☆高校駅伝・・・☆

２２日、全国高等学校体育連盟は、毎年１２月に京都市で開催している「全国高校駅伝」の大会要項の改定を発表しました。

来年の大会から、男女とも日本で生まれ育った選手を除いた外国人留学生を、最も距離の長い１区に起用できないことを決めたそうです。
都道府県大会や地区大会でも適用するとか・・・。

高校駅伝は、男子が７区間４２．１９５㌔で競われ、１区は１０㌔。女子は、５区間２１．０９７５㌔で、１区は６㌔。
改定によると、留学生が走れる最も距離の長い区間は、男子が３区の８．１０７５㌔、女子は５区の５㌔となるようです。

私たち夫婦は、スポーツ観戦が大好きです。
ナマで見ることは、なかなか叶わないので、もっぱらＴＶ観戦ですが・・・。
特に、駅伝やマラソンが好きです。

「他人が走るのを、よく２時間あまりも見ていられるよなぁ～～！」って、夫の職場の人たちは言うそうですが、特に、高校生が活躍するのはいいモンですよねぇ～～。

このニュースを聞いて夫は、「アホか！！」と言いました。
無論、この決定をした人たちに対してですが・・・。
ちっとも、根本的な改革にはなっていません。

そりぁ～、確かに最後の区間までデットヒートを繰り広げるのも駅伝の面白味かもしれませんが、１区から独走態勢で襷をつなぎ、ゴールというのも醍醐味だと思うのです。

また、留学生を迎えることで、クラブ内の生徒たちも刺激を受けてタイムアップが計られれば、日本人のレベルアップにもつながることだと・・・。

留学生を受け入れているある高校の陸上部の監督は、「決定には従うが、レースが面白いかどうかという視点で議論がすすめられており、日本人は、外国人に勝てないと決め付けているという懸念がある。」と言っています。

また、「外国人選手を１区で起用するかしないかという議論と、駅伝本来の魅力を取り戻すという話は別なはずで、たとえ、ケニア人の選手を１区に起用したとしても、ずっとリードを保てるとは限らない。」という専門家もいます。

いつの時もそうなのですが、「黒」と言う人がいたら、必ず「白」と言う人がいる訳で、賛否両論、ホットな論争が勃発しているようなのです。

大人の利害だけで、決着するようなことだけは避けて欲しいものです。はい！