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日常についてのあれこれ

フィンランド

2005-09-17 | Culture
ヘルシンキはなんとも美しい街だった。
最近では世界陸上が開催された地としてみんなも知っていることでしょう。
フィンランドの人口はたったの550万人、日本と比べたらとても少ない。
その首都ヘルシンキは都会でありながらも自然がすぐ傍にあり、とてもバランスのとれたきれいな街。
真冬は午後3時に太陽が沈んでしまい、寒さと暗さとで鬱になってしまう人も多いんだとか。でも夏のヘルシンキは本当に素敵です、一年中こんな季節だったら真剣に住みついてしまいたいぐらい。

実際フィンランドといえばキシリトールとかムーミンぐらいで、日本からは遠いし、あまり想像がつかない所だった。
でも今回尋ねた友達夫婦によると、言葉の文法だったり人々の価値観はとても日本と似ているらしい。たしかにフィンランドの人は勤労で、地道に努力をして日々こなしているような印象をうけた。
現代の日本とそんなに共通点があるかどうかは少し疑問に思ったが、たしかに古きよき日本の労働や人生に対する態度がフィンランドでも感じられるように思った。

でもこんなにも豊かな国ってあるんだなとはっとさせられました。
確かに税金はびっくりするほど高い。でもその分きちんと国民に還元されている。
友達の旦那さんは今年からヘルシンキの専門学校に通いだしたのだが、学費は無料。学食も2ユーロぐらいでたらふく食べれるらしい。(しかもがたいのでかい彼ですら満腹。相当な量みたい。)
ただ逆にいうと、誰しもが希望の専門学校に行くことができるわけではない。
彼が受験した時は受験生630人の内合格者27人だったそう。
それは基本的に職業に直結するための学問を学ぶからである。
友達はプロのスポーツ選手のトレーナーになるのが目標でそういう人間工学とかに関係する学校に通っているんだけど、結局彼が卒業見込みの年においてその分野でどのぐらいの仕事のあきがあるかということを想定し、その人数に見合った学生しか入学させないのだ。
つまり4年後には27人の新しいマッサージセラピスト、またはスポーツトレーナーがフィンランド内で採用されるであろうという予測のもとに合格人数を決めているのである。えらい現実的だ。

教育の制度は一つの例にすぎないけど、育児休暇とか女性の雇用とか、いろんな面で国が人々をサポートしていて、本当に暮らしやすいとはこういう所のことなのかもしれないなと思いました。

今回イタリアの旅は5日間で終了(短かったよ、もっといたかった~)6日目の朝、私はフィンランドに飛び立ちました。
これからはフィンランド旅行記だね、写真いっぱいあるのでまたのっけます;)

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