こたけばら ゆきの)に貞操帯を嵌めるところを勝手に妄想していた。
…………
  ベルトの背中部分の中心から、美しい尻の2つの膨らみを黒く太い凶悪なケーブルが割り、
  股の下を潜(くぐ)る。黒く太いケーブルは股下で大きなしゃもじ状のプレートに繋がり、
  そのプレートが小竹原の大事な部分を覆い、腰ベルトの前部分に合わさる。
 …………
  小竹原はステンレスの拘束具で下半身を覆われ、まず本体によって秘所の幅が縦スジ1本分に
  制限され、男性を受け入れることも、オモチャをソコに挿入することも出来なくされる。
  それでもまだクリトリスはその縦の隙間から出ているわけで、そこを悪戯すれば自分では気持ち良くなれる。
  その自慰行為すら剥奪してしまう部品を縦スジの上から被せられ、小竹原は性器の自由を全て俺に奪われているのだ。
 …………
  ネットの話では、現実に装着している人は外面的にはほとんど問題なく暮らしているという。
  もし、小竹原の体に、本当に貞操帯が装着されているとしたら……
 …………
  定期入れの中に金メッキして赤いリボンをつけた貞操帯の鍵を入れ、俺は小竹原の前で取り出してニヤリと笑う。
  小竹原は青ざめ、俺に従順な表情になる。
  『神山(かみやま)くん、お願い、これ、外して…… エッチな気分が治らないのぉ……』
  俺はニヤリと笑って場所を人気のない場所に移し、小竹原にチソポをしゃぶらせる……
…………
 妄想はついに現実になってしまった。


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 俺は自分の部屋で鍵を3組に分け、1つは封筒に入れて封印し、親父の貸金庫へ入れさせてもらうよう頼んだ。
 もう1つの鍵は赤いリボンを結んで俺の定期入れに入れ、もう1つの鍵は机に仕舞った。
 しばらく貞操帯のことから離れようと、CDからMP3への変換とプレーヤーへの転送なんかの作業を黙々とやっていた。

 夕方になったころ、ゆきのから電話が掛かって来た。
「どうした、大丈夫か?」
『へへへ、随分慣れたよぉ~ でもスッゴイね。あたしのオマソコ檻の中だぁ、あははは』
「ヘンに明るくねぇか、お前」

『いや、そうしてないと気が狂う』

 そこだけ急に真面目な口調で言うもんだから、ゆきのの緊張感がいきなり伝わってきて俺はドキリとした。
「そ、そうか……」
『でね?でね?でね? ハンズつきあってよ。いやー、買うものいっぱいあるよ』
「今からか?」
『うん、夕飯おごるよ』
「そりゃいいけどさ。……わかった。ちょっとお袋に断ってくる」
『折り返し電話よこせやゴルァ』
「へーいへい」
 それこそ台所で夕飯を作っている真っ最中のお袋に夕飯はいらないと告げ、再び部屋に戻ってゆきのに電話した。
「言ったぜ」
『んじゃ出るわ。ねぇ、ぱんつってそっち持ち?』
「なっ? わけわかんね」
『だーかーらぁ、ぱんつ穴明いたら、買ってくれんの?』
「べ、べつにいいけど、あんまり高いのは無理だぞ」
『3まい千えん。ぷふー』
「あ、OK」
『じゃ、駅だな』
「改札?」
『んー』
「了解」

 俺が先に着いて待っていると、ゆきのが現れた。
 タンクトップに、切れ上がりの比較的甘いデニム地のホットパンツ。
 足はスニーカーで、安っぽい麦わら帽子を被り、髪は後ろで一まとめにしている。

 スタスタと普通に歩いて来て、「ういす」と言って手を挙げた。
「おう、平気か? 何度もきくけど」
「プッ、『ういす』とかごめんねぇ。最近あたしスレまくりだよね。それはそうと、平気じゃないわよ。もうぱんつ2枚穴あいたぁ!」
「ええっ? なんで?」
「あのドイツ製のABUSとかいう南京錠、角がすごく立ってるのよ。なんか貞操帯見えそうで、仕方なくホットパンツ系にしたら角で擦れてあっと言う間。
 スカートでも穿けばいいんだろうけど、今の時期ミニ以外だと暑くって死んじゃうよぉ。言った通りミニじゃ見えちゃいそう」
「わかった、わかった。ちゃんと弁償するよ」
「サイトとか見てるから知ってると思うけど、常時装着してる人は穴明いたり汚れたりしていいように、安い下着を使うみたいよ」
「だから3枚1000円か。100均でも売ってそうだよな」
「100均のは言っちゃ悪いけどデザインがね。この麦わらいいっしょ? これは100均だよ」
「ふーん」

