静岡文化芸術大学 室内楽演奏会

静岡文化芸術大学で学生が中心になって企画・運営を行う室内楽演奏会のブログ

レクチャー&コンサート申し込み終了

2013年06月27日 | バリ島のガムランコンサート情報進捗日記
 みなさまのおかげをもちまして、「青銅の響き~バリ島の四音音階のガムラン・アンクルンの世界」のレクチャー&コンサートの申し込み数は定員に達しましたので、お申込みを締め切らせていただきます。
 本当ににありがとうございました。なおワークショップにつきましては、引き続き申し込みを受け付けております。

青銅の響き~バリ島四音音階のガムラン・アンクルンの世界

2013年06月24日 | バリ島のガムランコンサート情報

 6月1日に第1回の室内楽演奏会2013を終えたばかりですが、続く第2回は「青銅の響き~バリ島の四音音階のガムラン・アンクルンの世界」と題して、インドネシア、バリ島の音楽の公演が7月20日に開催されます。今回、使用する楽器は、本年度4月から始まった授業科目のために大学が購入した新しいガムラン楽器です。演奏会だけでなく、今回は、小学生(3年生から6年生)向けワークショップ、中学生以上(大人まで)を対象としたワークショップも同時に開催されます。(レクチャー&コンサートはおかげさまをもちまして、定員に達しましたので、締め切らせていただきました。) ワークショップ、レクチャー&コンサートともに無料ですが、EメールかFAXでのお申込みが必要になります。詳細は以下をご覧ください。(なお、コンサート(100名)、ワークショップ(各回20名)ともに、先着順の受付となりますので、ご興味のある方はお早目にお申込みください。詳細は、以下のチラシの下に記載されています。





静岡文化芸術大学の室内楽演奏会2013 
青銅の響き~バリ島の四音音階のガムラン・アンクルンの世界~
2013年7月20日(土)
レクチャー&コンサート OPEN 16:30
            START 17:00
【場所】 静岡文化芸術大学自由創造工房
【出演】ガムラン演奏・踊り:サリ・メカール Sari Mekar
(一部の曲目に静岡芸術文化芸術大学の学生も出演!)
【演目】《パニャンブラマ》、《バリス》、《ジャウク・マニス》、《マルガパティ》、《チェンドラワシ》、《ブンドゥ・スアラ》(器楽曲)ほか 
詳細なプログラムと解説はここをクリックしてください。
【レクチャー】梅田英春(文化政策学部芸術文化学科教授)
【料金】無料
【定員】:100名(全席自由、要予約)おかげさまをもちまして定員に達しましたので受付を締め切らせていただきました。
 
ワークショップ
こどももおとなも楽しめるガムラン無料ワークショップ!

いろいろな形の楽器をたたいて一緒に演奏しましょう!
ワークショップ①(小学校3年~6年対象)原則として同伴者が必要となります。 
 9時30分から受付  
10時開始(45分程度)
ワークショップ②(中学校1年~大人の方まで)
 10時30分から受付
 11時開始(60分分程度)
【場所】静岡文化芸術大学 総合演習室
【講師】梅田英春(本学の学生もお手伝いに加わります)
【服装】床に直接座りますので動きやすい服装でお願いします。
【定員】各回20名(要予約)

お申込(レクチャー&コンサート)
 受付期間:2013年6月20日(木)より  *定員になり次第締め切ります。
 お申込み方法:Eメール、FAXのいずれかで下記あてにお申込み下さい。なお、Eメールの場合は、タイトルは「ガムランコンサート 鑑賞希望」としてください。
  お申込みの際の必要事項は下記の通りです。
  ■氏名(フリガナ) ■参加人数 ■郵便番号  ■住所  ■電話番号(FAX申込みの場合はFAX番号を添えてください)
    
お申込(ワークショップ)
 受付期間:2013年6月20日(木)より 7月12日(金)まで 
*定員になり次第締め切ります。
 お申込み方法:Eメール、FAXのいずれかで下記あてにお申込み下さい。なお、Eメールの場合は、タイトルは「ガムランワークショップ 参加希望」としてください。
  お申込みの際の必要事項は下記の通りです。
  ■氏名(フリガナ) ■参加人数 ■年齢(小学生の場合は学年も合わせて) ■参加希望の時間(ワークショップ①と②から選択) ■郵便番号  ■住所  ■電話番号(FAX申込みの場合はFAX番号を添えてください)

