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NIPPON * BRASIL * ダブル目線 *

ブラジル日系人2世の父と日本人の母を持つ、ダブル国籍。ダブルな目線できままに綴ります♪

法医学と人体と命

2008-11-19 | ワタシについて

BONES ~骨は語る~

アメリカで今人気が高いクライム(犯罪)・サスペンスドラマ



法人類学者とFBI捜査官がコンビを組んで数々の難事件を
解決していくこの『BONES』のテーマはそのタイトル通り、ズバリ ≪骨≫。

損傷が激しく身元確認の困難な 遺体が発見されると、法人類学者
ブレナン率いるジェファソニアン法医学研究所のラボのメンバーが
身元確定に全力を尽くす。あくまで骨にこだわったユニークな視点からは、
想像以上に多様なドラマが生まれ、骨の欠片からどれほどの情報が
引き出せるのか、その多彩さには目を見張るばかり。

 法医学  

法律の運用の際に重要な事項について、医学的に研究・鑑定などを行う学問で、
死因・死亡時刻・血液型・親子鑑定などを扱っている。

なぜか私は法医学に興味があって・・・

元東京都監察医務院長で法医学博士の上野正彦氏の著書
『死体は語る』ほか「死体」シリーズは興味深く読みました。

    

 人体は小宇宙 

何年か前に東京国際フォーラム展示場で開催され、見学しました。

【人体の不思議展】



『プラストミック標本』という新技術で作られた本物の人体標本は
匂いもなく、また弾力性に富み、直に触れて観察でき、
常温で半永久的に保存できる画期的な人体標本。

人体の構造や巧妙な仕組みはとても感動的

展覧会の主旨通り、「人間とは」「命とは」「からだとは」「健康とは」
という事を考えさせられましたね。

現在は川崎で、来年2009年3月1日まで展示会をしている模様。
機会があればぜひ見学をおすすめします

    

ブラジルでのお話

実は本物の人体標本に触れ、観察したことがあります。

医大に通う友人に頼んで、授業に紛れ込みました。
白衣と手術用のゴム手袋を借りて。

その日は『消化器官』についてでした。
ホルマリンに漬かっていた、中年男女の開腹上半身や
縦にまっぷたつに割ってある頭部など数体が台に乗っていて、
各自、自由に触れて観察していくスタイルの授業でした。

納得するまで存分に観察できて満足だったけど、
冷たいおじさんの胃袋の中を見たら、未消化のフェイジョン豆や
小さな肉のかけらが残っていて、とてもせつなくなった・・・・
ちょっとだけ涙が出たのはホルマリンが目にしみたせいばかりではなかった。

でも本当に衝撃的だったのは・・・

  

壁に沿った大きな扉をなにげなく開けるとそこはプールだった。

ホルマリンに漬かっている大量の死体のプール  

大学のこうした検体用の死体は、身元不明者や引取り手のない死体を
買い取って、未来のお医者さん達のお役に立てているとの事。

なんだか私、医者だった前世があるような気がする(笑)。
子供の頃、≪家庭の医学≫ 愛読書だったし♪


人体への興味は命の興味
大切にしようと思うのです


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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プール… (くみくみ)
2008-11-21 19:08:51
『人体の不思議展』
大阪での第1回目にひ〇けと行ったよ。

肺ガンの人の肺は真っ黒で怖かったのと、何よりも細~い血管・神経までくっきりハッキリの標本を作れる技術に感心したなぁ☆

今は規模も大きくなってるやろし、次回の大阪開催には足を運んでみよかな!


ちゅうかさぁ、Linaの好奇心旺盛っぷりはスゴイ!
プール想像………無理やっ
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Srta. くみくみ (Lina)
2008-11-22 21:06:10
くみくみも行ったんだ~!ひ○けと!彼女は苦手そう(笑)。

あの技術は本当に素晴らしいの一言。
人体って本当に凄い★
私ももう一度見に行こう♪

プールはさすがの私も夢に出てきた(汗)!!!

もう自分でも呆れるほど『知りたがり』で・・・(笑)
この性分は一生なおらないかも?!(^-^;)
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