いつか また 韓国?

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お喋りにお付き合いください

「ホ・ジュン」最終回まで

2006-12-30 16:52:53 | 韓国ドラマ

これは やはり名作でしょう。 実在する登場人物のホ・ジュンの魅力も。 そこかしこに『チャングム』を思い出させますが、 こちらは 青年期から彼の最後まで。

薬草の知識、蛭で病気を治したり、砒素で病気を治めたり、 医学の知識も参考になる物も沢山盛り込まれています。

針も実際に体に打っているのは 迫力満点。

彼を支える女性も 極貧から文句を言わずに支えた妻と 「彼とその妻の愛情を汚すことなどどうして私ができましょうか!」と 報われる事の無い愛を貫き通した医女の存在。 耐えて待つことを知っている女性達でした。

冬ソナのユジンママが 中々面白い役をしていて生き生きしていました。上の女性達とは正反対の女性です。

「心医」という言葉を始めて知りましたが、 ホジュンが目指す医者はそういう医者。

身分や報酬に左右されずに、純粋に患者に愛情深く接する医者。 今時のパソコンに向かって、『熱は? 食欲は?』なんて医者に見て欲しい。

気になっていた恩師の息子、ドジとの人間関係も許しあう場面が出てきて、尊重しあえる関係になったのも安心しました。  恩師の息子ドジは 父に「ホジュンより人間的に品格に劣る」と言われ 傷になっていました。 息子は父に認められたいと思う辺りで 亭主が一番心を動かされた登場人物でした。

他の登場人物達も魅力的なのですが、 王様という身分であっても 出世を競いあう朝廷の中にあっては、 時として自分の思い通りには行かないものだと良く分かりました。

また 終盤に出てきた1592年の豊臣秀吉の朝鮮出兵、以前 ソウルを訪れた時に景福宮も全部、秀吉に燃やされた・・・という説明をガイドさんに受けていたのですが、ドラマでは、倭人の攻撃に 王が逃亡するという事態に怒った民衆が火をつけたのだと説明されていて・・・ ちょっと嬉しかったです。 この時代の貧富の差と身分の違いは凄すぎます。 ホジュンも両班の娘と結婚したという罪にも問われました。

長い間、 毎回ハラハラドキドキ 楽しませてもらったドラマが終わって・・・・ちょっと残念です。

 

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2 コメント

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Unknown (ぶー)
2006-12-30 22:40:33
ついに最終回まで行きましたかぁ。
ほんとに見応えのある作品ですよね。
私も、今のお金儲けしか考えてない医者達にこのドラマを見て欲しいって思いました。
ホジュンという人が居たから、身分の低い地位もない人達でも今は平等に医者の診断が受けられるし、食生活に重点を置く暮らしが根付くようになったんですよね。

ご主人さまはドジに目が行きましたか?
いつになったら改心するのか、父親の思いが分かるのか気が気じゃありませんでした。
情けない息子であっても、まるで認めてあげないのは却ってひねくれちゃう?
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ぶーさん。 (ちゃぎ)
2006-12-31 17:42:23
ラブコメじゃないしっかりした作品でしたね。 チャングムファンには 次に絶対これを見て欲しい!!って思いました。
薬草や、針、灸に病気を治す力があると改めて思ったことです。

亭主は初めからドジが気になっていました。 いつも「息子は父親から認められたいんだよなあ」・・って。 全部に満点の選択なんて 出来ないんだと思いましたね。 

最終回の自分の薬を子供に分けてあげる所なんて、彼の医者としての態度の凝縮のようで、 良かったです。イエジンが彼のお墓を訪れるシーンもちゃんと入っていて、満足。 
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