ヨウメイの日々

日常や旅のこと

タイ・カオラック体験1

2011年11月28日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

今回わたしたちが向かったのは、プーケット空港から車で北上すること1時間、パンガー県のカオラックです。

同じアンダマン海に面するビーチリゾートながら、プーケットほど観光地化されていないため、山やビーチも
あまり手を加えられておらず、その自然の豊かさと、ローカル感を体感することができます。
物価やホテル代もそれほど高くないことも、その魅力のひとつです。

既にヨーロッパ人にはなじみのリゾートではありますが、日本人はまだまだ少ないところ。
今回、夫の取材で訪れたこともあり、さすがのわたしも仕事モードです!

カオラックでの滞在は3泊4日ですが、ホテルは2軒、宿泊する手配になっていました。
1軒目、カオラックラグーナリゾートは、クラシックオリエンタル様式の建築が素敵なリゾートホテル。

部屋はスタンダードタイプと1棟ごとのヴィラタイプがありますが、写真はわたしたちが泊まったスタンダードです。
テラスからは緑豊かなガーデンと、そのすぐ先に広がる海、そこに沈む夕陽が見えますよ~。

 

カオラックの観光のメインは、世界最古と言われている熱帯雨林を有するカオソック国立公園です。

熱帯の植物の中に、大きな岩がそびえ立ち、その中を流れる川でいかだ下りを楽しめます。
ところどころ蛇やサルが顔を出してくれるため、1時間弱いかだに乗っていても全然飽きませんでした。

途中で一度いかだを降りて、鍾乳洞の中へ案内してもらいます。
真っ暗な中、頭に懐中電灯を巻きつけ、手さぐりで岩を登る本気度。冒険好きな方にはピッタリですね!

ちなみにこの日ツアーでご一緒した方々は、タイを旅するシミュレーションゲームを制作するために
現地の写真を取りに来られたソフト制作会社の方々。ゲームができたら是非やってみたいものです。

 

ジャングル探検の次は、同じ公園内にある巨大ダム湖、チャオラーン湖のクルーズです。
このチャオラーン湖の魅力は、その巨大さ。湖のはるか下には、いくつもの村がそのまま沈んでいるそうです。

特に、20分ほどスピードボートで走ったところに現れ始める、湖面から猛々しく伸びる巨大な岩山は圧巻です。
空に湖に岩山・・その神々しい風景は映画「アバター」の世界とも称されており、ホントに何かが棲んでいそう!

中国の桂林の風景に例えられていましたが、桂林とは雰囲気がまた違って、ここにはここの個性があるので
自ら「小桂林」と言うのはもったいないなと思いました。なかなか他では味わうことができないと思います。

 

更にボートで走ること約30分、湖に突如現れるフローティングレストランで昼食です。
陸からはるか離れたここはフローティングホテルでもあり、このときも欧米人らしき家族が滞在していました。

レストランの食事はどれもシンプルで素朴な家庭の味といった感じで、おいしかったです。
ツアーのメンバーは泳いだりカヌーに乗ったりして遊んでいました。んー泳げないことがちょっと悔しい・・。

それにしてもこんなところに泊まるなんて、現実離れしていてロマンチック!
夜はどれだけ静かで真っ暗で、星がきれいなんでしょうね。

でも浮いてる木の上では寝れないであろう心配性のわたしは、ここには泊まれないかも 

 

この日の夜は、ホテルのマネージャーがホテル内のレストラン「THE ORIENTAL」に招待してくれました。

タイ料理もヨーロッパ料理もあり、どちらもとてもおいしかったです。
そして、マネージャーだけがオーダーできる特別ディッシュ、刺身もごちそうになりました。

カオラックは海辺の町。おいしいシーフードをお手頃価格で食べられるのも、その魅力です。
ここでもお酒は飲めますが、5分ほど歩けば町があり、バーなどでもしっぽり飲めます。

