17日の土曜日は「劇団ふるさときゃらばん」によるミュージカル「地震カミナリ火事オヤジ」を見てきた。消防団を中心とした話で内容がすばらしく、あっという間の3時間を楽しんだ。高校の友人は演劇鑑賞会という会に入っているが、演劇も面白い。生の迫力、演出は興味深かった。
帰りに居酒屋に寄って帰宅。
18日日曜日はのんびりと起きた。テレビをつけると「大寒波襲来」とのことだったがカーテンを開けると日差しがあったので出かけることにした。
ピンボケだが、GPSを自転車に取り付けた画像。雨対策に自作の防水ケースに入れてみた。見た目はかっこ悪いが雨に対する効果は絶大だった。8面表示で、距離、スピード、標高、勾配、心拍、カロリー、タイム、現在時刻を出したが、小さくて見にくいので、途中からは4面に切り替えて 距離、スピード、標高、勾配だけにした。このほかケイデンスももちろんログできる。
背中のザックに防寒具を詰めてスタート。今回は素直に北山林道を選んだ。
落ち葉が霧雨に濡れて滑りやすい。標高を上げるに連れ落ち葉は少なく展望も良くなってくる。
左は吾妻高原スカイランド、正面は蟹ヶ沢への分岐。真っ直ぐ進む。
蟹ヶ沢の手前にある清水。ここの水はとてもおいしい。
気づくと落ち葉の上に雪が積もっていた。吐く息は真っ白。標高は800mくらい。すでに氷点下になってきた。
蟹ヶ沢着。さすがにキノコ取りの人たちの姿もなかった。
ふたつめの川。こっちが松川なのだろう。幾段にもの堰堤が重なる。シールスキンズの防水ソックスが本領発揮。高かっただけのことはある。
沢を越えると山形県。復旧工事用の立派な道。勾配は8~23パーセント。浮き砂利のせいで何度も降りてしまう。この辺りの道も三度目なのでだいぶ理解してきた。左に沢音を聞きながら上流へ向かい、道なりに右方向へ行く。標高900
ジークライト鉱山の削られた山肌。右のほうに獅子型のスフィンクスのような岩が見える。更に奥には赤い橋が架かり松川を渡れるように思える。遠くには家型山が時雨れて見える。この辺の探索は来春の課題だ。
工事現場のはんば小屋。ここを基点に4方向に道が開かれている。右は沢へ下る道。左はジークライトのほうへ向かう道。(たぶん)道なりに素直に進む。
程なくゲートへ出た。板谷側からはここまでしか車は来れない。
一瞬青空が広がるも、このあとは雨とみぞれに変わってしまった。
ゲートのすぐそばにある元山地蔵。丁寧に祭られていた。
ここから一気に3㎞下ると新五色林道への入り口。まっすぐ下ると板谷集落だが左折し五色温泉を目指す。
2㎞ほどで五色温泉へ着く。お客さんの姿がちらほら見えた。ここの野天風呂もなかなかいい。
今回は立ち寄らずに、更に滑川への林道を進む。こちらは完全に車両通行止め。自転車は・・・まっ自己責任で行くには問題ない。
こんな橋が数箇所。落ち葉で隠れているがかなり危険。落石や崖崩れ箇所も多いので注意が必要。
滑川付近。夏なら気持ちいい場所。
この橋を渡り右へ行くと峠、左は姥湯への道。今回は右へ進路をとった。
峠駅への分岐。駅へは左。今回は右の板谷峠方面へ。
T字路へ出る。右は板谷集落への道。左の大沢方面への道を進む。この辺りでみぞれから雪に変わり、体が冷え切ってきた。防水靴下も防水手袋も徐々に水が染み込んできて感覚がなくなりしびれてきた。持ってきたウエアや防寒グッズをすべて身に纏うも寒い。写真撮る気にならない。大沢集落、笠松温泉を過ぎる。本当は水窪ダムへいく予定だったが、とても今から登る気になれずに、真っ直ぐ関根方面へと下った。
ここまでの軌跡をGPSのログとリンクさせてみる。
上はグーグルアースによるもの。下はカシミールによるもの。
ついでにトレーニングセンターとマップソースによる高低差やコース図も見てみよう
下は復路も含めたもの
上はマップソースのグラフ。下は復路の輪行も含めたマップソースの地図。
下はトレーニングセンターの分析グラフ。往路のスピード、距離、高低差、心拍を表示させてみた。
3つのソフトを使い分けないとだが、フリーソフトでここまでわかるのはありがたい。
さてと、米沢へ降りた後、頭の中はひたすら温泉のことだけ。早く身体を温めたい。高畠駅の太陽館を目指す。米沢市内も氷雨で濡れている。
コンビニでパンとお酒を買い込んでから高畠駅到着。昔ここは「糠の目駅」だった。本当の高畠駅は、もっと先にあって立派な駅舎だったように思う。来年はここから鳩峰峠を越えて全コース自走してみようか。
輪行袋に詰め込んでいざ風呂へ!サウナもあって¥300は格安。たっぷり1時間も入った。気持ちよかったあ。
新幹線が出来てから奥羽線も様変わりしたもんだ。名前も山形線というのが定着してきたし、つばさもここ数年で新型に変わるらしい。
でも、お昼の後は17時まで上り線普通列車がないのは困ったもんだ。せめて16時台にも一本ほしいところだ。青春18切符の時期も奥羽線は乗り継ぎ悪すぎて殆ど使えない。新庄辺りが一番のネック。ちょっと寂しい。あちこち見ながら駅内でのんびりすごした。からくり時計が面白かった。
17時8分。小雪舞い散る中、上り線発車。米沢まで10分ほど。がらがらの車内。
米沢で後ろ半分2両切り離し。そのまま20分ほど待機して出発。
高畠ー庭坂間60kmで¥740 輪行は魔法のじゅうたんとは良く言ったものだ。ありがたいな輪行できる汽車は。
峠駅では女性の売り子さんが威勢よく「ちから~ちから~!」と声を上げている。
「鉄」っぽい男性が二つ力餅を買った。売れてよかった。
雪の中を俺を乗せた電車は走る。トンネルが多く、EDGEはぴっぴっとエラーを知らせるが、ログを見るとうまく繋いでくれるみたいだ。時速70㎞で走ってゆく。スイッチバックだった頃のスピードはどのくらいだったのだろう。
チューチューとパック酒を呑みながらそんなことを思ってるうちに庭坂駅到着。この駅舎も新しくなった。笹木野とは大違いだ。
駅の中の張り紙。落ち葉のためホームの半分しか使えない?とかなんとか。ちょっと微笑ましい。
自転車を組み立て、4㎞先の自宅へ。18時40分帰宅。
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昨晩、蟹ヶ沢あたりは大雪に見舞われたらしい。今朝米沢の友人が写メールを送ってくれたのだが平地にもかなり積もったらしい。
我が家のある福島市内も数センチ積雪。午前中には解けたが一日中寒い日だった。この時期に初雪が降ったのは久しぶりだ。
おそらく今年ラストの蟹ヶ沢超え。寒かったが無事行ってこれてよかった。冬到来。次回はスパイクタイヤに履き替えて行こう!