最近,石丸電気でウクレレによる無伴奏チェロ組曲を発見。我が目を疑ったが,まさしくバッハと書いてあるし,BWV番号も正しく書いてある。よく見ると「無伴奏ウクレレのための」と書いてあるのはなお正しい。しかし,背景がアロハ調。写真は日系のようなウクレレ奏者。BACHの文字が浮きまくっている。
ウクレレと聞いてすぐ思い浮かぶのは牧伸二のウクレレ漫談である。漫談調バッハ。それはないにしても,無伴奏ハワイアン版なら面白そうだ。これからの季節にいいだろうと思って購入した(笑)。
だが,聴いてみて直ぐ分かったのは,これが真面目な演奏であることだ。ずっとコードで弾きまくるのかと思ったら,原曲そのままにウクレレに移して淡々と弾いている(編曲は演奏者のジョン・キング氏)。むしろ真摯な演奏なのである。ウクレレの性能ゆえ,移調や旋律の上下置き換えなどの変更があるのはやむを得ないが,概して忠実に弾いている。カンパネラ・スタイルという特殊な弾き方をしているため(難しいらしい)音がよく響く。これは一般にウクレレの音として知っている音とは違う。まるでハープのようだ。天国的と言っては大袈裟だが,紛う事なきバッハの旋律がピュアなサウンドとなって流れていく。涼しげで透明な余韻が耳に心地よい。
ウクレレという楽器をよく知らないので難易度的にはどうなのか分からないが,易しくはないだろう。さらにバッハ的な世界も感じさせるのはあっぱれな演奏者の技量によるものであろう。
リコーダーといい,ギターといい,チェロにとってライバルは少なくない。しっかり練習しなければ(笑)。
(無伴奏チェロ組曲からは,第1番のプレリュード(ちなみに2分18秒),サラバンド,ジーグ,4番のブーレ,5番,6番のガヴォットが演奏される)
J. S. Bach: Partita no.3, BWV1006 for unaccompanied ukulee...by John King. (Nalu music and compact discs) recorded in 1996-8
ウクレレと聞いてすぐ思い浮かぶのは牧伸二のウクレレ漫談である。漫談調バッハ。それはないにしても,無伴奏ハワイアン版なら面白そうだ。これからの季節にいいだろうと思って購入した(笑)。
だが,聴いてみて直ぐ分かったのは,これが真面目な演奏であることだ。ずっとコードで弾きまくるのかと思ったら,原曲そのままにウクレレに移して淡々と弾いている(編曲は演奏者のジョン・キング氏)。むしろ真摯な演奏なのである。ウクレレの性能ゆえ,移調や旋律の上下置き換えなどの変更があるのはやむを得ないが,概して忠実に弾いている。カンパネラ・スタイルという特殊な弾き方をしているため(難しいらしい)音がよく響く。これは一般にウクレレの音として知っている音とは違う。まるでハープのようだ。天国的と言っては大袈裟だが,紛う事なきバッハの旋律がピュアなサウンドとなって流れていく。涼しげで透明な余韻が耳に心地よい。
ウクレレという楽器をよく知らないので難易度的にはどうなのか分からないが,易しくはないだろう。さらにバッハ的な世界も感じさせるのはあっぱれな演奏者の技量によるものであろう。
リコーダーといい,ギターといい,チェロにとってライバルは少なくない。しっかり練習しなければ(笑)。
(無伴奏チェロ組曲からは,第1番のプレリュード(ちなみに2分18秒),サラバンド,ジーグ,4番のブーレ,5番,6番のガヴォットが演奏される)
J. S. Bach: Partita no.3, BWV1006 for unaccompanied ukulee...by John King. (Nalu music and compact discs) recorded in 1996-8
やっと仕事から解放されたご様子で、なによりです。
健康、そして、Cello Lifeが我々の生きる糧なのですから、暫く、元気がないご様子なので、心配していました。(実は、暇だったので、長谷川陽子のサイトで陽子ちゃんとblogを楽しんだり、新しいCelloに附ける自作のPeg(PearlEye付き)やエンドピン、Tailpieceなどを研究しておりました。自作は、やはり、楽しいです。少し前にHome Depotで購入した小型drill兼円形研磨、鋸CUT機能もありで、$40.と安価です。メーカー名は、DREMELといいます。Model#3961-02これが、小さいのに何でもできちゃう。優れものです。是非、お勧めします。
ウクレレで、Bach無伴奏ですか、すごいチャレンジですね。ギター,viola, double bassでは、聞いたことがありましたが。ちなみに先日購入された、BACH-Goldburg variations-Misha Maiskyの講評も楽しみに
しています。
大石
バッハをウクレレで!おもしろい(=変わった)CDを紹介してくださってありがとうございます。夫もバッハ大好きなのでこのCDのこと教えようと思います。
ところで、ウクレレといえばhttp://youtube.com/watch?v=puSkP3uym5k
こんなのもあります。初めてYouTubeで見たときはぶっ飛びました。改めて調べてみると、この人はプロで、日本でもライブやったことがあるようなのでもしかしたらご存知かもしれませんが…。
ドレメルですね。名前だけは聞いたことがあります。木工も最近は面白そうだなと思ってはいますが,なかなか手が出ないし,時間もない(笑)。時間とヤードがあれば自分でデザインした椅子を作ったりするのもいいなあ,と思ったり,楽器,例えば,チェンバロを作るのもいいなあ,と思ったりします。まあ,想像だけなら金も空間も要らないし(笑)。。。まずはチェロの練習ですね。レッスン復活も計画にのせないと。。。
長谷川さんのブログですか。しばらく読んでないなあ。
You Tubeの映像は初めてです。ご紹介ありがとうございます。昨今,ウクレレの能力開発が行われているのでしょうか。ウクレレ漫談の世界は遠くなりにけり,なのですね。ウクレレの深い世界を見せてもらいました。背景が岩場というのも音響上よいのかもしれませんね。こんなに繊細な表現が可能なのかと驚きました。こちらがウクレレの本道かも知れませんね。