未来人

電車の前の座席の人が自分を見ている。
自分は見られるほどのイケメンではない。
何か顔についているのか。
チャックが開いているわけでもない。
なんだろかな～。
もしかして、この人は未来からやって来た、
自分の子孫？
そういえば、我妻を美人にしたような顔をしている。
どことなく似ている。
５００年前のご先祖様は疲れた顔をして、
夜遅く、電車という地をはう乗り物に乗って、
家に帰っていた。なんて、レポートに書くのかな。
あれっ。気が付くといなくなっていた。
未来へ行ったのか、さらに、過去に行ったのか。
定かでない。
そう、過去は変えられない、
だが、未来は変えて行く事が出来る。
もし、知らないところで、
未来が既に決まっているとしたら・・・。
それでも、やっぱ、全力で前へ進んでいきますよね。
成功、失敗とも自分が納得出来る為に。
次のステップを踏む為に。
たとえ、決まっている道だとしても・・・。