ヨウメイの日々

日常や旅のこと

番外編~旅の経費

2011年12月19日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

最後に、25日間旅をしてかかった必要経費をご参考までにアップさせていただきます。

食費や遊びはいくらでも調整できるお金なので、交通費と宿泊費です。(2人分)

成田⇔上海間は、マイル使用のため、含まれていません。レートは大体ということでご容赦を・・。


移動費(都市間移動) JPY99,730
 上海虹橋 ⇒ 西双版納(中国東方航空/昆明経由片道2枚)JPY29,880 
 
 西双版納・モンラー ⇒ ラオス・フエサイ長距離バス(所要8時間/2席)CNY196=JPY2,400
 
 ラオス・フエサイ ⇒ タイ・チェンコンボート(所要5分/2人) THB80=JPY200

 チェンコン ⇒ チェンマイミニバス(所要5時間/2席) THB500=JPY1,250 

 チェンマイ ⇒ バンコク(タイ航空/片道2枚)JPY12,000 

 バンコク ⇒ プーケット(エアアジア/片道2枚)JPY12,000

 プーケット ⇒ クアラルンプール ⇒ 杭州(エアアジア/片道2枚)JPY3,9000

 杭州 ⇒ 上海(新幹線/片道2席)CNY248=JPY3,000


移動費(都市内移動) JPY38,360
 西双版納移動費タクシー(景洪⇒易武⇒モンラー移動含む3日間)CNY1,200=JPY15,000

 ラオス移動費タクシー(フエサイ⇒港)THB100=JPY250

 チェンコン移動費トゥクトゥク THB100=JPY250

 チェンマイ移動費トゥクトゥク(1日チャーター含む4日間) THB2,200=JPY5,000

 バンコク移動費タクシー(ホテル⇔空港間含む4日間)THB1,100=JPY2,700

 バンコク移動費 BTS (バンコク市内/4日間) THB800=JPY2,000 

 杭州移動費タクシー(ホテル⇔空港間含む2日間)CNY185=JPY2,300

 上海移動費タクシー(ホテル⇔空港間含む7日間)CNY800=JPY10,000

 上海移動費地下鉄 (上海市内/6日間計)CNY70=JPY860


宿泊費 JPY94,394
 上海前泊宿泊費(モーテル168上海虹橋エアポートイン/ダブル1泊)JPY2,625 

 西双版納・景洪宿泊費(金版納飯店/ダブル2泊)CNY516=JPY6,300

 西双版納・モンラー宿泊費(金橋大酒店/ツイン1泊)CNY60=JPY900 

 タイ・チェンコン宿泊費(Baan Tammila/ダブル2泊)THB2,235=JPY5,500 

 チェンマイ宿泊費(ゲストハウス1泊/Hotel M Chiangmai3泊)THB1,000+USD111=JPY11,000

 バンコク宿泊費(Hope Land/ダブル4泊)JPY16,469

※カオラック宿泊費は仕事のため含まず

 杭州宿泊費(フラワーイン/ダブル2泊)JPY6,600

 上海宿泊費(Marvel Hotel/ダブル5泊)JPY45,000


その他 JPY200
 ラオス出国税 THB80=JPY200


総計約24万円/2人でした。

上海のホテルのグレードを高めにしたこと、タクシー利用が多いことで少し費用がかさんでますが、
コスト安を最優先にすると疲れてしまう長旅なので、まあこのくらいでよかったかなと思います。

後は、やっぱりエアアジア、ダントツに安いですね。使える航空会社だと思います。

今回の旅で色んな人との出会い、ふれあい、再会を通じて、わたしたちも元気になることができました。

また、初対面の多くのタイ人・中国人から震災についてお見舞いの言葉をいただきました。

同じアジアの仲間として、これからも励ましあっていけたらいいな。そんな心地よい風を感じた旅行でした。

番外編~イヌとネコ

2011年12月19日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

この旅で遭遇したわんこ・にゃんこたちです。

1.ゲストハウスの人懐っこい猫(タイ・チェンコン)

