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かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

消息

2012年09月08日 | 気になる人々
とうとう、お片付けは「てがみ類」「写真類」の領域に。

手紙は一部を除いて、すべて処分。

凡人のアタシが死んだあと、書簡集が発刊されるわけないし、ラブレターなんて今後読み返すこともないし、もちろん人に見られたくないし。


2年ほど前から自分からはまったく年賀状を出さなくなった。
叔父が亡くなって、喪中ハガキを出すことはしなかったけれど、気持ちは喪中だったので、なんとなく出しそびれ、次の年も面倒になったからというのが言い訳。

そうすると、いただく年賀状も減るわけで。
悲しいかな、「もらったら出そう」的にいただいていた年賀状が多かったということだ。


会うこともなく、メールのやりとりもしたことがない人とは、これで消息を絶つことになるかもしれない。

津波にのまれた町に住んでいたNさんからの年賀状は保管しておく。
震災のあと、年賀状に書いてあった自宅の電話番号にかけたけれど不通で、行方不明者名簿もしばらく見てみたけれど、名前は見つからなかった。

彼女の消息は知りたい。


写真はとりあえず、ひとつの箱に投げ込んでおく。
カメラがデジタル化されて、最近のプリント写真は ほとんどない。

自分自身の写真を撮ることも、めっきり減った。

体重計にのりたくないっていうのと同じ心理かな…

こうして、有形の思い出は、どんどんどんどん減っていく。


自分が生きた証、果たしてこれからの人生でのこすことができるだろうか?
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