Charme de France

小さなフランス語教室の主宰者の個人的なブログです。(*^-^*)

うり坊の母の揺れる眼差し...☆皆と仲良く暮らしたい...

2010年09月30日 | 動植物

また地元の話になってしまうのですが、神戸の東灘区では、猪と住民が普通に生活を共にしています。猪親子の散歩を見ても、地元の人は恐れず、微笑ましく見守っています。



ところが、先日、六甲山でイノシシのオスが観光客を次々に襲うという事件がありました。リュックサックを無理やり奪おうと若い女性の背中に突撃したり、年配の夫婦を襲ったりしました。それで批判が相次ぎ、最終的には、神戸猟友会の人達がそのイノシシを駆除しました。

何と言っていいのか言葉がないですが、地元のおっちゃんの「仕留められたのはゴンタやと思うけど、昔はええこやったで。人が餌を上げるから、それに慣れてもて、食べ物の入ったリュックとか鞄めがけて突進したんやなぁ。うり坊の時はええこやったのになぁ」というコメントを聞いて、私は泣きそうになりました。



私の住む香里園には、以前はよく狸が夜な夜な出没していました。私の家の庭に二匹のたぬきがちょんとうずくまっていたこともあります。背中にやや哀愁があり、なんともいえないほどいじらしかったので、動物好きの私は、たぬきに頑張って生き抜くようにと声をかけました。たぬきの親子達は空き地の草陰に住んでいたのですが、家を建てる為にたぬきの住処が整地され、いつの間にか、たぬきはいなくなりました。



野生の動物と人間が共存出来るのかどうか私には分かりません。只、私が知っている狸は大人しくて、可愛くていい子ばかりでした。都会でも野生の動物と人間が仲良く暮らせる優しい社会であればと、夢のようなことを願っています。




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