ピンポンパールの飼育（序）

　私は今まで金魚を飼った事がありませんでした。
「金魚を飼ってみたい。」そう思わせたのは、ショップの水槽で泳いでいた、丸くて可愛いピンポンパールでした。

　２００９年冬。私はピンポンパールについて何も知らない状態だったので、金魚飼育、水槽飼育全般について調べることにしました。インターネットにある情報（飼育日記、繁殖している人のホームページ、Q＆A等）を見たり専門書を読んだり、金魚専門のお店の人に聞いたりしました。

　それらの情報から分かったのは、

「どうも、ピンポンパールは失敗する（死なせてしまう）事が多いらしい。」
ということです。

　理由はいろいろあるようです。飼う側、売る側、ピンポンパール自体の特性。

　わたしはこういう飼育がいいという絶対的な方法は分かりません。一生懸命勉強して、世話をしても元気に天寿を全うしてくれるかも分かりません。
　でも自分に飼われた金魚は、私がどうにかして生かしてあげるしかありません。

　お店で見かけて欲しくなったのが２００９年１月でしたが、その後ある程度勉強して飼い出したのがその年の４月です。ピンポンパールは２匹買いました。そして１年半が経ちました。

　幸い、２匹とも元気で、その愛らしさで人間たちを和ませてくれます。でも、明日には具合が悪くなるかもしれません。自分は試行錯誤のまっただ中です。ピンポンパールを飼うコツというものは、自分にはまだ分からないけれど、飼いたい！と思った日から、飼って１年半経った今現在まで自分が心がけてきた事をちょっとまとめようと思います。