プーケットほどナイトライフは充実していませんが、だからこそ、この静かな環境が保たれ、愛されているんですね。

 Khaorak laguna resort

タイ・バンコク散歩3

2011年11月23日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

バンコク4日目のメインイベントは、お世話になっている友人夫婦のウェディングパーティです。

夕方まで時間があったので、伊勢丹にお祝儀袋を買いに行ったついでに、お手頃エステを体験してみました。
ところがわたしの肌には残念ながらあまり合わず、せっかくのパーティにお肌ヒリヒリで出席です、ははは・・。

この日の主役はお互いバンコクで働いている日本人同士の美男美女カップルで、出版関連ということもあり、華やか~。

会場になったホテルのレストランからの夜景も、ふたりの幸せムードのおかげで一層キレイに見えました

 

そしてバンコク5日目、最終日です。

朝からまたおいしいパンが食べたい病にかかったわたしは、日本人御用達デパート、エンポリアムへ。

エンポリには何度か来たことがありましたが、今回初めてシネマに併設されている、デザインセンターに行ってみました。

ここは、デザイン関係者のための会員制ライブラリで、眺めのよい環境抜群のスペースで静かに勉強ができます。

デザインショップや展示物もあり、会員でなくても入れるKIOSKというカフェもあるので、時間つぶしにピッタリです。

 

ランチは、タイ在住の友人、ようこちゃんと「White Cafe」という前から行きたかったレストランへ行きました。
ここは雰囲気もよくて、雑貨や食器もかわいいのですが、食事もめちゃめちゃ美味しかったですよ~~。
特にオススメは、この、ネーム(酸味のあるソーセージ)です。夜に行くならおつまみにも最適。

この日の前日、なんと2日前に居酒屋で飲んだ友人のひとり、なおちゃんが出産したということで、
ランチの後、3人でお見舞いに。生まれたての赤ちゃん、かわいかった・・

ウェディングにベイビー誕生に、たった5日間の滞在でハッピーな出来事づくしのバンコクでした!

 

夜便でプーケットへ向かうわたしたち、みなさんと別れて、荷造りです。
この時にアユタヤまで迫っていた洪水が、少し後にバンコクまで直撃するとは、想像できませんでした。

ところで、まだ先が長いので、チェンマイとバンコクからそれぞれ日本へ買ったものを郵便で送ったのですが、
チェンマイからはDHLで、バンコクからは空港に入っている郵便局からSAL便という3週間くらいかかる便で送りました。

送料はDHLが8千円ほど、SAL便は7千円ほど(中段ボール1箱)でしたが、DHLは日本側で止められ、関税がかかりました。
SAL便はあっさり通過して、DHLよりも早く着いたので、今後SAL便を有効に使いたいと思います。

ちなみに食品は送れませんので注意。割れ物は自己責任できっちり保護して詰めれば大丈夫です。

この夜のフライト、夜の闇の中、激しい雨と雷に突っ込んで離陸したため、飛行機苦手のわたしは冷や汗がだらだら。
もちろん何の問題もありませんでしたが、飛行機に乗るたびに、わたしの手の平は笑えるくらい汗が出ます。

1時間と少しで、初めてのプーケットに到着です 

 Thailand Creative Design Center(TCDC)

 White Cafe

タイ・バンコク散歩2

2011年11月23日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

バンコク2日目は、タイシルクの超有名店、ジムトンプソンのアウトレットへ行きました。

高級なお店なので、アウトレットでもそれなりの値段しますが、もちろん正規品よりは断然お買い得です。
わたしはクッションカバー2点、ミニ枕2点、家族へのお土産用にポーチを5点買いました。
既製品の他にも、シルク自体が安く売られているので、材料だけ買うというのもアリですね。

この日は夕方から夫の友人たちと居酒屋で飲み会でした。

15年近くもタイに住んでいらっしゃる駐在の方の帰国が決まり、家族も周りの方も困惑気味でした。
日本で適応できるかという不安・・3年しか上海に住んでいなかったわたしでも、そういう気持ちがありました。
ましてや15年で、お子さんもタイ育ちとなると、どれほど環境の変化を迫られるか、心苦しくなりました。

どこでどんな風に暮らすことが自分たちにとって幸せなのか、退職したてのわたしも、考えさせられます。

 

