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ようこそ、チェロローグ + へ!
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音楽や身の回りを気ままに綴っています

バッハへの長い道

2007年09月03日 | レッスン
今日はほぼ一か月ぶりのレッスン。今回も密かに満を持している。セブシック,バッハともに眠りながらでも弾く自信があるのだ。夕食を食べてからチェロケースを車の後席に押し込んで,いざ出発。今夜は食後のコーヒーを飲んでいたら時間が無くなり,飛ばす。

セブシック
152番。音を切り気味に弾いたので停止命令。セミスタッカートなので柔らかくということでやり直し。以下同様に154,157番を終了。
次の課題はだいぶ飛ばして191と192番の2曲。両方とも運弓がややこしいのでダウン,アップを鉛筆で記入しておく。これはコツを掴むまでに運動神経と時間が必要のようだ。でも,課題が少なくて助かった(笑)。

バッハのアルマンド
満を持していた割にはガタガタになる。というよりも,回を追うごとに要求レベルが高くなるようだ。今回はリズム。
16分音符ひとつと32分音符ふたつの組み合わせ(タータタ~。1小節目から頻出)の32分音符の方が短い傾向なので修正される。また,焦るためか早くなるフレーズ(16分音符)があると指摘される。例の重音フレーズは何度もやり直し。そしてその度に音程が悪くなっていく(笑)。
前回指摘の7,8小節目の3度-2度~で上行する音階は見事に失敗。後半に辿り着かずに挫折。速度を落とし,リズムを正確に取りながらゆっくり練習することを課された。

続いてクーラントに入ったが,こちらもゆっくり(アルマンドよりは早めで可)弾いてリズムと音程を正確にとる練習を課される。
共通して言えることは,左手は強く押さえて音程をクリアに出すこと(特にアルマンドの上行音階)。これは重要。スラーがあるからといってもひとつひとつの音がぐらついていては音楽にならない。クーラント,31小節目B(1指)の音は4指につられて上がらないこと。Fisは上げ気味に。と,今夜も貴重なアドバイスが。

今まで,早く仕上げたいと焦る気持ちが速めに,そしていびつな?リズムで弾いてしまっていた。これでは何も得ることがなかったのだ。ゆっくりきちんと弾けなくては速くも弾けない。例え速く弾けたとしても随所に破綻が生じて聞けたものではない。つまり音楽にならない。単純に聞こえる曲ほど奥が深い。これが今夜の教訓。バッハへの道はとても長いということを改めて悟った夜であった。

(写真はチェロケースを後席の床に押し込み出発しようとするところ)


3 コメント

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道・・・・・・・ (ひなげし)
2007-09-04 07:01:05
「ゆっくりきちんと弾けなくては速くも弾けない」
うう。その通りでございます。
今週から第4ポジションのある曲に入ったのですが、シフトするとテンポがガタガタ。w
心して練習します。
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長すぎる道 (isis)
2007-09-04 23:32:17
ひなげしさん,

急がば回れ,そのものです。一歩一歩踏みしめて登り詰めるチェロの道(笑)。でも,社会人はそんな悠長なことはやってられない,と言いたいのですが,こればかりは受け入れる他に道はないようです。スロー・スターターのスロー・エクササイズ(笑)。スローだけれど,間違ってやり直すよりははるかによい。

以前,テレビでチェンバロのトン・コープマンが「バッハに誉められたい故に音楽をしている」旨の発言をしていたのを覚えています。私も誉められはしないだろうけれど,お言葉を頂戴したいな。行列が出来ているだろうけれど。ドイツ語,勉強しておかないとなあ...
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バッハ様 (ひなげし)
2007-09-05 00:23:11
先日「超人バッハ」という本を買いました。
まだ読んでませんが・・・・・(^^;
楽譜に秘められた暗号とか、ルターとの関係とかについての本らしいです。
バッハはルター派らしいのですが、この本はなぜかカトリックの出版社から出ています。
読んだら感想をご報告します。

スズキも3巻になると突然難しくなりますね。
今の課題は1番子守唄とと2・3を飛ばして4番のスケルツォ。
CDを聞いてこんな早く弾けるかよ、とこぼしつつゆっくり弾き始めています。
違う曲に聞こえます。(笑)
例の遠慮深い先生が「2.5巻があればいいのにね」と、のたもーてました。
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