【今週末はどこに行こう?】今週末行きたい 展覧会・イベント

今週末行ける、オススメの展覧会やアートイベントをご紹介しています。
(関東地方・現代アート中心です。)

野村萬斎×真鍋大度 三番叟 FORM II @東京国際フォーラム

2018年01月06日 | アート・写真レポート
 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 
 さて、今年もお正月にはこちらを見に行ってきました。
 
 
 
 野村萬斎さんが”ライフワーク”ともお話しされる「三番叟」を観るのは、一昨年の「野村萬斎×杉本博司 “ディヴァイン・ダンス 三番叟 ~神秘域(かみひそみいき)~」、昨年の「野村萬斎×真鍋大度 三番叟  FORM」に続いて3回目。
 
 
 昨年の「Form」は、野村萬斎さんの動きを事前にモーションキャプチャーし、それに合わせた映像をつくり、背面に投影することで萬斎さんの舞がよりダイナミックに見えるような演出でした。
 
 一方、今年の「Form Ⅱ」は、リアルタイムで萬斎さんの動きや音を捉えて、そこから映像・照明を作り出していたのだそうです。
 だから、萬斎さんが動かなければ一切映像が出てこないような場面もあったとのこと。動きと音に合わせて映像作品がリアルタイムに出来上がっていくというのは、もうひとつのパフォーマンスのようで面白いです。確かに、昨年は映像と動きがぴったりと合っていたのが、今年は映像や照明が音からほんの少しだけ遅れるような感じもありました。
 
 DNAや脳などの生命的なモチーフを、ミクロ的な視点とマクロ的な視点でを行ったり来たりするような映像でした。ちなみに、センサーは舞台の隅と萬斎さんの帽子に仕込まれていたそうです。
 
 
 なお今年は、舞台の前に「三番叟とは?」といった簡単な映像解説があったり、舞台の後に萬斎さん・真鍋さんによるトークイベントも開催されたのが良かったです。
 
 萬斎さんが三番叟の最後の盛り上がりを「花開くとき=絶頂、エクスタシー」といった表現をされていて、そこにたどりつくまで、真鍋さんも映像も盛り上げ過ぎないようにしている、ぎりぎりまで抑える、といった話が興味深かったです。
 
 
 …まぁ、実を言うと、今年は萬斎さんの舞はほとんど見えない席だったので、背景の映像を見ながら萬斎さんの動きを想像するような状態だったんですけどね^_^; (というわけで、実際のパフォーマンスに関する感想がほぼないのです…)
 昨年の「Form」はNHKで特番が組まれ、ステージの大部分も放映されていたので、今年も放映があることを期待します。
 
 
 
******************
 
 
2018年1月2日[火]・3日[水] 13:40 - 14:40(開場13:00)
 
東京国際フォーラム ホール B7
 
料金:全席指定 5,000円(税込) ※未就学児入場不可 

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