バンコク3日目は、毎度お世話になっているタイ料理ライターのるいさんと中華街デートへ。
るいさんは、実は中国留学経験者でもあるため、中国ネタで盛り上がれる貴重な方なのです。

中華街に入ったところで、マレーシア人らしき3人組のおばちゃんに話しかけられ、危うく騙されるところでした。
3人で突然取り囲み、「日本人?わたしたちも旅行者なのぉ」「あなたの服、とってもセクシーでキュート!」
などと、英語で褒めまくり、一緒に行動しようとしてきます。

全くもって色気のない服装をしていたわたしはすぐに警戒し、同じく警戒したるいさんが発した
「バンコクに住んでるんです」という一言で、彼女たちの表情は一変、あっという間にいなくなりました。
こういう人たちが来たら要注意ですよ!宝石屋とかに連れてかれるそうです。

ところで中華街ではちょうど「齋」というフェスティバルの最中。写真の黄色い旗が目印です。
一年間に一週間、野菜を食べて身体を浄化しましょうというお祭りで、今ではタイ全国に拡がっているそうです。

この後、中華系の方々が集うサロン的なところでお茶を飲みましたが、大阪の新世界かってくらいディープな世界!
まるでタイにいる気がしませんでした。中華街の奥はまだまだ深い・・。また探索しなくては。

そこから少し歩くと、布市場があります。めちゃめちゃ安いので、わたしも2点、布を買いました!

 

この日の夜は、夫のタイ留学時代の友人たちとごはんを食べるためにバンコクで若者に一番人気のデパート、サイアムパラゴンへ。

タイでお土産に迷ったら、とりあえずここに来ればセンスのよいもの、なんでもあります。

ハーブや調味料なんかもパッケージがかわいくてオススメ。わたしはタイのハーブティーを買いました~。

1階に入っている北タイ料理「Cafe Chili」は上品な味付けですごく美味しかったです!

夫は7年間タイに住んでいましたが、留学時代から10年振りの再会と言うタイ人のお友達もいて、大騒ぎ。

いつになっても学生時代の友人たちって、特別だよね  そんな楽しい夜でした。

 Jim Thompson Factory

 Cafe Chili

タイ・バンコク散歩1

2011年11月23日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

2011年10月5日、チェンマイから飛行機でバンコク入りしました。

ホテルはスカイトレイン(BTS)プラカノン駅近くのサービスアパートメント「HOPE LAND」、豪華です。

中庭プール・テラス付広々お部屋で1泊3,000円と、やっぱりタイのホテルの費用対効果は抜群だなぁ。

コインランドリーもあり、1階にはファミリーマートが入っていて、便利。長期滞在にも○です。

プラカノンは中心地から少し離れた庶民的なところ。百貨店などはないですが、近くには大きな市場があります。

 

お散歩がてら、タイに入ってからまだ食べていなかった、大好きなカオマンガイ(鶏飯)を屋台でもぐもぐ。

それから、毎回タイに来るたびに大量購入する、わたしの必須アイテムグアバジュースも購入!

日本だと熟したピンク色のグアバジュース(激甘)しかお目にかかれないのですが、このジュース仕入れたら
絶対売れるのに・・。まあでも、たまにしか飲めないからいっそう美味しいのかもしれません♪

それにしてもチェンコン⇒チェンマイ⇒バンコクと、確実に少しずつ空気が悪くなってきました。

都会の宿命か・・・一番は排気ガスなので、今後改善されることを願います。

 