2.ゲストハウスの寝てばかりいる猫(タイ・チェンコン)

 

3.ゲストハウスの看板犬(タイ・チェンコン)

4.ゲストハウスに遊びに来た犬(タイ・チェンコン)

 

5.ヒロコさんちの子猫たち(タイ・チェンコン)

6.チェンマイ行きのバス乗り場で(タイ・チェンコン)

 

7.路上で見つけた賢そうな犬(タイ・チェンマイ)

8.寺院内で遊んでいた子猫(タイ・チェンマイ)

 

9.お寺の入口で、いいのか?な犬たち(タイ・チェンマイ)

10.カフェにいた3匹の猫の1匹(タイ・チェンマイ)

 

11.サンデーマーケットでわんこグッズを売っていた犬(タイ・チェンマイ)

12.同じくサンデーマーケットで人引きをしていた犬(タイ・チェンマイ)

 

13.散歩中に通りかかった猫(タイ・チェンマイ)

14.目つき悪いけど・・の猫(タイ・バンコク)

 

15.SAORI工場でぐにゃぐにゃしていた猫(タイ・カオラック)

16.フローティングレストランの看板犬(タイ・カオラック)

 

17.紹興公園にいた子猫(中国・上海)

18.魯迅公園でおじいさんと一緒に踊る犬(中国・上海)

以上・・・個人的な趣味におつきあいいただき、ありがとうございました 

上海散歩最終日

2011年12月12日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

上海最終日、朝から外灘(バンド)へお散歩に出かけました。

バンドとは、黄浦江に面する川沿いのエリア。上海の風景として一番有名なところだと思います。

2年前に来たときには工事中で最悪の環境だったのですが、工事が終わってここもキレイに。

広い歩道は歩きやすく、青い空にバンドの建物が映えていました。

 

ここ(上写真左)は、以前高架の降り口だったのですが、驚いたことに高架がなくなっていました。

何かが新しくできるのはわかるけど、あったものまできれいさっぱり壊してしまう上海の大胆さにビックリ。

少し歩くと、今も進行中の建設現場が。これもまた、上海の一面なんですね。

ところで、地下鉄が充実したことで儲からなくなった一部のタクシー会社のマナーが悪くなったようで、
わたしも今回メーターを改造しているなど、たちの悪いタクシーにつかまってしまいました。

タクシーはやっぱり「大衆」か「錦江」に乗るのが無難。
逆に、エンジ色の車両と濃紺の車両は避けるのがベターです。

 

バンドから歩いて、新しくできたという老西門のお茶市場に行ってみることにしました。
できたばかりということもあって、開いているお店はちらほら・・

ここ以外にも、お茶市場はどんどん増えているようです。

いい茶器を置いているお店と、台湾茶が手に入るお店を探すことが、次回のミッションになりそうです。

前日行った天山茶城のプーアル茶のお店には、同じ年の女性がいて、仲良くさせてもらっています。

この日は彼女のお宅に伺って、お昼ごはんをごちそうになりました。

かわいい赤ちゃんにもご挨拶です 

上海の不動産価格の上昇は異常で、そう中心地でもない彼女のマンションの家賃も数年前に比べて
2倍弱にもなっているそうです。

 

そして夕方からは、上海時代の同僚、Yちゃんのお宅にお邪魔しました。

Yちゃんは上海で出会ったスウェーデン人と結婚して、今も上海に住んでいます。
北欧食器で、スウェーデンの紅茶を淹れてもらいました。

彼女も以前住んでいた部屋の家賃増額に伴って引っ越しをしたそうですが、いい物件はまさに取り合いで、
その賃料は東京とほとんど変わらないんじゃないかというくらいの値段でした・・!