 嬉しそうにくるりと回ってみせるゆきの。
 この体にあのステンレスの塊がまとわりついているなんて信じられない。

「こうしてみると、とても貞操帯してるようには見えないな」
「へへへ」
 ゆきのは俺の手を取り、俺の手の甲を自分の下腹部にぶつけた。

 ―― ゴン ――

「いて!」
「ね?」

 呆然と手を引っ込めながら、俺はズボンの中でチソコがメリメリと大きくなっていった。

 女の子の服に浮き出たパンツラインを目で割り出すように、ゆきののホットパンツに内包された貞操帯のラインを目で追う。
 確かに、前のヘソ下のボタン部分が不自然に飛び出し、下腹部から股下までの中央も不自然に飛び出している。
 デニム地のような厚手の生地だと指摘されなければわからない程度だが、もっと薄い生地だとはっきり目立つだろう。

 電車に乗った時のゆきのの所作も至極普通だ。
 貞操帯装着初日とはとても思えない。
 あの服の下でゆきののマソコは檻に閉じ込められているなんて……

 あらゆる煽り文句を次々に思いつくが、さすがにここでゆきのに淫乱になられたらどう対処していいかわからないので、慣れるまで我慢だ。

「で、何買うんだ?」
「さっき言った通り、鍵の角がすごいのよ。だからまずヤスリね。面取りしてよね」
「ああ」
「それから、ウレタン素材とかスポンジ素材とか。ちょうど鍵の辺りをなだらかに覆うようなパッドを作るの。うまく出来れば下腹部ポッコリでぶに見えるだけで、『アレ』してるようには見えないでしょ?」
 ゆきのは一応周囲の乗客が気になるのか、『貞操帯』とは言わない。

「ポッコリでいいのかよ」
「あたしあんまり自分のスタイルとか気にしないんだ。前にチョロっと女友達の間で喋ったらコロされそうになったからもう公言してないんだけど、水泳好きだから泳いでるだけで、ダイエットとかシェイプアップとか意識してないし、美白なんて無縁なのに勝手に白いし。顔の造作だって親からもらったそのまんまなわけでしょ?」
「たしかに、必死でキレイになろうとしてるヤツは怒るな、そりゃ」
「そんなこと言ったってあたし知らないもん。だからちょっとくらいお腹ポッコリでもいいのよ。本当にポッコリなわけじゃないし」
「なるほど」

 目的の場所は夏休みということも手伝って、平日なのにかなり混んでいた。
「上から見てく?」
「目的がはっきりしてるから、ソッチの売り場が先ぃ」
「へーい」

 まずヤスリか。
 ちょうど係の人の手があいていたので、真鍮の面取りの相談をして、適当なヤスリとサンドペーパーを買った。

 次に素材の階。
 ゆきのは片っ端からウレタンフォームの板や、スポンジ板、ゴム板などを触り散らかして、幾つかを選び出すと俺に差し出した。
「ん」
「俺が払うのかよ」
「とーぜんでしょ?」
「わかった、わかった」

 会計へ向かう途中で、俺は足を止めた。

『――超硬質レジン―― 従来のものよりかなりハードです。一度封入したものは通常の工作道具では掘り出せないほど。』

「すみませーん」
「はい」
「これって、絶対割れないんですか?」
「所詮プラスチックですから、大型の工具を使えば傷つきますよ」
「何か封入したら、元通り取り出すのは無理でしょうか」
「うーん、外が割れるほどの力だと、中も壊れますね。金属板なら変形したりするでしょうね。もし中身を無事に取り出したいなら、こういったゴムのディップ液で固めてから封入すれば、外が割れても中は無事である確率が高いですね」
「ありがとうございます」
 俺はいいことを思いついた。

 蛍光ピンクのゴムディップとその超硬質レジンキット、金メッキ液、その他に俺が鍵を首から下げるチェーンと、ゆきの用のチェーンを買った。
 時間が余ったので、面白そうなフロアを冷やかしつつ化粧品を小分けにするキットを買った。

「メシってここかよー」
「文句言わないの。はい割引チケット」
 帰る途中にあるまっくにゆきのと入った。
「へー、新メニューか。あれ? お前、ポテトだけ?」
「うー、ちょっと恐くてまだ食べられない」
「ご苦労様だな」