プラカノンの駅を降りてすぐのところに、イオンのマックスバリューがOPENしていました。

バンコクだけで3万人ほどの日本人が居住しており、旅行者や出張者、登録していない人を含めると7万とも言われています。

夫の友人でもタイに永住すると決めている人は少なくなく、日系タイ人なるカテゴリーができるのも時間の問題かも。

親日度や物価の安さ等を考えると、在住日本人登録数6万人の上海よりも、確かに暮らしやすいと個人的に感じます。

さてこの日の夜はエカマイの「HEALTH LAND」という巨大マッサージ店でタイ式マッサージ。

腕もよく、巨大な店舗も予約なしでは入れないほどの人気ぶりです!予約してから行かれることをオススメします。

マッサージ後は向かいにあるガイヤーン(焼き鳥)の美味しいお店でシメました。

「HOPE LAND」とか「HEALTH LAND」とか、タイだけに妄想しがちなネーミングですが、非常に健全よ、笑。

 HOPE LAND

HEALTH LAND

サバイチャイ・ガイヤーン



タイ・チェンマイ散歩2

2011年11月21日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
  

チェンマイ3日目。初日に乗ったトゥクトゥクの運ちゃんが「一日任せてくれたらええとこ連れてくで」と営業してきたので、
「じゃあ布製品とセラドン焼きの工場に連れてって」と、工場見学をお願いしました。

ところが、運ちゃんが連れて行ってくれたのは観光客お決まりの、よくあるフツーの工場めぐりでした・・。
中国だと結構穴場率が高いので、油断したなぁ。

とは言え、タイシルクのお店でちゃっかりチャイナドレス2着をしつらえました。
ここは技術もデザインもアフターサービスもよく、安く良いものが作れるのでオススメです。

最後に、ドイ・ステープというチェンマイ市内が見渡せる寺院にも寄ってもらいました。
わたしは短パンをはいていたので入場時に巻きスカートを渡されました(有料)。
タイでは短パンなどで寺院に入ることは禁じられています。僧侶が動揺しないためって、人間的で共感できます・・。

 

そしてチェンマイ4日目の朝、ついに「パンが食べたひ~~!!」病にかかったわたし。

日本で修行されていたというパン職人ニコムさんのお店、「Baan Bakery」で、おいしいパンを堪能しました。

 

この日の一大目的(パンを食べる!)を果たしたので、ゆくあてもなく、ぶらぶらお散歩です。

実はこの日列車でチェンマイからバンコクへ向かうはずが、洪水の影響で途中線路が冠水し、列車が運休に。

わたしたちがチェンマイに着く数日前まではチェンマイも水びたしで、川沿いのお店はいまだに閉まってました。

そんなわけで、遺跡やお寺に寄りながら散歩していると、ほそーい路地の一角に、セラドン焼きのお店を発見。

 

実はそのお店が、10年前からわたしが探していたお店だったのです!

当時大阪の雑貨屋さんでセンスのいいセラドン焼きを買ってから、そのメーカーを探していました。

サインのようなそのロゴから文字を読み取ることはできず、バンコクでも同じレベルのものに出会えず。

それがそれが、ここチェンマイでひまつぶしに散歩しているときに見つけるなんて。

ロゴマークもまったく同じ。そして10年前に買った器と同じものもお店にありました

と、そこにまた偶然が。2日前に訪れた象とうさぎを描くアーティスト、スパチェットさんが店内にいたのです。

 

おお~~っと3人で指をさしあってびっくり・・・彼はここに自分のお店に置く雑貨の仕入れに来ていたのです。

わたしがセラドン焼きに興奮しているのを見て、「今からもっとお気に入りのお店に行くけど、行く?」と彼。

もちろん行く 彼の車に乗り込んで、3人でドライブがてら、もう1軒のお店を目指します。

スパチェットさんの言うとおり、さらにセンスのよい焼き物がずらりと並ぶ店内、そうそう、こういうの!

スパチェットさんは自分のモチーフである象とうさぎを陶器にしようと、ここにオーダーしているのだそう。

この後、彼の自宅にも寄って、制作場所を見せてもらいました。

とても魅力的な彼の作品、来年、夫が作る雑誌でインタビューさせてもらうことも決まりました。

 

