グリン先生の鍼灸ワールド

広島の鍼灸院
『グリンSHIATSUマッサージ』の院長ブログ。

黄帝内経運気5

2012-01-11 | 東洋医学
ながらくご無沙汰をしておりました。

さて、年が改まりましたので、今年1年を占う(本当は占いではありませんが)
意味で、今年、壬辰の年の黄帝内経の内容を紹介しましょう。

「木運が太過である発生の年はまた、[啓陳]ともいいます。
これは古い物を排除して新しい物を打ち出すという意味でございます。土気が順調に行き渡り、草木が盛んに茂り、陽気は温和で四方に達します。陰気は陽気に従って動き、発生の気は豊かになり、万物は生き生きとして繁栄に向かいます。

[啓陳]の作用は発生で、その表現は麗しさ、その政策は散布、その法令は伸びやかに行き渡ります。その人体における変動はめまいと頭頂部の病気です。<中略>

その変化は荒れ狂う強風で、樹木を吹き倒します。穀類では麻と稲、家畜では鶏と犬、果物では李と桃に現れます。
また、色では青、黄色、白に、味では酸味、甘味、辛味に現れます。

その徴象は春で、人の経脈では、けつ陰と足の少陽、内臓では肝と脾です。<中略>

その発病は*憤怒として現れます。」

*憤怒は肝の作用でしょう。

今年になってから、当治療院にはすでに3人の方がめまいを訴えて来られています。

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本当は陰暦の新年は1月23日ですが、徐々に動いているんでしょうね。