「今日は夜中までお裁縫だなー。でもあの素材ならうまくいきそうだよ。明日は一応スポーツクラブ行くことにしておいて」
「わかった」
「で、あの部屋集合でお願い」
「いいぜ」
「やっぱり事前に見てもらわないと、特に後ろとかわからないから」
「そうだよな。ベルトはどんなことしても浮き出るもんな」

「さて、また帰ってから貞操帯と格闘だぁ! 今日はちゃんとしたお風呂に挑戦してみる。指が入るかとか、どこまで洗えるかとか」
「あの穴だと、爪楊枝とかで刺激できるんじゃね?」
「ひーっ! 恐ろしいこと言わないでよ。ただしクン自分のモノの先っぽ爪楊枝でつついてイケる?」
「ひー! そりゃ無理だ」
「でしょ? コヨリは突っ込んでみたわよ。でも無理だった。歯間ブラシも爪楊枝と同レベルね。出血しそう」
「さすが現代の貞操帯」

 俺もあまり食事が進まず、ハンバーガー1個だけ食べて店を出た。

 ゆきのをまた家の近くまで送り、家に帰りついた俺は、早速計画を実行に移した。

 ゆきのの貞操帯の鍵束2つのうち、ゆきの本人用の2つの鍵をそれぞれリングから外した。
 2つの鍵のうち、貞操帯本体をロックする南京錠の鍵を糸に吊るし、ゴムディップの缶を開け、ドボンと漬ける。
 ある程度乾いたら、ゴムに厚みを持たせるため計3回くらいディップする。
 ぼってりした鍵のシルエットを持つ蛍光ピンクのゴムの塊が出来た。

 今度は超硬質レジンを硬化剤と混ぜ合わせ、家にあった金箔のクズを混ぜ、ペンダントヘッドの型に流す。
 鎖を通すための環を埋め、ゴムに包まれた鍵を押し込み、残りのレジンを注ぐ。

 ここでも、ゆきのの自由が封印されてゆく……

 俺はなぜだか猛烈に興奮してしまい、材料を片付けたあとのレジン臭い自分の机で激しくオナニーしてしまった。

 出来上がったペンダントヘッドはあまり芸術的とは言えないが、そこらにあるものよりはマシに見えた。
 細かい金箔の舞う超硬質クリアレジンの中に、蛍光ピンクの塊が封印されている。
 ゆきの用に買ったチェーンをそのペンダントヘッドに通した。

 俺は自分用の鍵束と、ゆきの用の自慰防止板の鍵を金メッキ液に浸し、ピカピカに仕上げ、ゆきのとお揃いのチェーンに通した。
 最初に妄想した時の赤いリボンと定期入れの組み合わせは、残念ながらあまり現実的ではなかった。

 アロエ軟膏とワセリンを化粧品用の小分け容器に移し、すべての作業を終えた。

 翌日、久々にまともなエクササイズ用の支度をして、昨日準備したものを持ってゆきののマンションへ行く。

 ―― ピンポーン ――
『はーい。ちょいまち』
 すぐにドアが開いた。
 ゆきのはいつもの競泳水着を着ていた。
 普通の室内で水着だと、毎度ながらドキッとする。
「待った?」
「ううん。早く入ってよ」
「おう」

「どう?」
 早速、居間の明るいところでゆきのの競泳水着姿をまじまじと眺める。
 見慣れた水着だが、いつもは動きがあるものを遠くから見てるだけだから、アップで見るとエロい細部が目にまぶしい。
 目を細めて見たが、どこをどう探しても貞操帯のラインなど見えない。
 腰ベルトは絶対浮き出ると思ったのに。
「へへー、自分でも上出来だと思ってるんだ。ちょっと着るのが大変だけどね」
「少し太ったようには見えるかな」
「フフフ、ご名答」
 ゆきのは競泳水着の肩紐部分をスルリと下ろし、ポロンとおっぱいを剥き出しにした。
「あ! キャーーーーッ!! バカ見るなぁ!!」
「おまww 自分でいきなり出したくせに。天然もたいがいにしろよな」
「う”~~」
 ゆきのは唸りながら左腕で両乳首を隠し、右手だけで水着を下ろした。
 するとゆきのの下乳から股にかけての前面が全部白いウレタン素材で覆われ、ベルト部分もそこから伸びるベルト状のカバーによって覆われていた。
 皮膚との移行部はなだらかに成形され、多少皮膚を捻ったくらいでは浮き上がらない。
「すげー! ゆきのが作ったのか?」
「うん。ここにベルクロがあって、外れんの。ほら」
 バリッとベルト部を外して見せる。
 下からは貞操帯のベルトが出てきた。