ひー・・わたし、今だったら住めてないかもねぇ。

そういった歪みや格差はまだまだありますが、それでも上海から中国が少しずつ豊かになっていくことを、
わたしたちは祝福したのでした。(紅茶でね)

上海散歩4

2011年12月11日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

中国のお年寄りが早朝から活動的というのは、よく聞く話。
その実態を見てみたいと思いつつ、上海で生活していた頃は忙しくてそんな余裕がありませんでした。

今回、夫も興味があるということで、朝から上海市民憩いの場、魯迅公園へ出かけてみました。

すると噂どおり、いるわいるわ、太極拳にバドミントン、ダンスにジョギングと、猛烈に活動するお年寄りたち。

地面に水で字を書く練習をしている人もあちこちで見かけます。

また他の一角には、飼っている鳥を持ち寄って、鳴き声を楽しんでいるグループも。

なんだかすごく健康的で風情があって、こっちまで元気になる感じ。お年寄りパワーもスゴイです!

 

魯迅公園の周りは、外国租界といって、戦前に外国人がたくさん居住していたところ。

当時居住していた日本人も多く、その数は5万とも10万とも言われています。

近くには魯迅の生家を始め、見どころが点在し、建物は文化人街として保存されています。

魯迅公園に行く際には、ついでに公園内にある魯迅博物館、近くにある文化人街を散策するのが定番です。

この辺りも以前に比べるとぐっと整備されてキレイになりました。

のどかでローカルな上海を体感できるエリアです。

 

その後、莫干山路のアートスペースに立ち寄りました。

工場の跡地をギャラリースペースにした現代アートスペースで、様々なアートが展示されています。

有名なアーティストのギャラリーもあり、お気に入りが見つかるかもしれません。

中国人アーティストだけでなく、外国人アーティストのギャラリーも入っていますよ。

わたしは油絵と写真を見てるのがスキですが、残念ながらこの日は多くのギャラリーが閉まっていました。

 

午後は、もうひとつのお茶市場、天山茶城へ行き、行きつけの2店に立ち寄りました。

緑茶とプーアル茶のお店なのですが、緑茶のお店は、産地までわたしを連れて行ってくれた親切な一家です。

ここの六安瓜片という緑茶は、お手頃価格ながら日本人好みの少し甘味のあるすっきりしたお茶で、
わたしは朝に飲むのがスキです。1年分買いました。

当時ちっちゃかったお子さんが、もう小学生だということで、軽くショック・・。

プーアル茶のお店は、今回雲南省で直接買い付けたため、お茶ではなく、茶器を購入です。
センスのよい茶器を扱っているお店ってなかなかないのですが、ここは行くたびに一目ぼれ買いしちゃいます。

夜は上海在住の友人、しなっちに、おいしいレストランに連れて行ってもらいました!

やっぱり豚の角煮は必須メニューです 

住んでた頃は中華に飽きて、和食か洋食ばかりでしたが、やっぱり中華はおいしいですね。


 莫干山路 M50

 蝶園

上海散歩3

2011年12月10日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

3日目は、今回の上海旅行の目的でもある、お茶の仕入れへゴー

目指したのは、上海大寧国際茶城。共和新路と洛川中路、老盧太路の三叉路に位置します。

わたしの行きつけのお茶市場は、天山茶城とここの2か所ですが、ここでは鳳凰単ソウ専門店と、岩茶専門店へ行きます。

鳳凰単ソウは広東省、岩茶は福建省の名産で、どちらとも青茶(いわゆるウーロン茶)です。

個性的でマニアが多いお茶ですが、お茶屋さんが乱立する上海で、品質の極めていいものは見つけるのが大変。

このお茶市場に入っている2店は、いずれもわたしが全幅の信頼を置く店です。

久しぶりに会った店主に、とびっきりおいしい鳳凰単ソウを淹れていただきました。

 

お茶を仕入れた後は、静安寺の百貨店、久光(そごう)に入っている広東料理、「金桂皇朝」へ。

ここはランチならそこそこのお値段で、おいしい飲茶が楽しめます。

上海に住んでいた頃、よく女子会をしていましたが、今考えるとずいぶん贅沢してたなぁ・・。

今回上海に来て驚いたことのもうひとつが、物価がぐんぐん上がっていること。

特にレストランはこぞって値上がりしていました。あるレストランでは、4年前の1.5倍ほど!