ホテルまで送ってもらって、夜は夫と2人で「White tembo」という宮廷料理が食べられるお店へ行きました。

ここはタイの王族の血筋のご夫妻が経営しているお店で、宮廷料理と言っても敷居は高くありません。

食べ物はどれも外れなし!今回の旅行で一番美味しかったかも。お値段も普通です。

半OPENの店内なので、虫よけスプレーも用意してくれています。

10年前からの探し物が見つかったことや、スパチェットさんとの再会や、
なんだか色んな出来事に、縁はあるんだなぁと改めて思った、チェンマイ最後の夜でした。

Baan Bakery, White tembo

 Thai silk village

 Mengraikilns Best of Celadon and Ceramics, PREMPRACHA'S COLLECTION

タイ・チェンマイ散歩1

2011年11月19日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

2011年10月1日、チェンコンでメコン河の朝日を見納めた後、バスで5時間、チェンマイへ移動です。

タイ第二の都市と言われるチェンマイは、日本で言うと京都のような、いわゆる古都です。

町の外側にお堀があり、城壁はところどころ原型をとどめています。

城壁内部には特色のあるお寺が多数点在していて、そこを巡るのがチェンマイ旅行の醍醐味。

 

初日は着いたのが遅かったので、ガイドブックで調べておいたオシャレ系のカフェ「GINGER」でごはん。

チェンマイは北タイに位置するので、いわゆる北タイ料理が楽しめます。

写真は、カオソーイというカレー味の麺です。ちょっと辛いけど、おいしかったです♪

 

そして2日目の朝ごはんは、もちろん屋台で麺ですよ~。いや~、毎日食べたい・・。

10月と言えば、中国では国慶節と言って、建国記念日の一週間休みの時期です。

そのせいか、チェンマイの町は中国人観光客であふれていました。

この屋台でも中国人の老夫婦が上海語を話していたので、思わず話しかけてしまいました。

前日止まったゲストハウスがイマイチだったので、この日は朝からホテルを移動。ウェルカムタオルがかわいすぎる。

 

ホテルの周辺はこんな感じで栄えてます。

この、ホテルMチェンマイは、1泊3,000円ほどできれいなツインのお部屋に泊まれます。

観光スポット、ターペー門の目の前で、タクシーにも伝えやすく、ホテル隣には高レートの両替ショップと
DHLも入っており、激安クリーニング(1kg100円くらい)店やスタバもあり、おすすめです。

ホテルに荷物を置いて安心したわたしたち、次に目指したのは日本人が経営するDinDeeというカフェ。

チェンマイ大学アートセンターの構内にある、かわいいお店です。

 

ここで食べたDinDeeチャーハンは絶品でした。パイナップルやトマトが入った女性が大好きな味ですよ。

またここでは、おいしいチーズケーキやお茶なども楽しめます。

店内はタイ人、欧米人、日本人で満席に。ゆったりした雰囲気といい、長居したくなるカフェです。

さてこの日はたまたま日曜日。ホテルの隣の通りで開催される、日曜マーケットに行ってみました。

15時頃からお店が出始め、夜にはにぎやかになります。

服から雑貨、食べ物からアートまで何でもアリ、途中お寺に立ち寄りながら、2時間ほどぶらぶら。

 

途中、雑誌フィガロジャポンに載っていたアーティストのお店を訪ねました。

「Things called art」は、スパチェットさんのお店で、彼は象とうさぎをモチーフに絵を描きます。

神秘的で親しみやすく、ずっと見ていたくなる象とうさぎ・・店内にご本人がいらっしゃったので記念にパチリ。

このときは、数日後彼と違った形で再会するなんて想像してもいませんでした。

そしてこの日のシメは、人気店「Huan Phen」でカントーク料理。写真のようにお盆に載っているのが特徴です。

レタスに糯米やその他少しずつのおかずを巻いていただきます。美味しいもの食べまくりの幸福な一日でした。

 GINGER, Cafe Dindee, Huan Phen

 Things called art

 Hotel M Chiang Mai

タイ・チェンコン散歩

2011年11月19日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

チェンコンは、チェンライ県の北東にあるラオス国境付近の小さな町。

特に大きな観光スポットもなく、タイ⇔ラオス間を移動する旅行者が通過していく町です。

でもこのなんとものどかなメコン河沿いの町が気に入って、わたしたちはここに2泊することにしました。

泊まったのは「Baan Tammila」という緑に囲まれた小さなゲストハウスです。1泊3,000円というお手頃価格!

