ヨウメイの日々

日常や旅のこと

わたしのなかのあなた~勝手にレビュー~

2010年11月07日 | 映画


最近、空がきれいで気持ちいいです。

寒いのは苦手なわたしですが、空気が澄んでキリリとしているこの時期は好き。

お天気だった週末、昨日は上海時代の友人2人と吉祥寺でランチしました。

2人がママになってから集まるのは初めてで、とても新鮮でした!

やっぱり赤ちゃんて癒されます


今日の午後はコーヒーを入れて、映画「わたしのなかのあなた」を鑑賞。

ジョディ・ピコーという作家のベストセラー小説を映画化したものです。

白血病の姉を救うべく、計画的に体外受精で産まれた妹が、11歳になって姉への

臓器提供を拒否し、両親を訴えるという衝撃的な内容。

とてもシリアスな社会派映画かと思いきや、登場人物や対立の描かれ方はソフトで

それぞれの視点からそれぞれのリアルな想いが伝わってくる、とてもいい映画でした。

ラストが感動的なので、あらすじはここまで・・気になる方は観てみてくださいね。

「リトル・ミス・サンシャイン」で主役を演じたアビゲイル・ブレスリンが11歳の少女アナを

演じていて、母親役のキャメロン・ディアスはじめ、出演者がみんなキュートです。

ひとつだけ言うと、邦題がイマイチ観てみようと思わせる魅力に欠けるかな・・・。

人がいる数だけ、気持ちがあるんだなあと、改めて感じる映画でした。


北京ヴァイオリン~勝手にレビュー~

2010年01月04日 | 映画


今日は仕事初めですが、一日寝ぼけたままでした(おそらくみなさんも・・多分!)
でも、一番心配だったこと・・とりあえず、朝起きれてよかった~~。
今朝は電車内の混雑もいつもの半分くらい。いつもこれくらいだったら、通勤楽なのにね。

お正月に観たいい映画を一本。チェン・カイコー監督の『北京ヴァイオリン』です。
2002年のこの作品、実は当時一度観てすごくよかったのを覚えていたので、リピートです。

田舎に住むヴァイオリンが上手な少年とその父親が、成功を夢見て北京に出てくるお話です。
素朴な父親、破天荒な先生、少年が淡い恋心をいだくわがままだけど憎めない女性リリ。

笑いあり涙ありでテンポよく進む物語と北京の風景、それに少年のヴァイオリンの音色が逸品です。
この少年、本当のヴァイオリニストなのですが、彼の演技がなんとも言えないいい味を出していて、
2002年サン・セバスティアン国際映画祭でも、監督賞と共に主演男優賞を受賞しています。

ラストに彼が泣きながら北京駅で演奏するシーンは、その姿にも音色にも感動して見入ってしまいます。

公平とは言えない社会の風に吹かれて、迷いながらも成長し、本当に大切なものに気づいていく、
そんなひとりの少年の姿に胸を打たれる、いい映画でした。
またそのうち、観たいと思います。(写真は2006年に訪れた北京の一風景です)

ダウト~勝手にレビュー~

2009年12月29日 | 映画


ここ数日おとなしくしていたおかげで、長引いていた風邪もよくなってきました。
一日ひと部屋を目標にして、無理なく年末の大掃除。(と言ってもふた部屋しかないし)
ここに来て、はたと自分のお手入れ不足に気づき、夕方からまったり美容院へ行きました。
引っ越してから面倒なのでちゃんと美容院選びをしていなかったのですが、今日は新規開拓です。
Niceなお兄さんがわたしのわがままを取捨選択してくれて、満足のいく仕上がりに

夜は、昨日大量に作った豚の角煮でごはん。今日はテレビがおもしろくないので映画を選択。
お供は、久々のミルクティー。たまにシンプルな紅茶が飲みたくなります。そんなときはアッサムで。
写真のコップは、上海で働いていたときオフィスビルの1Fに入っていたスタバで買った思い出の品。
ストレス発散に同僚のゆかちゃんと日に2回もスタバ通いしてました。もちろん、おしゃべりも兼ねて!
いただきもののおかしは、人気のガトーフェスタハラダのラスクにチョコをかけた限定版

今日は夫が忘年会で留守のため、ひとりで観る用のシリアスムービーをセレクト。
メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマン主演の、『Doubt』(ダウト)です。
舞台は少し前の時代のアメリカ、メリル・ストリープ演じる厳粛なカトリックスクール校長が
フィリップ・シーモア・ホフマン演じる神父に対して持ったひとつの疑い=Doubt。
この疑いを軸に神父と校長、新人シスターとのやりとり、かけひきが展開されますが、
この2大オスカー俳優の演技が圧巻。特にラスト・シーンは胸に迫るものがあります。
疑いの真偽ではなく、疑うという心に焦点を当てたこの映画、地味と言えば地味なのですが
わたしはオススメしたいと思います。各方面で映画賞も受賞しています。

純真さというもので心の平穏を得られなくなったときって、どうしたらいいのでしょうか。
全ては自分の心の中で起こっているのだということを、忘れないようにしたいです。