「これは考えつかなかったなぁ。まさか全面覆うなんて」
「水泳の時だけだよ。長時間だとかぶれそうだし。でも水泳部とかで試合に出るわけじゃないから、あたしにはこれで充分」
「競泳水着でこれだけ目立たないから、学校の水着でも大丈夫だな」
「うん。水泳以外の普通の体育の時はもっと小さいので用が済むから、それも作るよ」
「すげぇな。俺の出る幕なしだ」
「ううん、南京錠の面取りしてよ」
「あ、そうだった」

 ゆきのは水着を全部脱ぐと、バリバリと自作の貞操帯カバーを外して、両手でオッパイを覆った。
 俺はゆきのの下半身に顔を近づけ、まず自慰防止板の南京錠を外した。
 昨日買ったヤスリで全部の角を落とす。
 そしてサンドペーパーで仕上げだ。
「できたぞ」
 ゆきのに渡す。
「なんか、角の丸い真鍮って温かみがあるね」
「そんなこと言ってていいのか? 自分の性器の檻の鍵だぞ」
「ひいっ! 言わないでぇ……」
 面取りの終わった南京錠を自慰防止板のピンに通し、ぐっと押し付けると自慰防止板の奥からドロリと粘液が溢れて来た。
「うわぁぁん! 感じないように必死で我慢してたのにぃ! ただしクンがヘンなこと言うからぁ」
「バカ…… 我慢すんなよ。俺はこうなる女の子に憧れてたんだから」
「だってぇ…… 目の前でオマソコがおつゆ吐き出す子なんて淫乱で嫌でしょ?」
「バカ、ゆきのは今自分が一番好きなことやってんだから、喜んで汁垂らしたっていいんだよ」
「あうぅ…… 嬉しいよう……」
「そして、苦しいんだろ?」
「そう……苦しいよう…… 性器に触りたいよぅ……」
「それはダメだ。さぁ、こんどはこっちの鍵の面取りだ」

 自慰防止板をカチリとロックする。
「はふっ」
 そして貞操帯本体のロックを外す。
 同じように南京錠をヤスリで面取りし、サンドペーパーで仕上げる。

「取ったついでに当たりが出てないか調べようか」
「う、うん……」
 南京錠のブロックを一度下に置き、貞操帯の前シールドを外す。
 自慰防止板のロックは、脱ぐ時は解錠不要だ。
 シールドの下からトロトロになったゆきののオマソコが現れた。
 シールドのスリットに圧迫された部分が赤いスジになっているのが痛々しい。

「結構食い込んでたみたいだな」
「うー、別に平気だったけど。ベルトもシールドも体重で微妙に曲がるんよ。嵌めていればいるだけ自動的にフィットしてくる感じ」
「あー、それもなんか読んだことある。実際そうなんだ」
「うん」
「しかし、他に異常は見当たらないなぁ。こんなに簡単にフィットしちゃっていいのか?」

「あー、だったら1つお願いが。前のシールドのカーブってほぼ合ってるんだけど、ここだけ当たりが強い気がする」
「ほんとだ。だからこっち食い込んでるんだな。OK、直すよ」
 俺はゆきのの腰から貞操帯を完全に外し、シールド部分を微調整した。

 再びゆきのに貞操帯を嵌める。
 自慰防止板を再び解錠して外す。
 シールドのスリットからゆきののビラビラが出るように押し付ける。

 ゆきのがブルッと震えた。
「おしっこか? 俺に掛けるなよ。アハハ」
「はふっ…… きもちいい……」
 突然蕩けた声になり、聞いただけでチソコがガチガチになりそうな甘い溜息を吐いた。
「さっきより精密に密着して…… オマソコの拘束感がたまんない…… あたしには、この1cm幅の隙間しかオマソコの自由が許されてないんだって…… すっごい屈辱…… すっごい快感……」

 面取りしたばかりの南京錠で貞操帯をカチリとロックすると、スリットから絞り出されたビラビラの間から、みるみる白濁した汁が吐き出されて、ドロリとした塊になり床に垂れそうになる。
 刺激に反応して垂らす透明な愛液よりもっと濃い、心の底から本気で感じてる時の濃厚な粘液だ。