お部屋は角部屋で、窓からはメコン河が見える、最高のロケーションです。

人懐っこい猫がついてきたので、お部屋の前のハンモックで一緒にお昼寝しました

 

このゲストハウスは、年配の女性が切り盛りしています。

元々チェンコンの人ではありませんが、チェンコンが気に入って移住して来たそうです。

食堂ではわんちゃんがお出迎え。ドリンクはセルフサービスで、お部屋の会計張に自分で記入します。

ここは知る人ぞ知る、パンがおいしいゲストハウスで、わたしたちもサンドイッチとパンケーキを
いただきましたが、本当においしかったのでおすすめです。

 

この日は暑いけど本当にいい天気だったので、わたしたちは宿で自転車を借りて(無料)出かけました。

町ではマーケットが開催されていましたが、それ以外は小さなお寺が点在するだけ。

前日の夜にマッサージしてもらったお店のおばちゃんが、自転車で通り過ぎるたびに手を振ってきます。

何故かここにいる動物たちはみんな穏やかでとってもきれいでかわいい犬や猫ばかり。

人がのんびりしていると、動物も自然に穏やかになるんだな~と実感しました。

 

この後、たまたま立ち寄ったのは、Jiangさんというタイ人女性が経営している素敵な民族調の雑貨屋さん。
Jiangさんも、チェンコンに魅せられて移住して来た人の一人。ここの商品はほとんど手作りだそうです!
彼女から、チェンコンで宿を経営している日本人がいると聞いて、わたしたちは会いに行くことにしました。

ひろこさんは、チェンコンでラオス人の今のご主人と出会い、結婚。娘さんを設けて、ここで暮らしています。
少し前に、パパイヤビレッジというゲストハウスをオープンしたということでした。

ラオス人のご主人が作るおいしいガッパオを堪能しながら、宿泊されているタイ在住20年の日本人男性も
混じって、色々と楽しいお話をさせていただきました。

もう1泊していれば、プーアル茶の商売をされている日本人男性を紹介していただけたのですが、
まだまだ日本的だったわたしたちは、予定どおり先を急いでしまったのが心残り。

チェンコンは人の時間をふっとゆるめてくれる、魅力的な町でした。

 Baan Tammila, Papaya village


中国雲南省から陸路タイへ

2011年11月15日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

朝8時半、どんなバスに乗ってくのだろ~・・ミニバスはやだなぁ・・と思っていたところ、意外といいバス。
ラオス側のバス会社ということで、ナンバープレートがラオス語でした。ラオス語はほとんどタイ語と同じです。
これでラオスのフエサイまで行きます。

乗り合わせるのは、中国へ買い出しに来ていたラオス人、商売で行き来しているタイ人、中国人など総勢15名ほど。
観光客はわたしたちの他には、韓国人家族が一組でした。こんなかわいい赤ちゃんも、途中まで同乗です。

買い出しに来ていたひとたちの荷物の量は半端なく、トイレットペーパーや大量のセロリ(なぜ?)等でバス内はいっぱい。
同乗していた中華系タイ人のおっちゃんは、わたしには中国語で、夫にはタイ語で話しかけてきて、相互通訳、少々混乱。
運転手も中国語とタイ語とラオス語を操るラオス人らしき?お兄ちゃん。

まさにここが中国~ラオス~タイの超ミックス地点なのだと認識するわたしたちなのでした。

  

走り出したバス、恐れていた道も全く問題なく、整備されたばかりのようでした。快適快適~。

モンラーを出発してから2時間ほどで、国境の町、モーハンに到着します。看板も中国語とラオス語が併記されています。

ここで、バスに荷物を置いて、私たちは中国出国手続き&ラオス入国手続きを行います。

  

写真左側が中国のイミグレです。パスポートを見せてすんなり通過できました。

すぐにバスが来て、5分ほど走ると今度はラオスのイミグレです(写真右側)。中国との差が激しいな・・・。
またバスを降りてラオスへの入国手続きをしますが、日本人は滞在15日未満の場合、ノービザで入れます。