上海で安く贅沢する!という4年前の楽しみ方は、今後どんどんできなくなると思います。

おそらく、香港くらい、お金がないと楽しめない町になるのでは・・というのがわたしの今の予想です。

 

静安寺は、2004年、わたしが上海に来たときに短期留学していた大学の近くです。

この陸橋の上から景色を見ながら、「ああほんとに上海来ちゃったな」と思ったことを思い出します。

少しビルが増えて、道が整備されたけれど、この辺りはあまり変わっていませんでした。

前日、泰康路で訪れた劉偉光氏のギャラリーで、ご本人から静安寺で個展をされていると聞きました。
近くなので、ちょっと寄ってみることに。

  

劉氏の絵は、混沌とした上海を表しています。

黄色い上海、グレイの上海、抽象画ですが、これが上海だということがよくわかります。

会場となっているビルの一画から見える上海の風景。

混沌と整然が入り混じりながら、これからどのような変化を遂げていくのでしょうか。

 金桂皇朝

上海散歩2

2011年12月09日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

上海2日目、快晴です。この日は、留学時代の友人、こぼりんとランチ。

天気がいいので、1時間ほど歩きながら目的地まで行くことにしました。

この日最初に驚いたのは、以前はうす汚れていたバスが、全て新車になっていたこと。キレイやん。

そして建設がとどまることを知らなかった高級マンションの数々、完成すると圧巻です。

耐震とかって実際どうなのかなと気にはなるところですが、上海ではまだまだ高層マンションが人気。

 

とは言え、一歩路地裏に入ると、昔ながらの上海が残っています。(写真上左)

留学時代、わたしも自転車に乗って、上海独特の洋館が残る町並みを探索したなぁ・・

1900年頃にフランス租界だった准海路を整備する際に植えられたというプラタナスの並木道が、
上海の中洋折衷感を醸し出すのに一役買っています。

このオールド上海の雰囲気を活かしたリノベーションプロジェクトが、「新天地」だったのですが、
今ではそのオールド+モダンスタイルが定番となり、次々にカフェやホテルができています。

この上海スタイルが、今後も上海観光の強い魅力となることは明らか・・やっぱり独自性のものは強い。

 

友人は、7年前にわたしと同じ大学に留学して、それからずっと上海の広告業界で働いています。

今はいかに中国の市場に認めてもらえるかの時代で、自分たちの方が上という思い込みがあっては
日本は生き抜いていけないと言っていました。

7年間、現場の変化を見ていた人の言葉は説得力があるなぁ。

ランチをした後、新天地に次ぐリノベーションの代表格ともいえるエリア、「泰康路」へ寄りました。

ここは町工場と住宅が混在していたところに、アーティストたちがアトリエを開いたことから少しずつ拡張し、
今では迷子になるほど多くのショップやギャラリー、カフェなどが連なったエリアになりました。

わたしが住んでいた頃は、まだ人もまばらで、1時間もあれば一周できたここも、今では人、人、人。
カフェで休憩することすら、ままなりませんでした~。

以前から好きだった画家、劉偉光氏のアトリエと、最近人気の写真家、陳瑞元氏のギャラリーに寄って、退散です。

 

夜は、中国人のお友達、曹ちゃんとごはんを食べました。
曹ちゃんはもともと上海で取引先の女の子だったのですが、色々と縁があって交流が続いています。

ごはんの後、わたしが勤めていたエリア、陸家嘴へ出かけてみました。
上海は黄浦江をはさんで、浦西と浦東に分かれていますが、陸家嘴は浦西から浦東に渡ってすぐの金融街です。

