ノシメトンボというトンボがいる。トンボというとシオカラトンボや赤とんぼ,オニヤンマなどの名前が浮かんでくるが,この名前は知らなかった。調べてみるとノシメトンボはポピュラーなトンボらしく全国的に見られるようだ。特徴は羽根の先端の黒い斑。
私はこのトンボを知らず,昨夜,たまたませろふえさんのブログで照会されていたのでその存在を知った次第(笑)。もちろん,実物は見たことがない。ところが,たまたま,今日,我が家のプリウスのアンテナにトンボが一匹(上の写真。オリンパスE-420,ズーム80㎜相当。トリミング)。よく見ると羽根の端が黒い。ノシメトンボではないか。自分の地域にもいるのかとうれしくなった。
ところが,そのノシメトンボを夕方のモモの散歩途中で2匹見つけた。こんどは用意したマクロレンズで撮影(写真下。自転車のカゴに止まっていた)。被写界深度が浅かったのが玉に瑕だがまずまずの成果。やはり,このトンボはポピュラーな種らしい。多分,私もいつか,どこかで見たことはあるのだろう。しかし,関心がないから定着しなかったのだ。私の不勉強を叱るためにトンボご本人が念を押すように飛んできてくれたのかも知れない(笑)。
というわけで,本当に偶然というか,ネットで気付いた身近な自然でした(笑)。
困ったことには,図鑑やウェッブの写真を見ていて,トンボの美しさ,無駄のないデザインが気に入ってしまったこと。魚類もそうだが,泳いだり飛んだりする生物の自然な美しさに私は惹かれる。はまりそうだ(笑)。取りあえず,昆虫図鑑を買おうかな。
(参考)とんぼ観察図鑑 左フレームのインデックス中の「トンボ科」→「■ノシメトンボ」でご覧になれます。写真が鮮明で説明も当を得ていると思います。
<補遺>
今朝(16日)もモモといっしょにノシメトンボを目撃。今回も準備よく70㎜マクロレンズを装備(笑),今度は限界まで寄って撮影成功。但し,またもやF値が浅かったため尾にかけてピンボケになりました(下の写真)。※ちなみに,最初の写真は約50%,中が20%,下が0%のトリミングです。
しかし,数日でこれだけのノシメトンボの個体を目撃できたのに比べシオカラトンボは1例だけ。以前はもっとよく見かけたはずなのですが。時期のせいか,地域性なのか。。。
マクロで取れるなんて、すごいですね。よく逃げられなかったですねえ。被写界深度が浅いと、やはり対象だけピントが合って、クローズアップされますね。美しいと思います。
まさに奇遇ですね。お尋ねに答えた翌日に本物が登場とは。。。
もしかしたら,ノシメトンボもそう言っているかも知れません(笑)。「子供の頃,お会いしていたではありませんか。その頃は名前も調べてはくれませんでしたねえ」なんて(笑)。
私の答え「いや,その頃はシオカラトンボ君ばかりで君はいなかったよ!」
閑話休題。
ノシメトンボは羽根を休めている状態ではほとんど警戒心が無く,そっと近づけば大丈夫です。しかし,シオカラトンボはそうでない予感がします。
と言うことで,本日の発見など,記事に補遺として追加しておきました。