 今日はシートを敷いてないので床に垂れてはまずいと思い、俺は思わずチュッと舐め取った。
「ふひゃっ! あああん! ひーん、今刺激するの反則だよう、いぢわるすぎだよう、これから閉じ込められちゃうってのにィ!」
「絨毯に垂らすわけにいかないだろ」
 俺はわざとらしく冷静に答え、これまた事務的な手つきでゆきののビラビラを左右に開いて、自慰防止板を被せた。
「うあ、うあ、こんな状態で閉めちゃうのぉ? ただしクンのおに!あくま! あたし狂っちゃうよう!」
「狂えば? そうなりたくて貞操帯嵌めたいって思ってたんだろ? 本望じゃねえの、ホラ」
 自慰防止板に南京錠を嵌め、カチリとロックした。
「ウ……」
 ゆきのは目が濁り、イケないまでも快感の奔流の中で揉みくちゃにされているようだった。

「抱いて……」
 ゆきのはオッパイから手を離し、両手を斜め下に広げた。
 オッパイがまぶしい。
「ん」
 俺は立ち上がり、服を着たまま、貞操帯以外全裸のゆきのを抱いた。

「キスして……」
「ん」
 くちゅくちゅとまだぎこちないキスをする。

 口を離すと、ゆきのはまた俺にベッタリ抱きついた。
「はあっ…… はあっ…… 最高にきもちいい…… イカされるのももちろんきもちいいけど、こうやって包まれてる感じがすごくきもちいいよ……」
「お前、本当に貞操帯好きなんだな」
「うん…… ただしクンにとっては、あたしフェラ奴隷でいいんだけど、あたしにとってはあたし自身が貞操帯奴隷だなぁ…… セルフボンデージみたいなものかもね」
「お前、そのカテゴリ分けはコアすぎだろ」

「そだ! フェラ奴隷、フェラ奴隷! そろそろポイント始めてよ」
「そうだな。じゃぁ今日からでいいぜ。初めは5ポイントで自慰防止板解錠1回な。そのあとは様子みてポイント数決めるから。言っとくけど、俺の気分で決めるからな。今からいきなり連続でフェラ5回させろとか言うなよ」

「ちッ。」

「お前それわざと言ってるだろ」
「あはははは。あたしただしクンと付き合い始めてから、妙に茶目ッ気出ちゃって困るよ。お父さんの血が覚醒したかな」
「お前、本ッ当、ヘンなやつだなぁ。美人のくせに」
 ゆきのはガーッッと真っ赤になった。

「あっ、あのさぁ、何度も言うけどさぁ、びっ、美人て言われてそりゃ嬉しいけどさぁ、あたしにとって容姿はオマケだからねっ」
「最初に容姿が好きだったのは否定しないけどな、今は中身の方が好きだぜ。結局全部好きだな」
 ゆきのはもっと赤くなった。

「ちょ、おまっ…… い、いきなり面と向かって『好き』とかゆーな!」
「最初に『好き』って言ったの、ゆきのだろ」
「わーッ! わーッ! ノリでやったコト蒸し返されるとハズいッ!」
 ゆきのは脱いだ水着とお手製のパッドをひっ掴んでバスルームへ消えた。

 ジョゴジョゴとトイレでオシッコする音がする。
「ふー。おしっこ出すと少し醒めるー」
 でかい声で独り言を言う。

 カラカラとペーパーを送る音がして、水洗の音がして、しばらくしたら水着を着たゆきのが出てきた。
「泳ぎに行くぞゴルァ。あ、もう一度背中の方見て」
「平気だぜ。尻の上のベルトは若干不自然だな」
「そのくらい気にしなーい。 行こ?」
「うん」
 ゆきのはジャージを着込み、俺も自分の荷物を持って部屋を出た。

 ゆきのはマシンすっ飛ばしでいきなりプールへ。
 腹にパッド抱えたままだとマシンのような運動はつらいのだろう。
 俺は久しぶりなのでいきなりプールはきつく思えたから、先に軽くランニングだけすることにした。
 いくら本人が平気そうでも、あの状態のゆきのを一人で放っておくのは良くないから、体がほぐれたところですぐマシンを降り、プールへ急ぐ。

 プールサイドへ出て見ると、ゆきのはパシャッパシャッと優雅にバックで泳いでいた。
 水面に浮かぶゆきのの体のラインは、知っている者が見れば確かに動きの少ない別パーツが前面に浮いているように見える。
 しかし、普通の人にはわからないだろう。