3年間、通勤していたところ。色々懐かしいエリアです。
ところが・・まず地下鉄の出口を出たところで、ここどこ?状態に・・とりあえず、知ってる建物を一生懸命探す、笑

そう、以前はなかった巨大な陸橋が駅から各ビルに接続していて、その風景はわたしが知っていた駅前と全然違う。

勤めていた会社の隣にも、向いにも新しいビルができて、工事中だった水中トンネルも開通。す、すごいね上海・・。

改めてそのすさまじいパワーを体感した2日目でした。

上海散歩1

2011年12月08日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

翌日、杭州駅から高速鉄道に乗り、上海へ向かいます。

今年事故があったことで知られる和偕号、以前乗ったことがあるとは言え、さすがにちょっとドキドキしたけど、快適。

杭州⇔上海は1時間の乗車、あっという間に到着です。料金は少しいい席で、124元(約1,500円)でした。

わたしが上海に住んでいたのは2004年から2007年。最後に訪れたのは、2009年です。

当時は万博に向けた工事で町が砂埃と回り道だらけでしたが、さてどう変貌を遂げたのか、楽しみです!

 

到着した上海虹橋駅は、2010年に完成した新しい駅で、主に高速鉄道のターミナルになっている様子。

そして、4年前には4線しかなかった地下鉄が、11号線まで開通していました。

東京みたいに、ホントに地下鉄でどこへでも行けるようになったんだなぁ。

9月末に地下鉄事故があったことで、今後運営・管理方面もますます強化されていくでしょう。

地下鉄に乗って30分ほど、今回のホテルは人民広場のすぐ近く、老舗のMarvel Hotelです。

ロケーション、部屋の清潔さ、設備(コインランドリー有)、価格など、タイほどではありませんが快適です。

 

ホテルの周辺を散策です。

すぐ裏には雲南路という小さなグルメストリートがあり、本場のグルメを安価で楽しめます。

15分ほどで、書籍や文房具の店が連なる福州路へ。上海書城という巨大ブックストアで、中国茶の本を数冊買いました。

今回、驚いたのが、上海の空の青さです!一年中白くくすんでいた上海の空が・・・青い~!

去年の上海万博に向けて一斉に行われていた工事が終了したこと、ディーゼル車が減ったことなどが理由だと
思われますが、空が青いと都市の印象もずいぶん違うものです。

 

夜は、すっかり上海の定番スポットになった「新天地」へごはんを食べに行きました。
久しぶりに歩いた准海路は、有名ブランドショップのイルミネーションできらびやか。

新天地ができた当時は、ヨーロッパ風の建物とおしゃれなカフェやレストランに、人工的な異空間を感じましたが、
今や開発の進んだ上海で、新天地はさりげなく町になじんだ、むしろ小さなエリアにさえ感じるのでした。

日本のAfternoon TeaやベルギーのGODIVAカフェなどもOPENしており、スイーツの環境も激変したようです。

ホテルの周りを歩いただけでその環境の変化に驚いたわたし、明日からの日々が楽しみです。

 MARVEL HOTEL(商悦青年会酒店)

中国杭州散歩

2011年11月29日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

2011年10月14日、プーケットからマレーシア・クアラルンプール乗り継ぎで、中国・杭州に到着です。
今回、価格がダントツで安いエアアジアで飛んだため、上海への直行便がなく、杭州経由になりました。

杭州から上海は新幹線で約1時間なので、そのまま上海へ向かうこともできましたが、杭州も観光地。
わたしはもう7-8回訪れたことがありますが、夫が初めてなので、1泊していくことにしました。

宿泊したホテルは町から離れたのどかな民家の一角でした。
部屋は狭かったし古いので寒かったですが、周りの雰囲気は悪くありません。
タイに比べるとホテルの費用対効果はがくっと落ちますが、この点についてはタイが良すぎるんだもんね。

常夏のタイから、日本と気候がそんなに変わらない10月の中国はやっぱり寒かった・・。
杭州は中国緑茶の最高峰、龍井茶の産地です。もちろん、初日から龍井茶をいただきましたー。

 

杭州は世界遺産になっている巨大な湖、西湖をセンターに、町側と山側に分かれています。

西湖にゆらめく柳、風光明媚なザ・中国的な風景に、初めて来たときには感動したものです。

近年は西湖を昔の姿に戻そうと随分湖を広げたため、どことなく人工的な雰囲気が漂いますが・・。

わたしたちが朝から西湖周辺を散歩していると、絵を描いている学生さんの集団に遭遇しました。

 

湖のほとりの茶館では、お年寄りたちがどこからともなく集まって、お茶を飲んだりトランプをしたり。
中国のお年寄りは元気でおしゃべり好き。いつでもどこでもガヤガヤ楽しそうです。

西湖を散歩した後、河坊街というグルメ街でおいしいランチ。杭州行くなら東坡肉と叫化鶏、龍井蝦仁は食べるべし!