ここからが大変。バスがラオス入国管理局のチェックを受けるということで、何も聞かされずに2時間待たされました。

今考えると、あれだけの荷物を全部ほどいてチェックするんだから、時間もかかるよね。
しかもお昼どきだったので、入国管理局の人たちもお昼休みとか取ってたんだろうな。
灼熱の太陽の下、ラオス国境付近でたった1軒のレストランも待つ人であふれ、しかも時間が読めないのが辛かった 

  

2時間後、ようやく出発です。ストレス解消にキシリトールガムの大きい箱入り持ってきて正解でした。

ラオスはとにかくのどか。わたしたちはラオスの辺境の地を横断しただけなのですが、
広がる青い空と緑の山、牛やヤギ、茅葺屋根の家、何もかもがのどかで、まるで映画を見ているようでした。

お約束のように、途中でバスの水が切れたとかで、民家に立ち寄り水をもらう一場面も。
寄ってきた子供たちにカメラを向けると、恥ずかしそうに笑っていました。かわいいなぁ。

ラオスを走ったのは4時間ほどですが、最後の1時間半ほどの、道が未舗装で揺れと砂埃がすごかったです。
昔よりはだいぶ環境が良くなったようですが、ここが舗装されたらだいぶ楽になると思います。

  

そんなわけで、17時にフエサイに着いた頃には、わたしは完全なグロッキー状態に。
夫が呼びかける写真撮影に、振り向くことすらできません・・笑。

ぼーっとしたまま、港へ行くタクシーに乗り込みます。

同乗した韓国人5人家族は、はるか遠いウルムチに駐在していて、なんとそこからずっと鉄道で下って来たとのこと。
ひょえ~~。子供3人連れて、すごすぎる・・。しかもこれからタイに入ってさらにバスで5時間のチェンマイまで行くらしい。
そんな話をしていたら、ラオスのイミグレに到着しました。さっき入国したばかりなのにもう出国手続きです。

目の前のメコン河を船で超えたらそこはタイです!

 

船はたったの2-3分。タイの入国手続きは18時までなので、ぎりぎりセーフでした。

ここ、タイのチェンコンはチェンライ県の地図(写真右)で言うと右上のほう。メコン河のほとりの小さな町です。

韓国人家族とはここで別れて、メコン河沿いのとってもかわいいゲストハウスにチェックイン。

ちなみに、日本人はタイ滞在30日間はノービザですが、陸路入国の場合は15日間となります。
わたしたちはそれに後で気づき、旅程を確認するとタイ滞在はきっかり15日でした。危ない・・。

中国担当のわたしの役目が終わり、タイ担当の夫にバトンタッチ  して、この日は爆睡です。

中国雲南省4~熱帯雨林&モンラー

2011年11月15日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

プーアル茶を堪能したところで・・今回の旅のもうひとつの山場、陸路での国境越えです。

通常、雲南省から陸路でタイに入るには、景洪からモンラーという国境近くの町までバスで移動し、
ラオス・フエサイ行きのバスに乗ります。フエサイに着いてから少し移動し、メコン河を渡るとタイ・チェンコンです。

わたしたちは易武山へ行った後、地理的に景洪には戻らずにそのままモンラーまで送ってもらうことに。

少し時間があったので、モンラー近くの熱帯雨林ジャングル「望天樹」に寄りました。

スピードボートで川を10分ほど下り、そこから先が高さ40-80メートルもある巨大樹、望天樹の入口です。

よっぽど植物に興味がある人でなければ、短いほうのトレッキングコースで十分だと思います。

特色として、望天樹に掛けられた高さ約30メートルのつり橋を渡ることができますが、さすがに中国ではコワイ

 

そして、モンラーの町到着です。ここでお世話になった運ちゃんともお別れ。

奮発したタクシー代金を渡すと、ニマニマしながら手を振って去って行きました。今夜は豪華に食べてよね!