 ゆきのはサイドを見た時俺に気づき、掻いたあとの手を水面でピロピロと振った。
 端まで泳ぎ切り、はしごを使ってプールサイドに上がった。

「おー来たかぁ。もういいの?」
「ははは、やっぱちょっと心配でね。そのパッド、ぜんぜん分からないな」
「それなら良かった。でもマシンはしばらくお預けなのと、ターンが出来なかったよ。あとやっぱり貞操帯本体が重いから、泳ぐと沈むね」
「アハハ、確かにそうだな。でもマシンの時ってさ、別に下に水着着なくてもいいんじゃね?」
「あーー! 言われて見ればそうだ。バカだあたし」
「ハハハ、明日から普通にできるな」
「でもね、股のちょうど太ももと当たる所が少し擦れるんだ。上がったらワセリン塗っとく」
「それがいい。絶対無理すんなよ」
「うん、わかってるって」
 俺も何本か泳いでなんとなくいつもの体の軽さに戻ったところで今日はおしまいにし、ゆきのと部屋へ戻った。

「あー楽しかった」
「いつもと同じじゃん」
「チッチッチッ、わかってないなぁ、ただしクン! そんなことじゃチミわKH失格だよ? あたし、貞操帯してるんだよ?」

 ドグン、と俺は心臓を掴まれた気がした。

「これの拘束感てスゴイんだよ。大事なトコロが全部ロボットに作り変えられたような気分になるんだよ。ロボットが普通に服着て人間の振りをしてる感じ。あるいは鎖ジャラジャラ手枷足枷首輪の奴隷姫が、上からすっぽりドレス着せられて舞踏会に出てる感じ。あたし、オマソコ封印されちゃって、人間やめさせられちゃったのに、普通の人間の振りして泳ぎ回ったから『楽しかった』って言った……の……あふっ……」

 俺は激しく興奮してきた。
「フェラ、命令していいか?」
「いいよ。でも今日は5ポイントにならないから、あたしは何もしてもらえないんでしょ?」
「そうだ。そこんとこは厳しくやるから」
「なら、ちょっと待って」
 ゆきのは自分の荷物から化粧ポーチを取り出すと、トイレへ行ってすぐ戻って来た。
「へへへ、ナプキン貼って来た。ぱんつ絶対ドロドロにしちゃうもん、あたし」
 あっけらかんと言う。

「おまたせ。はい、いいよ? はやくちんちん出しなよ、ほら。 アーー」
 ゆきのは上が薄緑のタンクトップ、下がこの前と同じデニム地のホットパンツという、行き帰りの普段着そのままの姿で、床に跪いて口を開け、べろんと舌を出す。

 この普段着の下で性器を人質に取られているからこそ、ゆきのはこの普段着の姿のまま、言いなりのフェラ奴隷になっているんだという実感が、俺のチソコをガチガチに勃起させる。

「おまww 余裕かましてるのがムカつくけど、まだ最初だしな。そのうちあの極太ディルドーをケツに突っ込んで理性ブッ飛んだ状態でフェラさせてやる」

「あふっ…… あんまりいじわる言わないで……」
 ゆきのは相当突っ張って余裕かました振りしをていたらしく、俺が調子に乗ってダークめの煽りをしたらいきなり涙目になった。
「ごめん」
 でもこの表情はこの表情で萌えるので、チソコを取り出し口に突っ込んだ。

「おもア! おモッ! アもッ! んーー!!」
「わかってるよ、浅く咥える方が得意だってんだろ?」
「んーー!」
「でも今日は深く突っ込む練習な? 俺イかなくてもポイントやるから、ちょっとつきあえよ」
「ん」
「まずさ、できるだけ口開けて、唇で前歯覆う感じにしてみ」
「ん」
「あとは力抜いて……」
「ん」
 俺はゆきのの頭を掴み、自分で思ったように揺すってみた。

 信じられない。
 俺があの小竹原の頭を掴んで自在にフェラさせてるなんて。

 しかしもうそんな自慢めいたことはどうでも良く、この俺に全てを委ねたこの可憐な頭部が果てしなく愛しい。

「もすこし中でベロ上げて」
「ん」
「ウッ…… いいとこ当たってる……」
「おんお? んんん?」
 ゆきのは少し工夫して舌をむちゅむちゅ動かす。

「ウッ…… 結構いいぞ」
 そのまま頭を掴み直して、俺の好きなように前後に激しく揺すった。


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