その後、バスに乗って、六合塔へ行きました。
ここは、川の水が年に1回逆流することで有名な銭江のほとりで、昔の人々が川の怒りを収めようと建設された塔。
上まで登ることができますが、わたしは以前登ったことがあるので今回は登らず。

それにしても、最後に来た4年前に比べて、川の向こうに見える工業地帯が驚くほど大きくなっていました。

 

西湖ではサイクリングや湖内のクルーズもできますが、ゆるーいわたしたちは特に張り切ったこともせず、
凧揚げをしているおじいちゃんを眺めたり、殺人的なスピードで歩道を走ってくる観光用の電気自動車に文句を
言ったりしながら、まったり過ごしました。

「ひとをはねたらどうするんだよ」と、しごくまともな感想を述べる夫に助言。
「あれまー、気を付けなはれやぁ」と言われるだけです。ここではそのノリで行くしかないんやでぇ!

この日は少し残念な天気でしたが、それでも夕陽はキレイ。
明日はいよいよ、2年振りの上海です。

 Flower Inn-China Westlake Hotel

タイ・カオラック体験3

2011年11月28日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

2つめのホテルは、数々の賞を受賞している5つ星のブティックホテル、「ザ・サロジン」です。
このホテルの特徴はとにかくそのラグジュアリーさ。まさに、ホテルステイを楽しむためのホテルです。

ホテルのモットーはその名の由来ともなっているタイ伝説の貴婦人、レディー・サロジンのホスピタリティーを体現すること。
ウェルカムドリンクとおしぼりに添えられたお花から、早速その「おもてなし」の心を感じることができます。

コンセプトは「友人のうちに遊びに来たようにリラックスできる空間」ということで、大きなガーデンを取り囲むように
ヴィラタイプの部屋が点在し、オープンながら、絶妙に配置されたグリーンでプライバシーが確保されています。

そのコンセプトに基づいて、敷地内に地図やサインは一切設置していないとのことでした。

 

わたしたちは運よく、シーズンオフで空いていたスイートルームに宿泊させてもらえることに。
広い~ ステキ~ テラスにはプライベートプール!コーヒーメーカーに手作りのパンとチップス!

特にザ・サロジンが重視しているのがバスルーム。
お部屋のタイプはガーデンレジデンス・プールレジデンス・スイートに分かれているのですが、バスルームはどこも同じ。
丸くてかわいい陶器のバスタブと、機能的なシャワーが、オープンなドライガーデンに設置されています。

いやぁ、テンションあがります、この部屋・・・。ウェルカムフルーツも食べきれないし。

 

ホテルの敷地内には、もちろんスパやレストラン、プール、ジムからライブラリまでそろっています。
敷地の中央にあるレストランはワインが200種類以上もそろっており、この点でも表彰されているようです。
ワインが飲めたら散財してただろうな~。

この素敵なプールは24時間使用可能ということで、珍しいですよね。
夜になるとライトアップされてロマンチックです。

ホスピタリティを重視しているだけあって、56部屋に対してのスタッフ数は200人を超えるのだとか。
レジデンス、プールサイド、ビーチサイド、どこにでもシェフを呼んでその場で調理をしてもらうことができます。

もちろんそれなりに値段はしますが、一度贅沢にホテルステイをしたい!と言う方にはオススメです。

 

ビーチへは歩いてすぐ、美しいホワイトサンドが何キロにも渡って続いていて、ほんとにキレイです。
ビーチサイドのレストランバーでは、この日は「Asian Night」なる催し物が開催されていました。

