今回わたしたちが向かったのは、プーケット空港から車で北上すること1時間、パンガー県のカオラックです。
同じアンダマン海に面するビーチリゾートながら、プーケットほど観光地化されていないため、山やビーチも
あまり手を加えられておらず、その自然の豊かさと、ローカル感を体感することができます。
物価やホテル代もそれほど高くないことも、その魅力のひとつです。
既にヨーロッパ人にはなじみのリゾートではありますが、日本人はまだまだ少ないところ。
今回、夫の取材で訪れたこともあり、さすがのわたしも仕事モードです!
カオラックでの滞在は3泊4日ですが、ホテルは2軒、宿泊する手配になっていました。
1軒目、カオラックラグーナリゾートは、クラシックオリエンタル様式の建築が素敵なリゾートホテル。
部屋はスタンダードタイプと1棟ごとのヴィラタイプがありますが、写真はわたしたちが泊まったスタンダードです。
テラスからは緑豊かなガーデンと、そのすぐ先に広がる海、そこに沈む夕陽が見えますよ~。
カオラックの観光のメインは、世界最古と言われている熱帯雨林を有するカオソック国立公園です。
熱帯の植物の中に、大きな岩がそびえ立ち、その中を流れる川でいかだ下りを楽しめます。
ところどころ蛇やサルが顔を出してくれるため、1時間弱いかだに乗っていても全然飽きませんでした。
途中で一度いかだを降りて、鍾乳洞の中へ案内してもらいます。
真っ暗な中、頭に懐中電灯を巻きつけ、手さぐりで岩を登る本気度。冒険好きな方にはピッタリですね!
ちなみにこの日ツアーでご一緒した方々は、タイを旅するシミュレーションゲームを制作するために
現地の写真を取りに来られたソフト制作会社の方々。ゲームができたら是非やってみたいものです。
ジャングル探検の次は、同じ公園内にある巨大ダム湖、チャオラーン湖のクルーズです。
このチャオラーン湖の魅力は、その巨大さ。湖のはるか下には、いくつもの村がそのまま沈んでいるそうです。
特に、20分ほどスピードボートで走ったところに現れ始める、湖面から猛々しく伸びる巨大な岩山は圧巻です。
空に湖に岩山・・その神々しい風景は映画「アバター」の世界とも称されており、ホントに何かが棲んでいそう!
中国の桂林の風景に例えられていましたが、桂林とは雰囲気がまた違って、ここにはここの個性があるので
自ら「小桂林」と言うのはもったいないなと思いました。なかなか他では味わうことができないと思います。
更にボートで走ること約30分、湖に突如現れるフローティングレストランで昼食です。
陸からはるか離れたここはフローティングホテルでもあり、このときも欧米人らしき家族が滞在していました。
レストランの食事はどれもシンプルで素朴な家庭の味といった感じで、おいしかったです。
ツアーのメンバーは泳いだりカヌーに乗ったりして遊んでいました。んー泳げないことがちょっと悔しい・・。
それにしてもこんなところに泊まるなんて、現実離れしていてロマンチック!
夜はどれだけ静かで真っ暗で、星がきれいなんでしょうね。
でも浮いてる木の上では寝れないであろう心配性のわたしは、ここには泊まれないかも
この日の夜は、ホテルのマネージャーがホテル内のレストラン「THE ORIENTAL」に招待してくれました。
タイ料理もヨーロッパ料理もあり、どちらもとてもおいしかったです。
そして、マネージャーだけがオーダーできる特別ディッシュ、刺身もごちそうになりました。
カオラックは海辺の町。おいしいシーフードをお手頃価格で食べられるのも、その魅力です。
ここでもお酒は飲めますが、5分ほど歩けば町があり、バーなどでもしっぽり飲めます。
プーケットほどナイトライフは充実していませんが、だからこそ、この静かな環境が保たれ、愛されているんですね。
Khaorak laguna resort