かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

ばうむくーへん

2010年05月10日 | 好きなもの
小学校の卒業式の日だったと思う。
卒業証書と一緒に、赤いリボンのかかった箱に入ったバウムクーヘンをもらった。

家に帰って母に『なんでバウムクーヘン?』とたずねたら、「年輪だからよ」と説明され、妙に納得したのを覚えている。

そして、学校配給のバウムクーヘンは、予想以上に美味かった。
そのバウムクーヘンの周りはちょっと苦味のあるチョコレートでコーティングされていた。

それ以来、ワタシ的には、白い砂糖がけのバウムクーヘンは邪道だと思っている。


さて、全国的に有名だという評判のバウムクーヘンを売る店の近くをたまたま通りがかったので、寄ってみた。
町の小さな洋菓子店。

実はネットでリサーチずみ。
「飲み物なしでも胸につかえないくらいのしっとり感」というのが売り文句らしい。

バウムクーヘンって胸につかえるんだっけ?
焼き芋はたしかに胸につかえやすいね。

食道由来の胸の痛みを学生に説明するときは、「焼き芋が胸につかえたときの胸苦しさ」と言うことにしているが、かなりイイたとえ方だと思っている。


さて、かのバウムクーヘンのお値段は、6分の1の小分けサイズで420円とかなりお高め。
プレーン、メイプル、抹茶の3種類がある。

評判通り「驚くほどの」美味しさだったら、地元の手みやげリストにアップしようと思い、その三種類を買ってみた。

家に帰り着く前に、運転しながら食べてみたい衝動に駆られつつも、どうにかガマンして帰宅。
一応お茶をわかしてからじっくりと食したわけだけれど…。

『なんだ、フツーじゃん』というのが感想。


まあ、あの卒業式の配給品以上に美味いバウムクーヘンには、もう二度と出会えないということは、薄々感じてはいるのだ。
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