ホテルステイに飽きないように、ヨガのクラスやタイ料理レッスン、ヨットを借り切ってのクルーズなど
ここを拠点にできるアクティビティはたくさん。

今回カオラックを訪れて、そのローカル感、プライベート感、壮大な自然全てに癒されました。
次回は、ゆっくり滞在したいと思います。

最後の夜、波の音を聞きながら、自分が生かされているのだということを、改めて実感しました。
わたしにできることは、わたしに与えられた時間を大切にすること。

退職したものの、これからに不安を抱えていたわたしから、カオラックはそれを優しく消し去ってくれたのでした。

 The Sarojin

タイ・カオラック体験2

2011年11月28日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

カオラックは、2004年12月に起きたスマトラ島沖地震による津波被害が、タイで最も甚大だったところです。
海辺に面していた数々のリゾートホテルは壊滅的な打撃を受け、観光客を含む多数の被害者が出たそうです。

このカオラックラグーナリゾートも、当時100%の被害を受けたとホテルマネージャーから聞きました。
そこから再建された建物は、海辺からヴィラ、ヴィラからレストラン、レストランからロビーへと高くなり
いざと言う時にはロビーに避難できるような作りにしたそうです。

ホテルから10分ほど車で走ったところに、津波で海から2kmも流されてきた警察のボートがそのまま展示されています。
傍らには、当時の写真が数枚展示されており、10メートルはあったという津波の痛々しさを物語っていました。

 

日本・大阪で生まれた「SAORI」(さをり織)は、型式を持たず、自分の感じたままを表現する織物です。
日本人住職の率いるマーヤ・ゴータミ財団はこのSAORIの研修センターをカオラックに建設し、被災により仕事を
失った女性たちにSAORIを教え、それを販売することにより、彼女たちの経済的自立と心のケアを目指しました。

そのSAORIは今ではすっかりカオラックのお土産ものとして根付いており、わたしも織物体験をさせてもらいました。
現在約20名の女性が働いているそうで、被災者の有効な自立支援策として現在、各方面から注目されているそうです。

彼女たちが織った製品は、どれも、とても素敵。その場で買うことができます。

当時、津波の知識がなかった人々に、予想もしない遠い震源地から、数時間後に突然訪れた津波。
波が引くのを見て、魚が取れると子供も大人も喜んで海に入って行ったという話は、聞くに堪えませんでした。

それでもこうして完全な復興を遂げたカオラックに、わたしも日本人として、勇気をもらった気がしました。

  

SAORI研修センターを後にして、次に目指したのはオールドタクアパと呼ばれる古い町並み。

ここは昔、この辺りでスズが採れた時代に中国から移動してきた移民が多数住んでいたところで、
当時入ってきたポルトガル様式の建築を彼らが融合したことで、「シノポルトギース」と呼ばれる独特の建物が生まれました。

今はひっそりした町ですが、日曜にサンデーマーケットが開催されるので、日曜にお出かけするのがオススメです。

その後、エレファントケーブ(象の洞窟)と呼ばれる山や、鍾乳洞の見られるお寺などを軽く視察したところで、
雨が降ってきたため、早めにホテルに帰りました。

この他にも、カオラックにはまだまだエレファントトレッキングやダイビングなど、アクティビティは尽きません。

 

夕方からは、ホテル内のスパ「Siva Spa」でココナッツオイルマッサージを受けました。(夫はプールで遊泳)

清潔さはもちろん、ホスピタリティや施術のクオリティの高さ、使っているオイルの良さまで文句なしでした!

オイルの他にも、通常のタイ古式マッサージやサウナ付のハーブピーリング、フェイスエステなどメニューは充実。

しかも日本では考えられない価格です・・・カップルで7日間毎日施術ができるコースもありますよ。

夕飯は、ホテルの真ん前にある「GOLDEN ELEPHANT」というレストランで、いかの丸焼きとトムヤムクンに野菜炒め。

いかの丸焼きはかなりオススメです。やっぱりシーフードって最高ですね