レクチャー&コンサート、ワークショップともに
お申込み・お問い合わせ先:
  〒430-8533 浜松市中区中央2-1-1 静岡文化芸術大学 文化芸術研究センター
        TEL & FAX:053-457-6105 E-mail:acrc@suac.ac.jp 

プログラム「青銅の響き~バリ島の四音音階のガムラン・アンクルンの世界」

2013年06月15日 | バリ島のガムランコンサート情報
 7月20日に開催される「青銅の響き~バリ島の四音音階のガムラン・アンクルンの世界」のレクチャー&コンサートのプロフラムは以下の通りです。なおレクチャー部分は、各曲の説明や、楽器の説明などを織り交ぜていきます。曲目をクリックすると、この曲の解説入りのブログページとリンクしています。なお、プログラムの順番は変更することもありますのでご了承ください。

1. ギラッ Gilak (器楽曲)
2. パニャンブラマ Panyembrama  (舞踊曲)踊り:近藤ゆま・大野里美
3. バリス Baris (舞踊曲)踊り:安田 冴
4. マルガパティMargapati(舞踊曲)踊り:車田れい子
5. ブンドゥ・スアラ Bundu Suara (器楽曲)

(休憩10分)

6. チャトゥル・アングリット Catur Angurit(器楽曲)
7. チェンドラワシ Censrawasih(舞踊曲)踊り:大野里美・安田 冴
8. ジャウク・マニス Jauk Manis(舞踊曲)踊り:荒内琴江

上演演目~器楽曲ギラッ

2013年06月15日 | バリ島のガムランコンサート情報
 ギラッ gilakは本来、曲名ではなく、八拍を一周期とするゴング周期の名前です。

  G       G K   K       
 ||:1 2 3 4 5 6 7 8 :||

 Gがゴングの位置、Kはゴングより少し小さなクンプルです。写真の手前に見えるのが、ゴング、奥のものがクンプール、一番小さな楽器は、ギラッには使用しません。八拍はグルグル繰り返されるわけです。実は今回の舞踊曲《バリス》も、中間部以外はすべてこのギラッのゴング周期で構成されています。
 さて、今回演奏する《ギラッ》は、要するに村の人も曲の名前を知らず、曲名を聞いても「ギラッ」というだけです。ということで曲名も《ギラッ》としました。大学で4月から授業が始まって最初に教えた曲がこの《ギラッ》。はじめは皆とまどって、なかなか覚えられずにたいへんでしたが、今はばっちり演奏できます。
 このスタイルのギラですが、実はガムラン・アンクルンを伴奏につかうワヤンで終曲に演奏されているのを聞いて、若い頃、クロボカンという村に習いに行ったのです。そのとき、ちょうど寺院のお祭りで、今回演奏する寺院儀礼で演奏していた、ワヤンの時とは異なるバージョンで演奏されていたこの曲を聞きました。神々を迎えた寺院で賑やかに演奏されていたことを今もよく覚えています。
 今回のコンサートでは、その幕開けに演奏します。賑やかさに驚くかもしれません。もちろん芸術表現の授業に参加した学生は、サリ・メカールに加わって全員参加しています。
 


上演演目~バリス

2013年06月15日 | バリ島のガムランコンサート情報
 《バリスBaris》は、本来、数多くの男性が武器を持って隊列をなして踊る集団舞踊を起源としています。これらの舞踊は、現在でも寺院儀礼などでバリ各地に見られ、奉納舞踊として演じられています。
 今回上演する単独で踊る《バリス》は、舞台用にアレンジされたもので、その歴史はそれほど古くありません。一人で踊るため、一人(あるいは「1」)を意味するトゥンガルという言葉を伴って《バリス・トゥンガル》ともよばれます。
 若い兵士が戦場に赴く時の勇気や誇り、緊張感を表現した踊りともいわれ、躍動感にとんだバリではひじょうによく知られた舞踊です。小学生にあがる頃の男の子たちが、バリ舞踊を習い始めたとき、まず最初に学ぶのがこの曲。なぜならば、男性舞踊の基本がこの舞踊の中にしっかり詰め込まれているからです。
 今回は女性ながら、この舞踊を習得した安田冴さんが演じます。写真は、4月に音の森ガムラン・スタジオでおこなわれたガムラン・アンクルンのコンサートで《バリス》を踊る安田冴さん。今回の「青銅の響き」のチラシに描かれているのはバリスの踊り手。そして写真も安田さんです。バリ人だと思ったでしょう?