こんな国境近くの小さな小さな町でも、i-phoneは人気のようです。

Appleの人気の高さと、中国の購買力の高さに感心。

 

この日一番の仕事、翌日フエサイ行きのバスチケットは、モンラーのバス乗り場でゲットできました。

この前日に景洪で手配しようと思ったのですが、乗車一日前でないと手配ができないと言われ、仕方なく場当たり的に。

最初はチケット売り場のおばちゃんが「ない」と言うのを、何とか機嫌を取って「あるはずだよぉ」とねばると
「あった」と言って、予約してくれました。みなさん、ねばりましょう。怒ってもこちらが変な人と思われるだけです。

チケットはこんな紙切れです。翌朝8時半に出発するバスで国境越えを含む8時間の旅、お値段は98元(約1200円)です。

出発時間が早いので、バス乗り場の隣にあったホテルにチェックイン。なんと1泊1部屋60元でした(約900円)。

上海だとありえない値段だな~。雲南省の物価は思ったより安い。やっぱりタクシー払いすぎたな、ははは。

ちゃんとツインベッドだし、お湯も出るし、下の宴会場から延々聞こえてくるカラオケはお愛嬌として、早めに就寝です。


 金橋大酒店

中国雲南省3~プーアル茶の旅後半

2011年11月12日 | 2011雲南・タイ・上海旅行
 

今回、絶対に行こうと決めていたのが、易武山です。

易武山は旧六大茶山のひとつで、その昔、まさにこの地から「茶のシルクロード」と呼ばれる
「茶馬古道」を通ってプーアル茶がはるか遠くまで運ばれていたのです。

景洪から車で片道3時間ほどかかる、えらい山奥にあるということと、今は特に栄えてもいないことで、
引き続きお世話になっている運ちゃんは「なんでそんなところ行くんだよ」と猛反対。

それでもわたしの熱意(と、お金?)に負けてしぶしぶ承諾(笑)。
日程の都合上、朝の5時半にホテルを出発してくれたのでした。ナイスガイだったな~。

寝不足でうとうととしながらたまに目を開けると、まだうす暗く険しい山道(しかもすごい霧!)を
運ちゃんが素晴らしいドライビングテクニックで攻めてましたが、正直怖かった・・。

そのうち夜が明けて、茶畑が広がる山の上で、すごくきれいな朝日です。

途中、少数民族らしいおばあちゃんに道を聞きながら、なんとか8時に到着しました。

 

易武古鎮(鎮は村のような意味です)は、今は本当に何もないところでした。

だけど昔北京まで続いていたその石畳には、ところどころにまだ馬の蹄の跡が見受けられました。

とてものどかな、小さな村ですが、あちらこちらのお宅で茶葉を干す作業が行われていました。

ただ、石畳は開発によりだいぶ破壊されてしまったようで、残念です。

 

町から少し山道を登ると、一面お茶畑です。

お茶を摘みに行く人たちを発見したので、ついて行って茶葉でも摘ませてもらおう、と追いかけましたが
いつまでたってもひたすら山を登って行く様子なので、20分ほどであきらめました。健脚だ~。

 

易武の町です。

分かりにくいところにありましたが、茶馬古道の石碑も発見しました。

わたしたちが熱心に写真を撮るのを見て、運ちゃんは、「中国もこういう場所をもっと保護すべきだね」と
つぶやきました。あんなに反対してたのに・・みんながそういう気持ちになれば、きっとそういう日も来るさ。

この後、町に降りて、お茶屋さんで飲ませてもらった100年ほどの古樹茶がまた衝撃の美味でした。

プーアル茶にはいわゆる「生茶」と「熟茶」があり、わたしたちが一般的に知っているのは「熟茶」です。

「生茶」は自然に発酵させたお茶で、年数が経てば経つほどおいしくなることに気付いた人々が、
その熟した風味を作り出そうとカビを使って人工的に発酵させたのが「熟茶」です。

どちらもいいものは美味しいのですが、この辺りの人は「生茶」しか生産しておらず、「熟茶」はちょっと邪道扱い。
わたしも以前から「生茶」派ですが、今回の旅でますますその虜に。

「生茶」はなかなか手に入りにくいので、そのうちお茶会で企画したいと思います。

今回は旧六大茶山のうちの2つしか訪れることができませんでしたが、機会があれば新六大茶山にも行ってみたいです。