静岡文化芸術大学 室内楽演奏会

静岡文化芸術大学で学生が中心になって企画・運営を行う室内楽演奏会のブログ

上演演目~マルガパティ

2013年06月14日 | バリ島のガムランコンサート情報
 《マルガパティMargapati》は、1942年にイ・ニャマン・カレルとよばれる当時ひじょうに有名な芸術家によって創作された舞踊です。20世紀初頭は、この時代に新たに誕生したゴング・クビャルgong kebyarとよばれるガムラン編成のための舞踊作品がたくさん作られた時期で、この曲もそうした一連の作品です。創作年の1942年といえば、すでにバリ島は日本軍の占領下にあった時代です。
 この舞踊は「獅子の王」を象徴的に表現する女性舞踊です。ただその舞踊の型は、女性舞踊の「荒型」に分類されます。曲の構成がそれほど複雑ではないことから、ガムラン音楽の初心者が習得する曲の一つで、バリだけでなく、ガムランが普及した世界各地で演奏される作品となりました。今回の演奏メンバーもこの4月からガムランを始めた静岡文化芸術大学の学生が中心になり、それにサリ・メカールの演奏者たちに加わっていただき上演します。
 なおこの写真は、山形県でのサリ・メカールの野外公演の様子です。

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