《バリスBaris》は、本来、数多くの男性が武器を持って隊列をなして踊る集団舞踊を起源としています。これらの舞踊は、現在でも寺院儀礼などでバリ各地に見られ、奉納舞踊として演じられています。
今回上演する単独で踊る《バリス》は、舞台用にアレンジされたもので、その歴史はそれほど古くありません。一人で踊るため、一人(あるいは「1」)を意味するトゥンガルという言葉を伴って《バリス・トゥンガル》ともよばれます。
若い兵士が戦場に赴く時の勇気や誇り、緊張感を表現した踊りともいわれ、躍動感にとんだバリではひじょうによく知られた舞踊です。小学生にあがる頃の男の子たちが、バリ舞踊を習い始めたとき、まず最初に学ぶのがこの曲。なぜならば、男性舞踊の基本がこの舞踊の中にしっかり詰め込まれているからです。
今回は女性ながら、この舞踊を習得した安田冴さんが演じます。写真は、4月に音の森ガムラン・スタジオでおこなわれたガムラン・アンクルンのコンサートで《バリス》を踊る安田冴さん。今回の「青銅の響き」のチラシに描かれているのはバリスの踊り手。そして写真も安田さんです。バリ人だと思ったでしょう?
今回上演する単独で踊る《バリス》は、舞台用にアレンジされたもので、その歴史はそれほど古くありません。一人で踊るため、一人(あるいは「1」)を意味するトゥンガルという言葉を伴って《バリス・トゥンガル》ともよばれます。
若い兵士が戦場に赴く時の勇気や誇り、緊張感を表現した踊りともいわれ、躍動感にとんだバリではひじょうによく知られた舞踊です。小学生にあがる頃の男の子たちが、バリ舞踊を習い始めたとき、まず最初に学ぶのがこの曲。なぜならば、男性舞踊の基本がこの舞踊の中にしっかり詰め込まれているからです。
今回は女性ながら、この舞踊を習得した安田冴さんが演じます。写真は、4月に音の森ガムラン・スタジオでおこなわれたガムラン・アンクルンのコンサートで《バリス》を踊る安田冴さん。今回の「青銅の響き」のチラシに描かれているのはバリスの踊り手。そして写真も安田さんです。バリ人だと思ったでしょう?