１０代のインフルエンザって？

６年生で皆勤賞をもらったむしむしが発熱です。
前の発熱はほぼ２年前、溶連菌の感染の時です。
「なんで春休み～？」
と不満そうなむしむし。

急な発熱、悪寒、頭痛、関節痛とインフルエンザを
疑う症状を訴えます。去年、いえ３週間前だったら
「４８時間以内にタミフル！！」
って感じで夜間診療へ行っていたと思います。

でも、今年のこの時期・・・

幸い熱は高くても元気そうなので、様子を見ることに
しました。さすがに夜になると真っ赤な顔で
「これは３９度いってるよ・・・」
って感じになったのですが、よく眠れていたので
水枕をして寝かしておきました。

朝になって熱は３７度台に。幸い夕方にはほぼ平熱に。
ほっと一息なのですが、今までの子どもの発熱時の
私のルールが役に立たなくてとってもあわてた一日でした。

で、今日自分の用でかかりつけの内科に行きました。
先生に
「１０代でインフルエンザを疑うときはどうしたらいいか」
を伺ってみました。先生、それはそれは丁寧に答えてくれました。

まず、タミフルに関する先生の私見から。

以前から発熱時の異常行動は結構普通にあったことで、
今回の騒ぎの場合、「タミフルを飲んだ」ということで
敏感になって報告が多くなっているのでは。
反対にタミフルを飲まないで起きる異常行動は
「熱が高いせい・・・」と特に報告もされないケースも
多いのではと。

タミフル服用か否かのデータをもう少し客観的にたくさん
取って、その上で判断すべきなのではとのことでした。
「タミフルと解熱剤などの他の薬剤との飲み合わせ」に
ついても調べるべきでは・・・ともいってました。

そして、１０代の子がインフルエンザの疑いがある時は
の質問に対しては・・・丁寧に答えてくれたのですが、
私なりに簡潔にまとめてみます。

とりあえず寝かしておいて、３日経っても高熱が続き
タンやセキがひどくなるようだったら肺炎が疑われるので
受診が必要って感じでした。

先生はせっかくの熱を下げると、治りが悪くなるとの考えの
持ち主で、たいていの場合解熱剤は処方してもらえません。
「熱が高くてつらかったら葛根等を飲ませるけど、あんまり
聞かないんだよね～」だそうです。

一番聞きたかった
リレンザを処方してもらえんるんでしょか？
という質問をするまでもなかったです。

でも言われてみると、私も小学校高学年の頃、
よくインフルエンザにかかったのですが、熱の高いときは
ひたすら眠っていて、微熱になると風邪のときの定番
くたくたの煮込みうどんや桃缶を食べさせてもらえて、
いつもは見れない昼間のテレビなんかも見れちゃって、
とっても幸せでした。

反対に平熱に下がってしまうとがっかり。
でも、久しぶりに登校すると、みんなやさしいし、
体育は見学でいいし、授業が進んでしまっているので
自分だけ特別に教えてもらえたり、幸せな記憶に満ちてます。

今回むしむしがインフルエンザだったのかどうかは
わかりません。もしかしたら予防接種のせいで早く治ったとか
かもしれません。わかんないんだけど、わかることが・・
多分むしむしは免疫力増量中（むしむし比）で、
多少の熱なら寝かしておけばたいてい治るようです。

タミフルもリレンザもこうした人々には必要ないのかも・・・

ちっちゃいときに、インフルエンザで４０度超の熱を
出し、それはそれは心配した時の記憶を、親の私だけが
引きずっているだけかもしれませんね。

あ、あと「誰がこの病気の子の面倒をみるのか」で
毎回激しい心理戦が繰り広げられるので、それもあって
一刻も早くよくなってもらわないと・・・っていうので
ついつい薬に頼りたくなるのかも・・